Googleは見出しを多用するサイトを好むからやはりSEO対策に取り入れるべきだ 結城永人 - 2018年2月11日 (日) 人気のキーワードで検索結果の上位に掲載されないとサイトのアクセスアップは時間がかかる。どうすれば良いのか。Google検索を研究するためのフィールドワーク(現地調査)として実際の検索結果を調べるのはとても大事な作業の一つなので、やってみると見出しを多用したサイトが好かれていて検索結果の上位を占めていると気付いたんだ。 人々の検索数が少ないキーワードだと本文ばかりのサイトでも有利だけど、ところが人気のキーワードで爆発的なアクセスを得ているサイトは見出しを多用している。 数え切れないほどの競合サイトが犇めき合った検索結果の激戦区を勝ち上がっているサイトは検索エンジンでのサイト評価が素晴らしく高いのは間違いない。 Googleでは高品質なコンテンツとページランク(外部サイトからのリンク)が二大要因だから何れも満たしているのは当たり前だし、サイトのSEO(検索エンジン最適化)対策はタイトルにキーワードと数千字の文字数で仕上げるサイト作成の基本も押さえた上で、さらに見出しを多用すると人気のキーワードでも有利なくらいアクセスアップに爆発的に繋がるのかも知れない。 僕がやって来て良い場合も悪い場合もあった A woman holding sparkler by Morgan Sessions / Unsplash 考えると総じて人気のキーワードでは駄目なんだ。ページランクが低くてどうしようもないとか開設して一年ちょっとだから信頼性が不足しているなんて弱点が大きく響いてないとはかぎらないので、他でサイト評価を落とさなければ見出しを多用するサイト作成がSEO効果を持つのは強ちではないと認める。 一般に、見出しタグはタグに囲まれているテキストをページ上の通常のテキストよりも大きく表示するため、ユーザーにとってはそのテキストが重要であるという視覚的な手がかりとなり、見出しのテキストの下に続くコンテンツの内容について理解しやすくなります。複数の見出しサイズを正しい順序で使用すると、コンテンツの階層構造が作成され、ユーザーがドキュメント内を移動しやすくなります。 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Search Console ヘルプ|Google Googleが助言しているから見出しを使うサイト作成がSEO対策に良いと検索エンジンに好かれるのは明らかだ。 興味深いのは多用すると人気のキーワードに強いところだ。ただし全文が見出しでは意味がないと思うし、たぶん見出しと本文の比率が計算されていてやり過ぎると検索エンジンへの不正行為(キーワードの詰め込み)か、または低品質なコンテンツ(サイト内容が薄い)と見做されて嫌われるはずだけど、場合によってはコンテンツの半分くらい見出しを使いながら爆発的なアクセスのサイトもあり得る。見出しをメインにサイト作成を行っていて本文はちょっとだけ長めに付け足しておくみたいな仕方なんだ。コンパクトに見出しと本文のセットを五十回くらい続けて載せていてデザインとしても凄く面白くて見付けるや否や非常に注目しながら記憶に残らずにいなかった。 どうして見出しのSEO効果が高いのか Googleの助言からすると利便性(ユーザビリティー)に優れるのが大きい。挙げると「視覚的な手がかり」と「コンテンツの階層構造」がサイト評価を上げると推測される。検索エンジンがサイト内容を掴み易くなるのではないか。だから見出しタグのデザインを本文よりも目立つようにしてマークアップで大きさの順番を守って使うとサイトでSEO効果を高く得られそうだ。 HTMLのマークアップの六種類の見出しタグ 大見出し:h1中見出し:h2小見出し①:h3小見出し②:h4小見出し③:h5小見出し④:h6 デフォルトのデザインは全て太字で見出しの大きさに比例して文字サイトが変わる。およそ小見出し②のh4が通常の文字サイズと同じになる。デザインを変えなければh3以上のSEO効果が高くてh5以下は低いのではないか。 見出しの「視覚的な手がかり」の利点について Googleはデザインをサイト評価に加味するので、たとえ大見出しを使っても小さく表示するとSEO効果は下がるし、反対に小見出し④を使っても大きく表示するとSEO対策は上がるかも知れない。利便性から捉えるとサイトの訪問者にとっては文字サイズで見出しの大きさ、またはコンテンツでの重要性は判断されるし、Googleは合わせているわけで、どのタグが使われているかではなくてどのくらい目立つかを考慮している。さもなければ「視覚的な手がかり」は嘘だろう。見出しを使う際には本文よりも先に目に入るように太字だったり、文字サイズが大きかったりするデザインが良いと思う。 見出しの「コンテンツの階層構造」の利点について もう一つは大きさの順番を守らないと上手く行かなさそうだ。咄嗟に難しいけれども「コンテンツの階層構造」とは何か。HTMLのマークアップとしては見出しタグは大見出しから順序良く使うのが推奨されている。大きく戻る場合にはh1を一回だけにしてh2までに止めておくとか小さく進む場合にはh2からh4などと順番を飛ばさないなんて規則が示されもする。Googleの関係者によればインターネットでHTMLのマークアップが十分に適切なサイトは殆どないらしくて検索エンジンでのサイト評価にも加味されない(有益なサイトなのに見出しタグの順序が曖昧だから検索結果に出ないのでは困る)かも知れないけれども利便性から捉えると「コンテンツの階層構造」に当て嵌まる。 例えば犬のサイトで余談として猫に触れるような場合に猫の見出しが犬のそれよりも目立っていたらどうか。検索エンジンは猫に大きく注目するから犬のサイトなのは怪しいと却って混乱してしまい兼ねない。人間ならばある程度は余談として許容できるし、コンテンツの文脈から納得できる範囲のデザインだとしても「コンテンツの階層構造」が不足していると主旨を理解するのは必ずしも容易ではないだろう。猫がメインのサイトと思われないとはかぎらないし、検索エンジンでのサイト評価も犬のサイトとしては下がると懸念される。諸々の見出しがサイトの主旨から外れるかどうか、入っているならばどれが近くてどれが遠いかを見出しの順番を守って明らかにすると利便性は上がるはずだ。 すると見出しのSEO効果は検索エンジンでのサイト評価のキーワードへ焦点を絞り込むのに役立つと考えて良い。 Googleは見出しからサイト内容を掴み易いけれども取り分けサイトの主旨は何か、どんなキーワードに相応しいコンテンツを持っているかを「視覚的な手がかり」と「コンテンツの階層構造」という二つの利点からサイト評価に加味する可能性が高い。 分かって来る、人気のキーワードで爆発的なアクセスを得ているサイトに見出しをが多用されているのはなぜかも。キーワードへ焦点が絞り込まれて人気のキーワードに相応しいコンテンツを持つサイトだとサイト評価が必要十分に上がっているわけだろう。就中、僕もなるべくサイト作成に取り入れながらアクセスアップを目指したいとはっきり感じ出す。 訪問者の利便性への見出しの操作上の特徴 Grass with a ladybug by Morgan Sessions / Unsplash サイトに見出しが多用されているとサイト内容が掴み易くて訪問者の利便性が上がるけれどもサイト、またはコンテンツを操作する際にも優れていて同じなのを驚く。 Googleは「コンテンツの内容について理解しやすくなります」に加えて「ドキュメント内を移動しやすくなります」と助言している。 訪問者はどのようにサイト、またはコンテンツを閲覧するか。文章ならば上から下まで一文ずつ追って行くとはかぎらない。むしろ見出しこそ追って行く訪問者もいるかも知れない。サイト、またはコンテンツを閲覧しながら自分に必要な情報が含まれているかどうかが見出しで直ぐに 分かる。本文だけだと一文ずつ追わなくては分からないから遅くなって少なくとも情報に関しては探し出す速度に差が付いてしまう。 見出しを付けると素早い閲覧が可能だ デザインでは冒頭に目次のジャンプリンクを付けるとサイトの操作性を高めると最も分かり易いけれども普通に画面をスクロールする場合でも見出しが付いているとどこからどこまで移動するのかの目印になる。 読み方とするとスキミング(掬い取り)を容易にする。検索エンジンの利用者はおよそ調べものが多い。キーワードに直結する情報を集中的に欲しがる気持ちが大きいので、直ぐに見付からないと何もないのではないかと不安に駆られがちだし、折角、来ても情報を得るのは難しくて無理だと結果的に追い返すような格好にならないためにも見出しが役立つ。 きっと検索エンジンの利用者のキーワードへのヒントを与える言葉を見出しに入れておけばスキミングから素早く移動しつつも目印として止まって気になると本文を読み始めるだろう。 他の場合、もうちょっとゆっくり閲覧するにしても後から再び確認するためにサイト、またはコンテンツを移動する際には見出しが付いていると便利だと思う。 検索エンジンでのサイト評価では平均ページの滞在時間も影響すると考えられるから訪問者を引き留めるべきだけれども見出しを使ったサイト作成は情報が直ぐに見付かる部分でもSEO対策に向いているから凄い。 爆発的なアクセスを得ているサイトで多用されていてGoogle検索に好かれる見出しは訪問者への利便性が高いためだとすると個人的に振り返ってどうも足りないからさらに見出しを適切に取り入れたサイト作成でもっと人を呼ぶチャンスは残っていると頑張りたい。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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