ネオニコチノイド農薬は蜜蜂の大量死・失踪/蜂群崩壊症候群と人間の神経障害の原因になる

前世紀末頃から今世紀初めにかけて世界各地で野生棲息や人工飼育の養蜂家などの蜜蜂の大量死・失踪が散見されるようになった。巣に女王蜂や幼虫や蛹や食料の蜂蜜や花粉を残したまま、数多くの働き蜂だけが忽然と姿を消してしまう。働き蜂が幾らか残っている場合でも餌を食べずに弱っているらしい。もはや蜜蜂のコロニー/集落は維持されず、大量死・失踪の後の巣は閑散と終わりを迎える他がなくなる。 虫の病気として 蜂群崩壊症候群 (CCD: Colony collapse disorder)と名付けられている。 人間においても非常に大きな影響を与えるのではないかと心配される。蜜蜂が減ると食料の蜂蜜が取れなくて皆が被害を受けると直ぐ分かるけれども酷いのはそれだけではない。なぜなら蜜蜂は植物の花粉を集めて回る際に受粉の媒介者、または結実の送粉者にもなるからだ。植物が花を咲かせてついに実を…