画像データのjpegとpngの画質の違いとファイルの使い分けについて 結城永人 - 2016年3月12日 (土) ホームページやブログに画像をアップロードして載せる際に小さくリサイズすると画質が落ちてしまうので、なるべく避けようとするとファイル形式のjpeg(jpg)とpngの使い分けが重要だと考える。 概して写真はjpegファイル、イラストやスクリーンショットはpngファイルを使われることが多い 調べてみるとどちらも画質は同じくらいで、特徴としては前者は色の微妙の変化を出し易くて写真に向いていて後者は色の明確な変化を出し易くてイラストやスクリーンショットに向いているといわれる。 画質が同じくらいならば面倒臭いから全てpngで良いはずだけど、ところがjpegよりも圧縮率が低くて写真なんかだと容量に可成の差が付く。pngだとファイルサイズが嵩んでしまってデバイスのストレージを圧迫したり、サイトによってはアップロードできなかったりするから不便なんだ。写真については高画質ならば容量は総じて大きめなので、データの圧縮率が高いjpegがpngよりもやはり適している。 画像を編集するのにも注意を要する。jpegファイルは不可逆圧縮方式で、加工して保存する度に画質が低下する。だから僕は加工した画像をさらに加工せずに一回で終わらせるようにしている。駄目だったら手間でもオリジナルを使って最初からやり直す。pngファイルは可逆圧縮方式で、加工して保存した画像をさらに加工して保存しても画質は低下しないので、有益だと感じる、編集において。 jpegファイルとpngファイルはオリジナルのデータが残っている/可逆されるかどうかに違いがある 機能ではjpegでは背景の透過ができなくてpngはできる。半透明も表せる。他のファイル形式ではgifでも背景の透過はできるものの半透明は表せないので、サイトに載せて背景色を薄めて透過するような画像としてはpngが有効だろう。gifは色数が256色とjpegやpngの約1678万色と比べても甚だ少ない。画質は下がってしまうけれどもアニメが作れるのがgifの最大の特徴なんだ。サイトへ画像をアップロードする際にはjpegとpngとgifが多いので、画像の種類によって効果的に表現しようとすると三つのファイル形式の特徴を掴んでおくことは大事だと思う。 サンプルはjpegとpngのどちらも640×360で保存してブログにアップロードした。小さめにリサイズされるとノイズはどのくらいかということで、どちらも見た目の画質に大きな違いはなさそうだ。 ただし文字の部分を幾らか拡大して確かめてみるとjpegがpngよりももやもやしていて背景の下に横線も薄く入っているのが分かる。画像のサイズが小さいとjpegファイルの画像にはブロックノイズ(図の乱れ)やモスキートノイズ(線の乱れ)が起こり易いといわれる。pngファイルの画像にはノイズは全くない。花の部分も分かり難いけれどもノイズによって細部には同じような差が付いていて花の右端の周りが、結構、荒れている。 jpegファイルは画像のサイズが小さいほどにノイズが増えてしまうんだ。するとデータは比較的に嵩まないからノイズを避けるために写真でもイラストやスクリーンショットと同じようにpngファイルを使いたくなる。 参考サイトWEB画像について-GIF・JPEG・PNGの特徴画像形式の違い[JPEG/GIF/PNG] コメント 新しい投稿 前の投稿
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