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治療抵抗性統合失調症でクロザピンの使用に同意した理由

姪が死ぬかも知れない。精神科に一年ちょっと入院していて治療抵抗性統合失調症としてクロザピンの使用を求める同意書が家に送られて来たんだ。重篤な副作用があるから万一を踏まえれば避けるには越さない薬ではないかと思う。


先ずは断った。しかし医師の説明を聞いて仕様がないと受け入れざるを得なかった。


統合失調症は長引かせると脳に損傷が広がる可能性がある。幻聴が出ているらしいので、もう危ないかも知れなかった。精神の変調だけならばともかく、感覚の異常は脳から来ていると考えられそうだ、個人的な見解だけど。


元々、姪は軽度の知的障害と診断されて保護施設に入っていた。何年か、暮らしていたもののそこからグループホームに移り住むことができなくて精神科に入ることになってしまったんだ。


統合失調症が影響していてグループホームに馴染めなかったとすると、可成、姪の病歴も長引かされたわけだ。


調べていて軽度の知的障害と統合失調症が重なると精神科で誤診が増えるという情報があるので、どんな対応なのかは注意しなくてはならないけれども医師の説明からは一定の見極めは付いているような、必ずしも誤診とはかぎらないという印象を抱いた。


僕のそばにいれば大丈夫だったと思うし、さっさと引き取りたかったのに一人では貧乏でどうしようもなかった。作家活動を止めるというか、中断しなくても知的障害の保護施設からグループホームに入って丸く収まるとも感じてしまった。


精神科に姪が入ることにも反対した。僕のそばにいれば大丈夫だったはずなので、やはり一人では貧乏でどうしようもなかったし、直ぐに回復してグループホームに入れれば有り難いと望んでしまった。


昔からちょっとしたことで怒ってばかりいる姪だった。僕は作家活動が忙しくて遊ばなければ同じだったけれども普通に接しているかぎりは何一つ支障はなかった。振り返るとちょっとしたことで怒ってばかりいるのは統合失調症の兆候だったのかも知れない。本当に《針の穴の矛盾》に苛立っているから見ていて将来は容易く生きて行けないのではないかと怪しんでいた。


僕としては永遠の楽しさを教えてどんな悲しみも乗り越えられるように接しながら成人すれば人格が整えられて大丈夫ではないかとも感じていたはずが軽度の知的障害があって姪の精神年齢が上がり難かったのでは却って厳しかったと反省する他はない。


軽度の知的障害だと分かっていれば永遠の優しさこそ教えるべきだった。さもなければ僕がそばに付いてないと人間的な成長が加速的には進まなかったのではないか。


言動において《針の穴の矛盾》を避けながら誰かと接する人は世の中には非常に少ない。専ら避けるだけならば訓練された医療関係者にはできるかも知れないけど、さらに踏み込んで生きるための夢や希望を与えることは百万人に一人くらいしか見当たらなさそうだ。


僕がやらなくてはどうしようもない、実際。永遠の優しさを教えて《針の穴の矛盾》を許せるように導くという。毎度、怒らなくて済むはずだし、脳も傷付かないのではないか。だから軽度の知的障害を見抜けなかった僕には責任が重い。


小学校の低学年で勉強ができないと姪に聞かされていて不可解だった。僕と遊びながらテレビゲームでもパソコンでも何でも小気味良く扱っていた。なので小学校の低学年で授業に付いて行けないなんて頭脳的にあり得なかった。


むしろ人間関係で付いて行けなくて勉強ができなかったのではないか。知的障害が統合失調症の兆候を含めて間接的に影響していたと考えられる。気分が乗らなくて授業にちゃんと参加してなかったとすれば小学校の低学年でも勉強に覚え切れない悲しみは出て来ただろう。


姪の生い立ちへの責任を痛感するほどにクロザピンで重篤な副作用に死に倒れたり、後から他の病気にかからないともかぎらないわけだけど、そうした恐れは莫大にせよ、僕が健康重視で薬そのものを避けたがるよりも脳に損傷を広げないためには他に方法がないと決断した。


治療抵抗性統合失調症ではもはや僕がそばにいても回復させる見込みは薄い。医師も面会させてはくれないけど、とにかく脳の死滅した神経を取り戻すことはできない。さっさと引き取れば良かったと思う。ただし根本的には永遠の楽しさよりも永遠の優しさを教えておきたかった、姪には。


医師は姪が僕に「良いイメージを持っている」と聞かせてくれた。どんな悲しみも乗り越えて欲しかった永遠の楽しさが不本意ながら役立つかどうかが命懸けで試されてしまっている。


大丈夫だと感じたいというか、医療としては又別に悪くなるよりも効くかどうかこそ瞠目のクロザピンだけど、もしも無駄ならばどうなるだろう、治療抵抗性統合失調症から姪が運良く回復すれば本当に有り難い。


神に祈るしかない。十数年の作家活動と詩人としての気持ちの全てを掲げて助かるように望まれるばかりだ。


関連:軽度の知的障害での自立心と社会への適応 明るい笑い声もオドラデクを思わせるうちはまだ安定しない精神だ 愛を込めてあげるプレゼントに透き通った血の流れを感じ取るための鏡ならば知らないわけもなかった クロザピンで治療抵抗性統合失調症から回復した軽度の知的障害者

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