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心理的なストレスは癒し切るしかないんだ

ある頃から急に太り出した人がいて、元々、太めだったけれども倍くらいに膨らんで完全に太り過ぎの体型に及んでしまったので、非常に不可解だった。


職場で休みがちになったまま、太ったので、病気と関係しているのかという気はしていた。ただし周りの人たちは誰も休みがちな理由を知らなくて僕も何だろうとしか感じようがなかった。


先日、精神科の治療について調べていたら心理疾患の薬には血糖値が上がって太るという副作用を持つものが多いと分かってこれが原因ではないかと太り過ぎた人への疑念が解け始めたんだ。


僕にとっての理解者で、同年代に近いようなちょっと年下の女性だったけど、自作詩集の夕凪へは彼女との出会いがとても重要だったし、人生で本当に大きな存在の一人だったんだ。


元から精神を病んでそうな雰囲気があった。綺麗なお姉さんもそばにいて尊敬しているような感じに見えていたし、僕も密かに彼女を見習えば貴方は人間的に遥かに成長できるといつも期待していた。とはいえ、生きていて思い通りにならないことが物凄く多くて内面的に打ちのめされているという雰囲気が漂っていた。他の人たちからするとそれが嫌みに受け取られることもあるようで、実際に彼女を避けたいという気持ちをひそひそ聞かされたりも僕はしていた。


振り返ると彼女についても僕と綺麗なお姉さんとの共通点に数えられるだろう。こんな素敵な人が世の中にいたんだと出会えただけで幸せに感じるくらいだったのに他の人たちにとっては気持ちは必ずしも当て嵌まらなかったわけだ。


彼女は僕の良さを物凄く良く分かってくれた。もしも内面的に打ちのめされているならば人との出会いにも殆ど期待できないわけだから僕が初めて目の前に現れた衝撃は凄まじかったかも知れないし、詩人として彼女を愛して行けば皆に直ぐに知られるような素敵さを身に付けられて生活がさらに上向きになると考えていたんだ。


何年も元気だったけれども休みがちな日が増えて来てどんどん太るし、制服のサイズも大きくなっては別人のように変わった。精彩を欠いていると本当に文字通りのルックスで、以前の溌剌とした輝きが潰えて素敵な人とも全く感じられなくなったんだ。


僕には心理疾患という可能性が高く思われてはいた。ただし気は回らなかった。誰も休みの理由を知らないし、噂でも疑問ばかりだった。乙女的な人が良く知りたがっていて僕は口には出さないけれども気持ちは同じだと思った瞬間だった、因みに。彼女の素敵さを分かっていたようで、本当にとても嬉しかった。


職場は僕は辞めて皆とはもう会わないけど、しかし心理疾患の薬で太るとすると思い当たることが一つだけある。


当時、遊び人みたいな若い男性がいて僕のことを好きだといってくれたり、心の爽やかな彼だったけど、彼女のことは余り良く思ってなかったらしい。職場の廊下を歩いたら彼が友達と彼女のことを部長に「帰れ」と怒鳴られたと口にしながら喜んでいた。彼の本音にも驚いたけど、どこが爽やかなのかと心が無邪気さに匿われた、さらに彼女が可哀想に感じざるを得なかった。


この状態が心理的なストレスを与えたかも知れない。休みがちになった後だから部長ならば流石に理由を知っているはずだし、無神経な人には完全には見えなかったので、違う気が僕は咄嗟にはしたけど、かりに大丈夫だと思って怒鳴った部長だとすれば彼女は会社以外でも心理的なストレスがあったのかも知れない。


真相は、中々、見えて来なくて精彩を欠くまで太り過ぎていたという事実から心理疾患の可能性を推定するしかなくなる。


総じて神経過敏な様子だったし、手首に切り傷のような痕も一つだけ目にした。多いと人格障害を起こしているはずだけど、一つだけだから男女関係の縺れから刃物で自傷したのではないかと思い付かれた。偶々、手首に切り傷のような痕が残るという生活は他にはさほどなさそうだった。


以前、ゲームセンターの同僚で若い男性が結婚したんだけれどもセクシーな人がいうには相手の女性が結婚しないと死ぬと迫ったらしかった。そんなふうに結婚するのは私は好きではないとセクシーな人が不愉快な表情を浮かべていたのが胸に非常に強く刻まれた感じがした。見過ごせないかぎりの只ならない気配に包まれていたんだ。


セクシーな人は男性に弄ばれた経験も多かったみたいで、パチンコ屋で働いていたら客に尻をペローンと触られたとかは冗談めかして話していたけど、最も気がかりだったのは大失恋もしていて好きな人に捨てられるような別れを生き抜いていた。なので眼力が鋭くて男性には決して騙されないという意気込みが全身に漲っていたし、自分を大事にせずに死ぬと相手の男性に結婚するように迫ることは女性ならば頂けないと拒むのも当然ではないかと僕には頷かれた。


因みにセクシーな人は《女として生きる》という考え方に凄い拘泥りを持っていて年を取るほどに保ち難い美貌の苦しみも良く聞かされていたけど、だからこそセクシーな人と呼びたくならせるんだ。


ゲームセンターの若者の二人は結婚して直ぐに子供ができたり、または休みの日に子供を連れてゲームセンターに遊びに来るのを目にしたりもすれば本当に仲良しカップルそのものでしかなかった。


理解者の彼女はたぶん反対側の境地を味わわされていたのかも知れない。


恋人と結婚するかどうかよりもずっと前の時点で致命的な気分に駆られて自傷してしまうと手首の切り傷のような痕からは読み取られる。


彼女は僕のことを癒し系男子と考えてくれた人だったし、口に出したのは別の人だけど、ひょっとすると彼女が誰よりも先に気付いたとも過言ではない。口に出した人も彼女とは仲良しだったし、僕の知らないところで話題に上った可能性がある、考えるほどに癒し系男子が必要だったのは他の誰でもないという印象を持たされる。


ただし悲しい、詩人として不十分だったとすれば。皆の心の深い深い奥底まで掴んで優しさでも温かみでも振り撒いて行かないと駄目だったとも認める。


思い遣りが永遠でなくてはならない。永遠の思い遣りから人々と接せられるかどうかで愛されるにしても強さが変わって来るに違いない。


僕にはできるというか、否、むしろ人々に強く愛されるためにこそ詩人になりたかったと、思い遣りを永遠に身に付けるほどに自分も生き易くなるわけだから味方を増やせるような触れ合いが欠かせなかったと知っておくべきだ。

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