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拾い上げた空蝉を掌に載せながら

空蝉

空蝉(うつせみ)には日本的な心象、すなわち「もののあはれ」を受け取る。考えてみると生き続けることの奇跡、命の煌めきが渋く伝わって来るところが風流なんだ。

土の中で長く暮らしていた蝉の漸く陽の目を見た待望の瞬間を形に残している。人生に準えれば努力が報われた感じがするし、素晴らしい茶色だろうけど、過ぎ去って行く喜びという思い出の儚さに通じるわけで、本当に良い。

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