家庭の児童虐待や夫婦喧嘩のマルトリートメントから失われた脳力を回復したい 結城永人 - 2018年11月21日 (水) 人間は誰でも小さい頃に家庭で児童虐待を受けるとか夫婦喧嘩を見せられるなんて悲惨な状態のマルトリートメント(不適切な養育)から脳が拒絶反応を起こすように発育を止めて力が失われながら本来の可能性が平穏無事な生活から想定されるよりも劣ってしまう恐れがある。 どこかで聞いて知ったけれどもテレビの傷ついた親子に幸せを~小児精神科医・友田明美(プロフェッショナル)を観たら日本の小児精神科医の友田明美がアメリカのハーバード大学との共同研究によって世界で初めて発見したらしくてびっくりしたんだ。 不幸な家庭環境による人々の脳力の低下のメカニズムが分かりさえすれば本来的に生き直すように回復する方法は幾らでも考えられる 傷ついた親子に幸せを~小児精神科医・友田明美|プロフェッショナル 仕事の流儀|NHK 友田明美の小児精神科医としての研究成果には心が震えるほどの感動を覚えずにいなかった。 調べたらテレビではプロフェッショナルの他にも世界一受けたい授業の苦しむ子どもと育児に悩む親を救うための授業と子供の脳を変形させる「マルトリートメント」やクローズアップ現代+の夫婦げんかで子どもの脳が危ない!?にも出演していて人々の話題になっていたようだ。 世の中の明らかに可哀想な子供たちを救うのはもちろんのこと僕も含めて何等かの悪影響を僅かでも家庭から受けながら比較的に大丈夫な大人たちでも尚一層と才能豊かに脳力を取り戻せるとしたら素晴らしいはずだ。 家庭での児童虐待や夫婦喧嘩が子供たちの脳を弱めるマルトリートメントが不幸なのは程度の差が非常に大きくて生活に支障が出るのが病気として社会問題にもなるけど――なぜ親が残虐化するかは三島由紀夫(小説家)の予言通りだ。根底的にいえば人々に文学が酷く衰退している/善良な存在の認識へ手が届かないせいかも知れない。事実上、医療現場などで加害者の告白の弁から子育てが大変過ぎるとか悲痛な訴えまで起こさせる原因そのものは国の状況が悪化している以外ではないと考える――しかし普通に暮らせる場合でも悲しみを抱えている人生は変わらないから個人的に改善したくなる。 気付かないから良いわけではない。本当はもっと活躍できるはずの自分らしさが得られる可能性があるかぎり、いって脳力でも何でもマルトリートメントの被害から少しでも多く回復して最大限に元気に生きられると愉快だ。 マルトリートメントは子供たちの脳のあちこちにダメージを与えて愛着障害を引き起こしたりしながら心理疾患や人格障害を招くんだ Attachment - A guide for parents and children | Akemi Tomoda | TED×Kumamotoshi|TED× Talks 児童虐待や夫婦喧嘩は子供たちの脳を弱める。そうしたマルトリートメントによって脳の情動の中枢の扁桃体が異常に興奮して副腎皮質からストレスホルモンが大量に分泌されるせいなんだ。脳内のあちこちにダメージを与えて子供たちにかぎってはもはや発育不全にも追い遣られる他はなくなる。 アメリカのハーバード大学との共同研究でわかってきたことは、感情をつかさどる前頭葉が小さくなって、自分のコントロールができなくなり、凶暴になったり、集中力が低下したりします。暴言虐待により聴覚野が変形し、聴こえや会話、コミュニケーションがうまくできなくなったりします。両親間のDV・家庭内暴力を目撃すると視覚野が小さくなり、他人の表情が分かりにくくなり、対人関係がうまくいかなくなったりします。脳の形が変わるのは、「外部からのストレスに耐えられるように情報量を減らす」ための脳の防衛反応だと考えられています。 「虐待と脳 回復の手だては」(視点・論点)|NHK 解説委員室|NHK 脳の場合には若年期に発育が止まれば成人してから取り返しが付かない部分もあるかも知れないけれどもかりに家庭で開放されても後遺症みたいに鬱病や統合失調症やPTSD(心的外傷後ストレス障害)やアルコール依存症や薬物依存症などの心理疾患の切欠になって他にも様々な人格障害を招いたりしながら社会生活が無理な場合が出て来るのが危ない。 マルトリートメントは家庭での児童虐待や夫婦喧嘩で社会性発達障害とも呼ばれる悲惨な状態を齎して子供たちに特に懸念されるのが愛着障害らしい。過度なストレスによって人間性が阻まれるというか、物事への感覚が減って対人関係に支障を来す。自分へ内向きだと他人への無関心や余りの用心深さや苛付きがあって自分の外向きだと落ち着きのなさや喧嘩っ早さや酷い礼儀知らずがあるようだ。 これも程度の差が大きくて何もなくても無意識ではマルトリートメントから誰でも影響を受けているのではないかと僕には思われる 対人関係に支障を来すところまで行かない人にとってはキャラクターとして耐えられるほどの僅かな愛着障害もありそうだ。社会生活で他人との食い違いから人間関係の悩みが生まれて解決できないと最終的に心理疾患か人格障害に結び付く。マルトリートメントが大本にあってどうにも避けられなかったと理解するのは難しくない。 私たちの国内研究で分かったのですが、愛着障害がある子どもでは、本来なら無邪気に遊ぶ、おこずかいにさえも反応しなくなり、普通の子ども以上に、ほめ育てをしないといけないことが分かって来ました。 「虐待と脳 回復の手だては」(視点・論点)|NHK 解説委員室|NHK 文学的にいえば親に見捨てられた子供は生きていても仕様がないように存在への不安が非常に大きいんだろう。他には何も考えられないから日頃の対人関係もおかしくなるのではないか。つとに気持ちが揺らぎ捲って延いては自分以外との付き合いが望めずに社会生活が成り立たなくなる。 ひょっとしたら引き籠りとかニートなんて人たちも愛着障害が影響している。取り立てて悲しみのなさそうな家庭でも微かな微かな無視/ネグレクトとかなんて児童虐待ならばあり得る。互いの触れ合いを細かく捉えると全ての親子関係がマルトリートメントの条件を満たしているようだ。躾一つ親から子への嫌がらせでないとはかぎらないとするともう本当に誰も愛着障害を免れないといって良い。注意して自分から回復しようと努めなければ脳力が落ちたままの人生でも致し方がないわけだ。 友田明美は小児精神科医としてどのように愛着障害などのマルトリートメントから回復できるかの方法を「ほめ育て」と呼んでいる A mother lifting her baby by tung256 / Pixabay 科学的に心的外傷/トラウマ治療などの心理療法を行って自信を付けさせると可哀想な子供たちに回復する可能性が見込まれるようだ。 例えば宝物ファイルに自分の長所を自分や他の人たちで数多く書き留めて見返しながら自己肯定感を増すと気分が優れる。何度も繰り返しているうちに対人関係を含めて人間性を取り戻すように社会生活にも加わり易くなる。 脳のダメージも軽減するし、さらに回復するかも知れないといわれるんだ。かりに成人して脳の発育が終わっても神経ネットワークは人間にとって必要なかぎり、または不足を補うために死ぬまで成長し続けなくはないと考えられるためか。喜ばしい気持ちから健康的に暮らすほどに失われた脳力を取り戻すと望み通りに生まれ変わるのを誰でも期待できるはずだ。 参考サイト子育て行き過ぎ脳変形しトラウマ要因 チャイルド・マルトリートメント5歳児の脳を損傷させた「DV夫婦」の末路虐待受けた子供とPTSD兵士の脳が類似=研究 コメント 新しい投稿 前の投稿
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