迷惑メールが届いていて何だと思って開けてみたら非常に精巧にできていて騙されかかった。心当たりがありそうな感じがするのが恐ろしい。昔は訳の分からない内容の誰も知らないような迷惑メール――どこかのサイトで百万円が当たった(懸賞発表)とかどこかの人が五千万円を貰って欲しい(遺産譲渡)なんて文面で返信を求められる――が多かったけれども今は誰でも知っているような訳の分かる記述が行われている。細かく注意しなくては関係があるのかと普通に対応して個人情報などを抜き取られてしまう危険性が高いだろう。
MUFGカードWEBサービスご登録確認の迷惑メール
僕はかつて三菱銀行に普通預金を行っていた(現在でも使わずに銀行口座は残っている)からMUFGカードは三菱UFJニコスのクレジットカードだけど、三菱UFJフィナンシャル・グループの関係会社に含まれる三菱UFJ銀行の三菱東京UFJ銀行や東京三菱銀行を経た最初の三菱銀行から二十年以上前でも繋がって通知が来ているように感じたためにまさかながら気に留まってしまったんだ。
考えると三菱UFJニコスのクレジットカードやWebサービスも使ってないし、開設して持っている昔の三菱銀行の銀行口座からもメールアドレスを知られるわけがないので、怪しさが増して来てこれは本当に迷惑メールだと察し始めた。
MUFGカードをかたり、会員様を含む不特定の方へMUFGカードWEBサービス利用者登録画面を偽装したWEBサイトへ誘導するフィッシングメールを送り、お客様のクレジットカード情報や個人情報の入力を誘導する悪質な詐欺が発生しています。
調べると相当に被害が大きい。三菱UFJニコスのホームページではファーストビューで明白に注意が呼びかけられている。迷惑メールの問い合わせが殺到している証拠だろう。人々に広がり捲っている。
僕は金目当ての不審なサイトにメールアドレスを明かすと迷惑メールが来易いと気付いて以来、完全に避けていて迷惑メールは殆ど受け取らない生活なので、それにも拘わらず、来ていて受け取らざるを得ないのは甚だしく遺憾だ。
メールアドレスがなぜ分かったのか。大丈夫と容認したサイトから裏取引で犯人へ漏らされたとすればもはや社会そのものが疑わしくて不愉快そのものだ。さもなければコンピューターで探し当てられたはずだけど、いつも無理なのに新しく可能に変わったならば使い途を誤った技術革新を憂う。何れにせよ、受け取るだけでも不穏に考えさせられて疲れるばかりの苦しみを味わうし、断じて来て欲しくない迷惑メールに参らざるを得ない。
どうして宛名/アドレスが違うのに届いているのか
僕が受信したのはGmailに来た迷惑メールだったけれども調べると送信先にBcc(Blind carbon copy:ブランドカーボンコピー)を使うと本来の宛名/アドレス以外に幾つも伏せて送信可能らしい。
GmailだけではなくてYahoo!メールやOutlook.comなど、メールサービスで一般的に備わっている機能なんだ。
会社で使われる場合が多いみたいで、例えば顧客へのメールを他の社員へも同時に送って業務結果として報告しておいたり、個人では普段から馴染みが薄いと感じる。
迷惑メールの送信者は、[Bcc]欄に手あたり次第にメールアドレスを入力してユーザーからの返信を受信しようとすることがあります。
通常の場合、メールの宛名を変えて送信する必要は全くないからそれだけでフィッシングなどの迷惑メールと先ずは疑ってみるべきだ。
近年は実名の会社を名乗ったりして騙される可能性が強まっているし、MUFGカードWEBサービスご登録確認の迷惑メールこそ正に酷かった。少しでも心当たりがあるか、または何もなくてもインターネットで不覚に繋がってそうだから混乱しながら返信したり、記載されたURLを閲覧したりして被害に遭うという恐れを否定できない。宛名/アドレスが違うのに届く迷惑メールを覚えおいて用心しながら適切に対処しなくてはならないだろう。
追記:他にも「《セゾン》Netアンサーご登録確認」(株式会社 クレディセゾン)という迷惑メールが同様の仕方で送られて来るから用心しなくてはならない。
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