思想の意義としての心地良いばかりの世界 人間は世界とは何かの思想を持つと素晴らしい気持ちを味わう。しかし信念が胸に広がったせいだとすると本当に重要なのは自分自身の思想を生活に組み込めるかどうかにかかっていたらしい。 鳥が大空へ羽搏くためには翼が必要だけど、翼だけでは得てして無理なので、どう羽搏くかを知らないままの鳥...
人間の精神/心理のための感受性の理論 姪が 治療抵抗性統合失調症でのクロザピン の投与から少しずつ回復しているようだ。使用できるか、異変はないか、効果が挙げられるか、三つの懸念を幸いにも突破しているらしくて最終手段の医療が進展している。 しかし大事なのは日常生活にどこまで追い付けるかが本当に気がかりだし、どうにも...
平和の原理/抽象力を有する人間性/論法そのもの 思い付いただけで大革命が起きている。人間性の中心に火山が著しく噴火しているせいだ。しかし マグマ大使 の出番はなかった。驚きがキラウエア火山へ向けられていたためか、日本人には富士山よりも身近ではなかったし、または大革命が学校の授業ならば先生も話題を逸らしているに過ぎない。笑った生...
人々に大衆への理解は本当に可能か スピノザ は 神学・政治論 で大衆について次のように捉えていた。 大衆はものごとを賞賛したり批難したりするのに理性ではなく衝動によっておこなうものである。 スピノザの 神学・政治論 (畠中尚志訳) 正しいかどうかはちょっと怪しい。というのほ些細な日常でスピノザの 方法...
日本人の知性と思考の方法論的な哲学 お笑いの 有吉弘行 が哲学について本を出していると知った。 毒舌訳 哲学者の言葉 という題名で、数多の哲学者たちの言葉を題材にして自説を述べている。インターネットで偶々だったけれども紹介しているサイトを見かけたから気になって訪れてみたんだ。 哲学とは…変わり者の人が適当に...
ハーバード白熱教室に正解はなくて良い かつてテレビで観て衝撃を受けた ハーバード白熱教室 は本当に珍しかった。類例のないテレビ番組として記憶に著しく刻まれてしまったという他はない。振り返るとよもや日本で制作されてなかったのも辛いかぎりだろう。 Justice: What's The Right Thing...
スピノザの生活規則を良い知性から僅かでも理解するための思考 久し振りに 知性改善論 ( スピノザ )を読み返してみた。といっても時間がないし、速読もできないので、一時間で数十頁しか進まなかった。 しかし相変わらず、文章が手強くて通常よりも読解を迫られると驚かされる。作家の気質としては学者そのものだろう。細かいところまで日常生活に支障が...
カントの物自体が教える確実性 カント の物自体は認識論的に不可能な対象だから思考の内実は事象でしかない。 すなわち現象学における超越論的な主観性の効果として理論上で要請される直観の確実性と同一視される。 Immanuel Kant by Gottlieb Doebler [Public domain]...
読む気スラスラの君たちへ守るべき沈黙の作家には抜け出せない涙 もしかしたら僕だけど、君たちも読む気スラスラだから困る、昨日の午後から自作へ気が狂いそうで。 可笑しいし、本当に正気を失ってしまうならば素晴らしい思考が見付かった。経験そのものから精神とは何かを知るべき手がかりになる。というか、君たちへ送り届けるのが詩以外では非常に難しい言葉...
北川景子のInstagramが偽物で削除されて ブログを移転していて DAIGOと北川景子の結婚式の記事 を改めてチェックしたら異変に気付いた。写真が表示されなかったという。北川景子のInstagramから埋め込んでいたから咄嗟にリンク先を見に行ってみると削除されていた。調べるとアカウントが偽物だったらしい。 北川景子 はブロ...
教育論を本気で真剣に子供たちの未来のために打つにはどうすれば良いのだろう 二十世紀末、 浅田彰 は日本の教育について学生の学力崩壊を指摘していた。 振り返ってみると十数年後には職場で「ゆとり世代」が上手く働けないみたいな社会問題として文部科学省への教育批判が出てしまったから物凄く的を得ていたし、先んじて観察眼が鋭かったと感心する。 学校などとい...
少年の職場の悩みへの認識力の社会学 家の近くでスマホの音量を上げて喋る少年がいた。中学生だったけれども卒業したのか、去年の始めから日中にぷらぷらし出したようで、不可解に受け留めていた。聞こえて来た一本の通話からはっきり分かった。先方の友達も同じで、中学校を卒業したものの短時間のアルバイトをやっているみたいなんだ。だ...
書行による作家のための思考と存在証明 書くことがない。ということを書く。やはりない、書くことが。 終わったと書く。書いてみる。書くことが終わった。まだ終わらない気分の中で始まった始まりを終わらせるかどうかに悩みながら書いている。書けた。ということは書けるんだ。 嬉しい、書けると。辛かった、書けなくて。なぜなの...
エピクロスの余りにも清貧な思想/アタラクシアの感覚と原子論 古代ギリシャの哲学者で、紀元前四世紀頃のヘレニズム期の初めに生きていた エピクロス が日毎の質素倹約を絵に描いたような余りにも清貧な思想を持っていて驚きながら共感を覚えてしまった。 アタラクシア(平穏な心)という身近な幸せを大事にする気持ちから世界を捉えていた。 エピクロ...
ヨーグルトのナチュレ 恵 megumiに感じる整腸作用の望ましい効果 昨年から 雪印メグミルク の ナチュレ 恵 megumi を良く食べている。健康と長生きのために腸内環境がとても大事だと考えていたけど、さらに ビフィズス菌が自分とって有効ではないか と気付く切欠になった。 二日連続で食べると調子が上がった。小分けではなく、丸ごとで二つ分...
写真の被写体に合った構図による臨場感 クリオネの記事 を仕上げるのに写真を引用しようと Wikimedia Commons をチェックしていたら数も少ないし、気に入ったのがなかった。 あちこち探し回っていてOpenCage(閉鎖)というサイトが動物の写真を クリエイティブコモンズ の商用可で提供していてクリオネの...
自殺したいままに生きている状態 散々、幸せへ向けて考えて来てまだ逃れられないどころか、死こそ近付いてさえもいるのでは生活そのものがうんざりするばかりの気持ちだと嘆かざるを得ない。 何もかも裏目に出ているのか。どうして生活費が稼げないんだ、作家として。人気取りで金儲けを果たそうなんて世の中では一握りの好運でし...
Bloggerでサイドバーの動画のサムネイルがはみ出したから戻すしかなかった Bloggerのシンプルと動的ビューと画像ウィンドウとAwesome Inc.とウォーターマークとエスィリアルと旅行の旧テーマのウェブバージョンでサイドバーの記事のリンクのYouTubeのサムネイルがはみ出していると気付いた。 何もしてないはずなので、Bloggerでデザイン...
クリオネに見られる三つの特徴/本体だけの巻き貝と流氷の天使とバッカルコーン 水中をほよほよ泳いでいて小さくて可愛い クリオネ は見ているだけで心行くまで満足させられてしまっていていつも余り多くを知らなかったのではないか。 果たしてどんな生物かも分からないくらい風変わりな存在なので、もう少し細かく覚えておいて他の生物と同じように捉えられると良いと感じた...
リュシッポスのギリシャ神話のエロスの彫刻 古代ギリシャの彫刻家の一人で、古典主義の リュシッポス が紀元前四世紀に手がけたとされる 弓を持つエロス が素晴らしいと思った。 現存するオリジナルの作品は全くないといわれていて見られるのは一二世紀頃のローマ時代のレプリカだけなんだ。人々がギリシャ神話からローマ神話を作り上げ...
ハンマースホイに知られる心の襞を潜り抜けた静けさ どこか別世界にでも不意に迷い込んだかのような不思議な錯覚を与える絵を見たと思う。平凡な家屋の一室に誰かが僅かに息付きながら少しだけ目立って描かれている、または誰もいなくて室内そのものがひっそり寂しげに佇んでいる様子という絵が多いみたいだ。言葉にすれば音沙汰のない世界かも知れない。...
精神力を高めるために勉強するべきだ どうも午後九時に眠って午前五時に起きると最高の気分だった。僕だけかも知れないけど、午前六時前に一日の作家活動を開始できるととても嬉しい。世の中で人々は寝静まっていてもうそろそろ動き出して俄かに部屋の外も騒がしさを増して来る。何かが生まれるというイメージが創作に重なるせいか、気合い...
カリオペに祈りを捧げて作家としての幸せを願う ギリシャ神話の神々で、文芸の神、または詩神は ミューズ と呼ばれる。英語のミュージアム(美術館)やミュージック(音楽)の語源になっていたり、欧米では他の言語でも影響が大きいと思う。 しかし何人もいるらしくて ヘシオドス の 神統記 から九つに分けられたとされる。 全てのミ...
たいかすに父親の穏やかな記憶 かつて父親が食事に出しながらたいかすといって笑っていた。僕は知らなかったので、語感だけで鯛の滓ではないかとそれならば食えるはずもなさそうながら思い浮かべざるを得なかった。結構、良く目にしていたし、父親も好んで出しているようだったけど、味は決して悪くなかったので、たいかすが本当...
ティツィアーノの本当は禁じられた美しさ ティツィアーノ の フローラ は数多くの画家に模写されていて後世に絶大な影響を与えたと知って俄然と見てみたくなったし、なぜなのかが気になって仕様がない感じがしてしまった。 Flora by Titian [Public domain], via Wikimedia Commo...