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些細な日常

作家は一般人に分からない言葉へは文章をどれほど細かく追求しても良いはずだ

皆は意外と言葉が分かってない。だから文章を分かり易くするだけでは理解され難かったようだ。一般人と呼ぶしかない。作家にとって手強いのは人それぞれの言葉を生きている皆だったんだ。どれほど細かく追求した文章でも理解されるには不充分かも知れない。

言葉が分からなければ意味も価値も変わってしまうわけで、本当に厳しい自己表現を迫られてしまうんだ。個性を出せないのではないか、作品に。もはや一般人のために文章を徹底して細かく追求するかぎりだ。

作家は分からない言葉を減らしながら世界が理解される喜びこそ想定するしかない。他には個性もなくて良いと覚えよう。良いんだ、いっそ文章が分かるためならば完全に。皆が知っている言葉は決して誤りではなかった。手の届かない気持ちが作家にとって苦しくも免れたいだけだ。

一般人に必要なのは柔らかい言葉だ。言葉が柔らかいと一般人は直ぐに納得してしまう。

気持ちは文章なんてどうでも構わないくらい易しいし、世界をすんなり理解しながら言葉だけを跳び跳ねるように時間の許すかぎり、作家が長々と並べ立てた一万字でさえも速やかに受け取らないとは断定できないだろう。

言葉が分かり易いと良い。一般人の思いは辞書みたいだ。使え、使え。分からない人はいない言葉がある。本当かどうかは又別だし、分からない言葉が見付け出されても文章を遠ざけるならば皆へは示さずに済ませよう。

作家は辞書として一般人の思いを取り上げながら柔らかい言葉を増やさなければ作品から理解されない世界を一人寂しく抱いているほどの気持ちも当たり前ではないだろうか。

日常生活に置き換えれば文学だけれども余りに厳し過ぎるという爪弾きの全てが一般人にとって興味深いにせよ、言葉が固ければ文章は同じように分からないままだから読まれなくて書いてなかった作家の真実に等しい。

どうして人は固い言葉を求めてしまうのか。真実だし、個性だから自分一人でも生きなくてはならないためだろう、およそ。作家は辛い。孤独ならば一般人と気持ちは変わらないにせよ、特徴的なのは言葉を敢えて固くしながら本当に一人ぼっちでしかないと作品で確認しているんだ。または自己証明といっても良い。慣れるほどに固い言葉こそ愛するように誰も寄せ付けないくらい拘泥っていた。

気付くと不思議だけれども一般人もやはり同じなんだ。抱えた孤独から拘泥りの存在を得ている。部屋を花で飾ったり、風呂に入浴剤を入れたり、焼き魚を醤油味で食べたり、気儘に暮らしながらアピールしている。表現そのものは作家だった。違いならば言葉遣いに尽力しているかどうかでしかない。柔らかいのが一般人だから細かく追求して合わせるほどに世界は理解され易いに決まっているよ。

作家には良いはずだ、柔らかい言葉こそ。なぜなら人間だからだし、自分自身が一般人に他ならないにも拘わらず、世界へ言葉を固くするだけでは存在において真実も個性も丸ごととは掴み損なってしまわないか。いい換えるとアピールが大事なんだ。拘泥りの暮らし振りの言葉遣いでは逆に物凄く分かり難いはずだけれどもイメージは世界ではないゆえに思考も躊躇ってはならない。どんな言葉を知っているか、一般人に分かるという仕方で言葉を柔らかくすれば大丈夫だ。

どんなに文章を分かり易くしても言葉が分かり難いと世界は速やかに理解されなかった。

一般人として皆が知っている言葉の辞書を頼りに励むべきだ、作家活動へ。

世界が自分らしさに包まれる。重視するな、イメージを必要以上に。自分は作家として一般人ではないと一般人から見做されるように作品を背反的に作り上げても満足できないかぎり、翻って理解される言葉遣いは結局はイメージよりも世界でしかなかったわけだ。

一般人こそ作家の自分らしさに自分らしさから共感するという状態へ持って行くためならば柔らかい言葉が役立つ。固い言葉では文章がすいすい読み進められなくて書くなと途中で投げ捨てられ兼ねない。作家として大勢に辿り着くにも難しい作品だらけだ。人生は虚しいといわざるを得ない。柔らかい言葉だけしかもう少しでも生き延びる救いは手近にはなさそうだ。

日々、時間がないのは決して僕だけではなかったし、とてもではないくらい忙しいと貴方を受け入れよう。

皆が一般人の作家と出会う。作品を通じて良いのは共感だ。嘘偽りのない自分らしさを世界へ飛び立たせるかぎり、まさかアピールは素晴らしく成功した。申し分のない存在が言葉遣いから紛れもなく実現されたんだ。気持ちは満ち足りて文章を徹底して細かく追求した作家活動の喜びも一入と納得するならば又励むのにも新しく無理はない。

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