ビタミンEの肌荒れ対策の栄養素としての効果効能 結城永人 - 2019年7月4日 (木) 痛くて堪らない肌荒れ/スマホ指荒れを早く何とかしたいので、食品の栄養素から対策法を考えるべく、予防回復に向いていて皮膚の健康と美容にも繋がるビタミンEについて取り上げる。 ビタミンEは抗酸化と血流改善を行う Almond nuts in a glass bowl by ShiuliDebnath / Pixabay 一日当たりの必要摂取量の目安:成年男性が6.5mg(750mg以内)、成年女性は6.0mg(650mg以内)だ。 「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEは、老化を促す活性酸素から赤血球を守り、血行を促進します。ホルモンの分泌も整えます。 肌荒れを改善するための食べ物選び~毎日とれる・今すぐとれるのはコレ!~|+healthcare|ドコモ ビタミンCと並んで抗酸化力が非常に高い栄養素だ。老化を防ぐから健康そのものに寄与するし、肌荒れにも下支えになるから良いと思う。 ビタミンEがビタミンCと大きく異なるのは水溶性ではなくて脂溶性のビタミンとして体内では血液などの体液ではなくて細胞膜にある。リン脂質二重層という細胞膜で、それを含む生体膜を構成する不飽和脂肪酸などの脂溶性成分を酸化から守ってくれる。取り分け活性酸素でも毒性が強いというか、矢鱈に暴れて他の健康な細胞を傷付けずにいないフリーラジカルのスーパーオキシドを生み出す過酸化脂質を抑制するのが有り難い。脂質のコレステロールや中性脂肪が酸化した結果、過酸化脂質が生み出される血管にフリーラジカルが増やされるとダメージが加えられる。フリーラジカルはそれ自体も新しく過酸化脂質を発生させるらしいので、血管にとって悪循環が働いて血流を酷く損わされてしまうのを防止できるのがビタミンEの素晴らしい特徴なんだ。 血管内にたまったLDLコレステロールが酸化して発生した過酸化脂質は、動脈硬化などの原因となります。また皮脂が酸化してできた過酸化脂質は、皮膚の細胞を傷つけ、色素沈着やシワの原因を作るといわれています。 過酸化脂質|e-ヘルスネット|厚生労働省 ビタミンEは抗酸化作用によって過酸化脂質を抑制して血流改善を行うと共に皮膚おいても同じように過酸化脂質を防護できるから健康を保ちながら余計な変色を減らして美容効果も高い。 その他、血液の主成分の赤血球が破壊されるのを防ぐ、血管を膨張させて血行促進を促す、細胞の酸化を減らす、性ホルモンの分泌を整える、自律神経を安定させる、免疫機能を高めて細菌やウイルスを撃退し易くするという作用も持っている。 皮膚に関しては血流改善が大きくて全身の新陳代謝を加速するから表皮のターンオーバーに良いと思う。肌荒れも病んだ古い表皮細胞が健やかな新しい表皮細胞に入れ替わらないと治らないわけなので、ビタミンEは回復を早めてくれる栄養素だろう。どんな病気でも同じだけれども血流改善は患部へ酸素と栄養をしっかり届けて自然治癒力を高めてくれる。 ビタミンEを多く含む主な食品 ナッツ類アーモンドやヘーゼルナッツが特に多い魚介類鮎や鰯が特に多い緑黄色野菜南瓜や茄子が特に多い ビタミンEは脂溶性だから体内に残り易いけれども例外として吸収を制御する仕組みがあってさほどでもないらしい。摂取量の三分の二以上が体外へ排出されるともいわれていてサプリメントなどから過剰摂取に陥る危険性も比較的に少ない。 特定の効果効能を発揮するには蛋白質や脂質やビタミンCと一緒に取るのが有利なんだ。 蛋白質はビタミンEの運搬を行う。ビタミンEは腸から吸収された脂質に溶け込んでさらにキロミクロンという蛋白質のボールに包み込まれて先ずは肝臓へ移動して代謝される。蛋白質が少ないとビタミンEの腸から肝臓への運搬は捗らず、そして全身へも行き渡らない。 溶け込む脂質も少ないとビタミンEはキロミクロンで移動できず、腸に置き去られて体外へ排出される可能性が高くなる。 ビタミンCはビタミンEを再利用する性質を持っている。ビタミンEは活性酸素へ抗酸化を行うと自らが酸化されてもはや抗酸化力を失う。ビタミンEラジカルに変わるけど、これをビタミンEへ還元し、もう一度、抗酸化への元気を取り戻させるのがビタミンCなんだ。ビタミンEがある細胞膜の外側の血漿中からビタミンCが接していて現れたビタミンEラジカルからビタミンEの再利用が実現される。 参考サイトビタミンEの働きと1日の摂取量ビタミンEビタミンE[ビタミンE]抗酸化で幅広い効果 肌荒れを予防回復して美肌にも通じる食品の効果効能の栄養素五選 コメント 新しい投稿 前の投稿
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