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尾畠春夫のスーパーボランティアの元気の源は梅干しとパックご飯の粗食にあり

昨夏、警察が最大百五十人で捜索しながら二日も見付け出せなかった行方不明の二歳児の藤本理稀を一人でやって来て三十分で付近の山中から連れ帰ったボランティアの尾畠春夫が大きな話題(不明2歳男児発見、ボランティアの尾畠さんに称賛相次ぐ 幾多の被災地で活躍、「師匠」と呼ばれ)になった。やらせとも疑ってみたくなるほどの余りに鮮やか過ぎる救出劇だったけれども本人によれば以前も同じような行方不明の子供の捜索に参加したことがあって高い方へ登って行くと考えて捜索したのが功を奏したらしくて本当だったんだと頷いた。

知るや六十五歳で魚屋を辞めた老後の務めとして「人に、世の中に、恩返ししたい」(男児発見の尾畠さん「恩返し」の奉仕活動 被災地や山で20年以上)と奉仕活動に励む毎日だったらしく、人探しの他にも地震や豪雨の被災地での支援活動を長らくやっていてあちこちで中心的な役割を担っていたし、もはや人々からはスーパーボランティアと呼ばれて――本人の自重して止まない恭しさが却って深く当て嵌まるようだ(尾畠春夫さん「スーパーボランティアなんて思ってない」)――正しく尊敬されずいないくらい凄かったとも分かった。

気になる尾畠春夫の食生活の謎に迫る

尾畠春夫は老人でも非常に精力的に活動にしていて驚かされる。大きな話題となった藤本理稀の発見の時点では七十八歳だったけれども気力も体力も若々しく充実している様子が個人的に惹かれるし、どうすればそんなに生き生きと過ごせるのかと憧れを抱きさえもした。

片付けに追われる住民 “スーパーボランティア”尾畠さんも駆け付け 九州北部大雨

何よりも食生活が気になって謎だったけれども今夏の九州豪雨の災害支援で佐賀県武雄市に尾畠春夫がやって来たというニュースで昼食に梅干しパックご飯だけのすなわち日の丸弁当を取るのがボランティアの際のお決まりのメニューとして伝えられたのを観た。

アルミの四角の器に入った白米の真ん中に梅干しが一つ置かれた日の丸弁当

インタビューでは汗をかくから塩分が必要としか聞かなかった。倒壊した家屋の後片付けなどの肉体労働が多くてしかも夏だと尚更と熱中症の対策として塩分の多い梅干しは役立つと思う。ニュースの映像では一つのパックご飯にガラス瓶から三つの梅干しを取り出して載せていた。

普通ならば一つでも塩分が多い梅干しが三つでは正しく不健康だけれども夏の暑さとボランティアで汗をかいて塩分が相当に失われるのを想定して敢えて梅干しを増やしているから大丈夫なんだろう。

しかしもう一つ気付いたのはクエン酸が梅干しには豊富なので――レモンの三倍といわれるから100g当たりでおよそ9g/一個でおよそ1.2g程度になる――ボランティアの肉体労働や夏の暑さへの疲労回復に大きく役立つのではないか。

そしていつも食べているならば病気を寄せ付けず、健康増進に繋がるに違いないはずだから年を取っても若々しい尾畠春夫にぴったりだと想像した。

参考:伝統の健康食品・梅干しパワー 梅の豆知識 クエン酸とは?酸っぱいパワーを活用しよう

梅干しのクエン酸による疲労回復について

篭の中の幾つかの枸櫞の実

クエン酸のクエンはクエン酸を多く含む果物のシトロンの和名の枸櫞(くえん)に由来する。日本ではシトロンの仲間のレモンこそクエン酸の代名詞みたいな感じがして和名の枸櫞も馴染みが薄い。

クエン酸回路でエネルギーが産生される

梅には野菜や果物の中でもトップクラスのクエン酸が含まれており、疲労防止、疲労回復に効果があると言われています。腸から吸収された食物は、分解されて炭酸ガスと水となり、その間にエネルギーが生み出されますが、このサイクルが円滑に回転しないと多量の乳酸がたまり、慢性疲労に陥ってしまいます。このサイクルを円滑にするのがクエン酸なのです。

クエン酸は人間を含めたあらゆる生物が吸い込んだ酸素から細胞のミトコンドリアで栄養素を利用してエネルギーのATP(アデノシン三リン酸/Adenosine triphosphate)やエネルギーの元になるNADH(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド/Nicotinamide adenine dinucleotide:クエン酸回路の後の電子伝達系でATPを産生するために使われる)や二酸化炭素や水を作り出すためのクエン酸回路(TCAサイクル/Tricarboxylic acid cycle)の一部を担っている成分で、体内では炭水化物か蛋白質のロイシンリシンか脂肪の脂肪酸から得られるアセチルCoAオキサロ酢酸と水から酵素のクエン酸シンターゼを触媒としてCoAと共に生成される。

TCA回路は、ブドウ糖や脂肪酸から生成されるアセチルCoAが、クエン酸やオキサロ酢酸など8つの酸に分解される過程でエネルギーを作り出します。その最初の段階でアセチルCoAはオキサロ酢酸と反応します。ところが、オキサロ酢酸は不安定で不足しがちなため、足りない場合は回路がうまく回らず、効率よくエネルギーを作り出せません。クエン酸はTCA回路で最初に作られる酸ですが、外部から補充することでTCA回路をスムーズに回すことができ、回路の最後に生成されてアセチルCoAと反応するオキサロ酢酸を増やすことができます。

疲労回復に役立つ栄養、食事(特定国立研究開発法人 理化学研究所 健康生き活き羅針盤 リサーチコンプレックス推進プログラム プログラムディレクター 渡辺恭良) via 一般社団法人全国発酵乳乳酸菌飲料協会

食品からクエン酸を取り込むとクエン酸回路を速やかに始動して終点のオキサロ酢酸を増やしてくれる。すると次にオキサロ酸素は始点としてアセチルCoAと反応してクエン酸を生成するからクエン酸回路の全体が円滑に駆動することができる。

因みに有機物を好気的に代謝する人間などの動物/従属栄養生物の酸化的クエン酸の場合は時計回りにオキサロ酸素からクエン酸が生み出されるけれもどその他の光合成を行う植物や無機化合物からエネルギーを得る細菌の一部/独立栄養生物の還元的クエン酸回路の場合は反時計回り(逆クエン酸回路)だからオキサロ酸素からはリンゴ酸が生み出される。

尾畠春夫の梅干しとパックご飯などの日の丸弁当だと白米の炭水化物のブドウ糖(グルコース)からピルビン酸がクエン酸回路の前の解糖系で得られる。これが有酸素ではアセチルCoA(無酸素では乳酸:乳酸はクエン酸回路でエネルギーへ再利用され得る)に変化して――梅干しと白米は当反応を触媒する酵素の一つのピルビン酸デヒドロゲナーゼを活性化する補因子ビタミンB1(チアミン)も少ないながら持っているから有利な食品だ――クエン酸回路に組み込まれるようになるので、疲労回復に役立って梅干しからクエン酸だけ取るよりも元気の源として理に適っていると考えられる。

ただしクエン酸の食品がクエン酸回路を通して、どの程度、健康に寄与するかは良く分からないらしい。実験では殆ど変化がないとも聞かれるので、かりに疲労回復の効果効能が認められるとしても普通よりも病気にかかり難いなどの基礎的な部分にかぎられる。新しく能力が付け加えられるように健康状態がさらに向上されるとまでは断定できない。

参考:食事で疲れを取る これだけ!生化学 解剖生理を学ぶ理由 解糖系と糖新生 TCA回路 電子伝達系 有酸素性エネルギー代謝 クエン酸の疲労軽減効果、国の研究所が否定…「有効性のデータない」

キレート作用でミネラルの吸収率が上がる

明らかなのは、クエン酸にはミネラルの吸収を高める効果があるということ。カルシウム、鉄、マグネシウムなどの金属ミネラルは、そのままでは水に溶けない不溶性ですが、クエン酸とくっついてクエン酸塩になると、キレート効果で水溶性になり、吸収されやすくなります。アスリートに必要な栄養素の吸収を高めるために、クエン酸を一緒に摂取することは有用です。

クエン酸には本当に疲労回復、ダイエット効果があるのか via アスレシピ

クエン酸には栄養素のカルシウムマグネシウム亜鉛などのミネラルを挟み込んで体内に吸収し易くするというキレート作用を起こす性質があると分かっている。

尾畠春夫の梅干しとパックご飯などの日の丸弁当だと梅干しにカルシウムやマグネシウムや鉄や亜鉛やが含まれている。何れも一日当たりの必要摂取量の10%以下で、決して多くはないけれどもクエン酸のキレート作用によって体内への吸収率が上がると実質的にもっと多いのと変わらない。

情報では二割から三割増なので、一日当たりの必要摂取量に換算すると梅干しのミネラルはクエン酸のキレート作用で良く吸収されても12~13%以下と殆ど増えないけど、ただし長く続けたり、他の作用と合わさるともっと良くなる面もある。

カルシウム350mgとレモン果汁30ml(レモン1個分)等を配合した飲料を1日1本(200ml)、6ヵ月間摂取いただきました。その結果、飲料摂取により3カ月後の被験者の骨密度は有意に増加しました。被験者の血液分析を行ったところ、骨を壊す細胞(破骨細胞)のマーカーであるTRACP-5bは飲料摂取により減少しました。また、骨を作る細胞(骨芽細胞)のマーカーであるオステオカルシンも飲料摂取によりやや減少傾向が認められました。これらの骨代謝マーカーの挙動から、クエン酸のキレート作用によるカルシウムの吸収促進により、血液中のカルシウム濃度が高値に保たれたため、骨からのカルシウム供給が抑制され(破骨細胞の抑制)、骨のリモデルのバランスから破骨細胞に対して骨芽細胞が優位となることで骨密度が増加したものと考察しています。

例えばカルシウムだと骨に関してキレート作用を持つクエン酸によって血中のカルシウム濃度が高められると通常ならば骨から血中に溶け出すはずのカルシウムが減って代わりに使われるカルシウムも少なくて済むように効率化されると考えられる。

クエン酸をミネラルの多い食品と取ると二割から三割増でも非常に有利だけれども少ない梅干しでも体内で良く吸収されて無駄なく活用されもするから健康に役立つのは間違いなくて有り難い。

日の丸弁当のその他の健康上の利点について

尾畠春夫の日の丸弁当はご飯が加工食品の白米のパックご飯だけれども栄養は通常の炊飯の場合と基本的に変わらないらしい。

白米は炭水化物の栄養を多く得られる

ご飯茶碗に盛られた白米飯

白米の主な栄養成分と分量

  • 炭水化物_37.1g
  • 脂肪_0.3g
  • 蛋白質_2.5g
  • カルシウム_3mg
  • マグネシウム_7mg
  • カリウム_29mg以下
  • リン_34mg以下
  • ビタミンB1_0.02mg
  • ビタミンB2_0.01mg
  • ナイアシン_0.2mg
  • ビタミンB6_0.02mg
  • パントテン酸_0.25mg
  • 食物繊維_1.5g

※各分量は白米100g/168kcal当たりの目安。
※カリウムとリンは一回の水洗いで一割程度が流失する。

出典:穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米 via 食費成分データベース

もしも通常の炊飯と違うとすればパックご飯は商品によって腐敗や変色を防止するためのpH調整剤などの添加物が使われる場合があることだろう。年々、安全性は高まっていて一頃の合成保存料と比べたら食べても殆ど悪影響はないと思う。しかしpH調整剤だと腸内細菌を減らすとかリン酸塩にかぎってはカルシウムの吸収を阻んだり、亜鉛を体外へ排出したりするなんて弊害もないわけではないので、頻繁に食べるのは必ずしも健康とは呼べない状況なんた。

パックご飯は栄養は通常の炊飯と変わらないので、それに近付けるためにはpH調整剤などの添加物が使わないすなわち無添加の商品を選ぶのが好ましい。

白米は炭水化物が非常に多いので、クエン酸サイクルにブドウ糖として活用されてエネルギーを産生するのに向いている。梅干しとは抜群の相性とも過言ではないだろう。そしてミネラルも多少は含まれているから日の丸弁当ならばクエン酸のキレート作用で普通よりも効率的に吸収されて良いと思う。

ところで特徴的なのは尾畠春夫のパックご飯の食べ方で、これは栄養とは関係ないかも知れないけれども電子レンジで温めもせず、水をかけるだけで構わないというのが性格が出ていて面白い。

まず準備するのは、レンジでチンするパックご飯。それから、水と梅干だけ。本来は電気がなければ硬くて食べられないパックご飯だが、このふたを開封し、梅干しをON。そして、水をダイレクトにかける!

最強パワーフード「水漬け飯」とは⁉ スーパーボランティア尾畠春夫さんに密着! via 日刊大衆

ボランティアの朝食や昼食は独自の日の丸弁当を温めず、そのまま、水をかけるだけで食べている。無頓着というか、ボランティアで「恩返し」という気持ちが余りに強過ぎて他の全てが二の次として手間が省かれてしまうようだから極めて個性的な印象を与える。

パックご飯は温めるとガス代がかかるのでそのまま食べます。おかずなんていりません。梅干しがあれば十分です。寝泊まりするのは軽ワゴン車の後部座席です。被災地のどんな環境でも寝られるようにするため、普段からゴザの上で寝ています。この車は13年間乗っていますね。走行距離は約20万㎞。故障したことは一度もない。タフな相棒ですよ。

酒も飲まず、貯金もゼロ…スーパーボランティア尾畠春夫さんの生き様 via 現代ビジネス

ただし粗食でも健康と長生きに適して何よりも大事なボランティアに差し支えないようになっているから思考は合理的で人々の参考になるのは間違いない。

参考:ご飯の栄養ってこんなにすごい パックのご飯は体に悪い?腐らない理由や添加物をメーカーごとに比べてみた 便利な冷凍米飯類やパックご飯 だが本当に安全性は問題ないのか?

梅干しはミネラルを多く得られる

四つの瓶詰めの真っ赤な梅干し

梅干しの主な栄養成分と分量

  • 炭水化物_10.5g
  • 脂肪_0.2g
  • 蛋白質_0.9g
  • ナトリウム_8700mg
  • カリウム_440mg
  • カルシウム_65mg
  • マグネシウム_34mg
  • リン_21mg
  • 鉄_1mg
  • 亜鉛_0.1mg
  • 銅_0.11mg
  • マンガン_0.23mg
  • ビタミンB1_0.02mg
  • ビタミンB2_0.01mg
  • ナイアシン_0.4mg
  • パントテン酸_0.12mg
  • ビタミンB6_0.05mg
  • ビタミンE_2.3mg
  • 食物繊維_3.6g

※各分量は梅干し100g/33kcal当たりの目安。
※廃棄率20%/可食部率が80%なので、栄養素の摂取量は相応に減る。
※ビタミンEは四種類のトコフェロール(α、β、γ、δ)の総量。
梅干しの種類は伝統的製法(塩漬)の資料。調味梅干し(調味漬)の資料:果実類/うめ/梅干し/調味漬だと三大栄養素(炭水化物と脂肪と蛋白質)が多めで、塩分(ナトリウム)が半分以下で、その他のミネラルとビタミンは稍少ない傾向がある。

出典:果実類/うめ/梅干し/塩漬 via 食費成分データベース

梅干しの栄養素はミネラルが特に多くて塩分のナトリウムが伝統的製法の塩漬けだと非常に多くて大量に汗をかいて失うような生活でなければ食べ過ぎに注意しなくてはならない。

一個が17gとすると可食部率が80%で、ナトリウムの実際の摂取量は1.1832g程度になる。塩分の一日の摂取量は5~6g以下が推奨されるから伝統的製法の塩分が多めの梅干しは五個まで、または他の食事の塩分を踏まえると一般的に二三個に止めるのが望ましい。

巷で良く見かけるのは減塩された調味梅干しの調味漬けで、およそナトリウムは半分以下に抑えられている。一日当たり、伝統的製法の梅干しの二倍を食べても塩分の取り過ぎにはならない。ただし塩抜きの工程を通してミネラルやビタミンの含有料が幾らか減り易くなるのと加工食品としてパックご飯のようにpH調整剤などの添加物が含まれる場合があるのを注意しておきたい。

ミネラルは一日に100mg以上が必要な多量ミネラルが電解質(イオン)として細胞外液:血漿と組織間液や細胞内液に溶け込んで前者で栄養や酸素をやり取りするための浸透圧や水分量の調節などか後者で脳を始めとする各部の神経伝達か心臓や筋肉の収縮弛緩か骨や歯や血液の組成などに関与している。

梅干しだとナトリウムが主に細胞外液中で、カルシウムとマグネシウムとリンが主に細胞内液中で、ミネラルの役割を担っている。

その他のミネラルは微量ミネラルとして栄養素として電解質よりも固有の働きを持つ。

梅干しだと鉄が血液中で酸素の運搬や免疫機能や造血作用を担い、亜鉛が筋肉と骨を中心に多くの臓器にあって酵素の構成要素としてアミノ酸からの蛋白質の再合成やDNA(Deoxyribonucleic acid/デオキシリボ核酸:遺伝情報)の合成や活性酸素の除去などを行い、銅が骨や骨格筋を中心に肝臓や血液や脳などにあって酵素の構成要素として免疫細胞のエネルギー代謝や赤血球(ヘモグロビン)の合成や活性酸素の除去などを行い、マンガンが肝臓や膵臓や腎臓を中心に多くのあって酵素の構成要素や他の酵素の補酵素として骨の形成や糖と脂質の代謝やインスリン(血糖値を制御するホルモン)の調節や神経伝達の正常化や活性酸素の除去などを行う。

参考:基礎栄養学 ミネラル成分の鉄分の働きと1日の摂取量 亜鉛の働きと1日の摂取量 ミネラル成分の銅の働きと1日の摂取量 マンガン

栄養素以外にも健康に役立つ効果効能が梅干しには含まれている。

唾液から酵素やホルモンが増やされる

梅干しはクエン酸が豊富で非常に酢っぽくて食べるときは唾液が、沢山、分泌されるけれどもそれが健康増進の力を持っているんだ。

唾液には色んな酵素が含まれている。

一つはアミラーゼが酵素として白米やパンに含まれるような炭水化物の澱粉を消化するのに役立つ。胃腸の負担を減らしながら速やかに吸収できるから通常よりもエネルギーが産生される。日の丸弁当ならば白米の栄養素をきっちり取り込むために梅干しを一緒に食べるのは正しくぴったりなんだ。

もう一つはカタラーゼに抗酸化作用が指摘されている。普段は病原菌などから細胞を守っている活性酸素が必要以上に増えると反対に自らの細胞を傷付けてしまって疲労や病気や老化を引き起こすのを食い止めるのが抗酸化物質の役目なんだ。活性酸素の一つの過酸化水素を分解するのがそうした酵素のカタラーゼで、肝臓に多く含まれるけれども唾液にも見付かっている。

その他、嬉しいのはラクトペルオキシダーゼに過酸化水素分解酵素として抗菌作用があって虫歯の予防や発癌性や活性酸素を抑制する力があるらしい。発癌性の抑制作用はアミラーゼやカタラーゼも兼ね備えるらしいので、非常に助かる。人間は体内で一日に約五千個の癌細胞を生み出しては消し去りながら生命を維持している。活性酸素による細胞へのダメージという酸化ストレスが大きな要因の一つと考えられるけど、とにかく発癌性を抑制するのは癌を発症してない状態でもとても大事なんだ。

唾液はホルモンにも優れた能力がある。

唾液ホルモンは全身の新陳代謝を活発にするので、肌を美しく若々しく保つ効果があります。また、生殖機能とも密接な関係があるため、男性らしさ、女性らしさの源ともなります。

分けてもパロチンという耳下腺から分泌される唾液腺ホルモンが新陳代謝を可能にするから健康に素晴らしく寄与すると考えられる。骨や歯や血や血管や腸内環境や皮膚や粘膜など、本当に全身にわたって調子を上げてくれる。

全身を若々しくしてくれるパロチン。しかし、年齢とともに減少してしまう傾向に。そもそも、赤ちゃんがいつもヨダレを垂らしているのはパロチンがたっぷり分泌されているから。

かめば若返る…唾液腺ホルモン「パロチン」出す方法 via 女性自身

知らなかったけれども赤ちゃんは唾液腺ホルモンのパロチンを大量に受け取ってこそ成長が止まった大人とはもはや比べようもない速度で成長を勢い良く続けることができるわけだった。

薬でも筋無力症や胃下垂や歯槽膿漏や更年期障害などに適用されるらしい。

顎から耳にかけてマッサージすると耳下腺が刺激されてパロチンを含む唾液は分泌され易くなる。

唾液が不足すると殺菌作用が減って真っ先に虫歯になるかも知れないけれどもさらに酵素やホルモンの効果効能を得られずに余計に不調に陥り兼ねないわけだ。

いつも唾液をしっかり出すように良く噛んで食事を行うのは健康の増進に欠かせない実感する。

参考:アミラーゼとカタラーゼの働き 若返りのホルモン「パロチン」とは

ポリフェノールの梅リグナンを持つ

梅干しには梅に特有の植物エストロゲン(女性ホルモンのエストロゲンに似た植物の化合物)で、ポリフェノールの一種の梅リグナンを持っていて100g当たりに多くても0.5mgくらいみたいだからさほど多くはないけれども健康に役立つといわれる。

梅リグナンの中の四つの健康成分が興味深い。

シリンガレシノール
胃癌予防:ピロリ菌(ヘリコバクターピロリ)の活動を止めて死滅させる。胃癌にかぎらず、胃潰瘍などのピロリ菌に由来する他の様々な胃炎も鎮静化できる。
ピノレジノール
抗酸化/抗炎症作用:過剰な活性酸素を減らして細胞を弱らせず、不要な免疫反応による炎症を抑えて病気を防ぐ。オリーブオイルなどにも含まれていて食後に血糖値を下げる利点とビタミンDの吸収を阻害する難点があるようだ。
エポキシリオニレシノール
インフルエンザ予防:H1N1のA型インフルエンザウィルスの増殖を阻止する。発見した宇都宮洋才によると一日に五個程度を食べると実際の効果効能を期待できるらしい。
リオニレシノール
抗酸化/抗変異原作用:過剰な活性酸素を減らして細胞を弱らせず、遺伝子の変異から癌細胞などへの悪性化を防ぐ。ウイスキーのポリフェノール(オーク樽由来)にも含まれていて皮膚のメラニンの生成を促進するチロシナーゼ酵素を阻害してシミやくすみを抑える。

梅干しには非常に多くの健康に役立つ要素が見出だされて調べ尽きないような感じさえもする。

参考:梅リグナンとは? オリーブオイルに含まれる成分がビタミンDの吸収を阻害 インフル抑制、梅干しに効果 和歌山県立医大が発見 健康的にお酒を楽しもう!ウイスキーに含まれるポリフェノールのチカラ。

クエン酸の疲労回復以外の効果効能

梅干しはクエン酸の殺菌作用で日の丸弁当にするとご飯や他のおかずを腐らせないので、少しでも長持ちさせる防腐剤として昔から日本の食生活では非常に重宝される食品だった。

そして梅干しのクエン酸は疲労回復以外にも血液の血小板が必要以上に固まるのを防いで血液サラサラの血流改善が見込めたり(血液をサラサラにするには)、運動で体脂肪を燃やし易くして生活習慣病の原因となるコレステロールの分解を高める可能性も指摘されている(血中クエン酸濃度と歩数および 生活習慣病関連指標との関係)。

梅肉エキスから注目される優れた性質

梅の実の絞り汁を暫く加熱して水分を飛ばして糊状に粘り強く加工したものを梅肉エキスという。クエン酸を始めとした有機酸と固有のミネラルという梅干しに特徴的な栄養成分を凝縮した健康食品だ。日本で江戸時代に初めて考案されてから二十一世紀の現代に至るまで人々からこよなく愛され続けている。

梅肉エキスには血圧上昇の要因となるアンギオテンシンⅡを抑制する性質があって梅干しにも含まれるらしい(動脈硬化の抑制)。

アンギオテンシンⅡは腎臓からナトリウムの吸収を促進するアルドステロンの合成と分泌、さらに腎臓から水分の吸収を促進するバソプレッシン(抗利尿ホルモン/血圧上昇ホルモン)の分泌を減らす。鼠の実験では十中八九の割合で作用するらしくて相当に凄いと驚く。

梅肉エキスの健康に役立つ性質がさらに二つあってムメフラールバニリンが注目される。

この差って何ですか?の【より効果のある梅干しの食べ方の差】でやっていたけれども何れも梅干しだとそのままで食べるよりも煮たり、焼いたり、つまり水分を飛ばして梅肉エキスを作るときのように加熱すると増える成分なんだ。

ムメフラールは梅の実の加熱が必要な梅肉エキスに特有の成分で、梅干しには基本的に含まれないので、同じような仕方で調理しなくては得られない。血液サラサラの血流改善が期待できる。梅の実の加熱で糖分から生じる有機化合物のヒドロキシメチルフルフラールがさらにクエン酸と反応して生じたのがムメフラールで、クエン酸の単体の血流改善と同じように血液の血小板が必要以上に固まるのを防ぐと考えられている(梅肉エキスに秘められた血流改善効果)。

研究では梅の実に含まれるリンゴ酸とヒドロキシメチルフルフラールが反応した化合物でもムメフラールと変わらない性質があるとも分かっているので、梅肉エキスか熱を通した梅干しを食べた際の血液サラサラの血流改善は実際はクエン酸とムメフラールと合わせてもっと大きくなるわけだ。

バニリンは梅肉エキスだけではなくて梅干しにも最初から含まれているけれども比較的に少ない。加熱を行うと梅干しのバリニンは二割増しになる。体脂肪を燃やし易くするので、ダイエットの肥満防止に役立つと考えられる(脂肪燃焼作用)。クエン酸の単体の体脂肪を燃やし易くする性質と健康上の効果効能は同じだけれども働きは全く違う。概してクエン酸はクエン酸回路に関連して運動時の脂肪燃焼の効率を上げるけど、ところがバニリンは小腸で吸収された後に脂肪細胞を刺激して小さくする性質を持っている。運動しなくても体内に取り込むだけで痩せさせる力というダイエット効果が期待できるものなんだ。

参考:血圧上昇を抑える梅肉エキス 梅肉エキスに含まれるムメフラールの分析 食べるだけで痩せる?!梅干しダイエットが狙い目かも

尾畠春夫の五感を大切に知恵を出す食事法

白詰草の集落

尾畠春夫は退職して年金暮らしでも日本中でスーパーボランティアとして活動して忙しい。その他にもスーパーボランティアの“挑戦”などの世界の子供たちの幸福を願うために――愛用のオレンジ色のTシャツの背中にも「こどもの幸せのために」と白い文字で記されている――徒歩で何日も旅しながら人々と情交わす触れ合いを持とうとする。粗食で一日の食事は朝と昼の二回だけか、何の用事もなければ食べないとも聞く。全然、太ってなくて痩せているのが時に心配に見えたりもするけど、しかし梅干しのダイエット効果のせいもあり得る。被災地を復興するための肉体労働や大きな荷物を抱えて歩く長旅は筋肉が衰えては無理だから諸に栄養不足で痩せているとは感じ難い。しっかり動けるように最低限の栄養を確保しながら筋肉に対して脂肪が多めに減らされるような体型になっているのではないか。梅干しとパックご飯の食生活で健康的に痩せていると捉えるべきだ。

私にしてみれば、梅干しとパックのご飯、そして、フランス料理を食べたいなって思ったときは、そこのインスタントラーメンを食べるのです(笑)。私は美味しいものなんて食べない。体にいいものを食べる。体にいいものかどうかをどう判断するか? それは人間に備わった五感です。日本人が忘れてしまっている五感を頼りにするんです。

尾畠春夫/尾畠春夫という生き方 その行動力と精神の源泉とは via SankeiBiz

梅干しとパックご飯の日の丸弁当が多いといっても流石にそれだけでは栄養が厳しいかも知れない。インスタントラーメンも食べるといわれている。冗談でフランス料理に準えて高級な外食として滅多にない贅沢みたいな捉え方もするけど、とにかく退職したら生活費は二ヵ月で十一万円の年金しかないらしくて大変だと察する。

しかし安くても近年のインスタントラーメンは栄養成分のラベルを見ると色んな栄養素が入っているし、日の丸弁当だけでは得難いはずの脂肪や蛋白質などが得られるようになっている。

尾畠春夫が年を取っても非常に元気で、スーパーボランティアとしてすこぶる活動的な毎日を送れる最大の要因は粗食だと思う。幾らか食べたりないくらいの生活を続けているとサーチュイン長寿遺伝子が発動して細胞が老化せず、若々しく保たれる可能性がある。考えるかぎり、梅干しとパックご飯が多いのは食生活におけるアンチエイジングの要を押さえているはずだ。

サーチュイン遺伝子は、飢えた状態が続いても生命を維持するために備わっている仕組み…と考えられています。
多くの研究において、必要なエネルギー摂取量の7割程度、つまり、満腹になるまで食べないで、腹七分目程度に抑えることでサーチュイン遺伝子は活性化すると報告されています。
また、サーチュイン遺伝子の活性化は1日の中でもリズムがあり、食事の後に分泌されるインスリンはその働きを妨げるという報告も見られます。
この考えにのっとると、間食や夜食はご法度です。
急なカロリー制限は身体に悪影響を与える可能性もあるのでオススメできませんが、食事は3食バランスよく摂り、食べ過ぎを控える意識は重要です。

見た目が痩せているとしても尾畠春夫は快活な印象を与えて決して不健康とはいい切れないのはサーチュイン遺伝子が発動して全身がアンチエイジングのモードに入っているせいではないか。

粗食だと栄養不足の危険性が高まるから非常に注意しなくてはならないところで、気に入りの梅干しとパックご飯に象徴される独自の食事法が功を奏していると受け留める。

本人の言葉では「私は美味しいものなんて食べない。体にいいものを食べる。体にいいものかどうかをどう判断するか? それは人間に備わった五感です」が全てを物語っている。

もしも健康と長生きを望むならば実際に老いても元気な生活が享受されずいにいない真実として喜んで学ぶべき認識だろう。

日々、調子を上げてくれる食生活とは何か。自分が感じ取って健康に役立つかどうかを判断するべきだと教える。目下、情報化社会で夥しい情報が溢れ返っているけれども聞き齧りとか受け売りなんて仕方では覚束ないのが現実なんだ。健康は体質や性格の個人差に大きく基づくわけで、誰にでも当て嵌まる一般常識だけでは必ずしも上手く行かない。食事にかぎらず、何でも健康のために良いかどうかは絶えず、自分こそ身を以て確かめながら覚えるのが得策だ。

私は美味しいものなんて食べない。体にいいものを食べる。あなたもシロツメクサをみただけでこの草が食べられると言ったけど、五感を使わないといけない。目でみて、においを嗅いで、トゲがないか触って、食べるか決める。親からせっかくもらった体があるのに、見た目だけで判断、聞いたことだけで判断、これが一番危ない。日本人が忘れてしまっていること。お金がなくても、物がなくても、五感を大切にして、知恵を出すこと。

尾畠春夫/尾畠春夫という生き方 その行動力と精神の源泉とは via SankeiBiz

食事のメニューは梅干しとパックご飯の日の丸弁当かインスタントラーメンの他に雑草/野草が出て来て貧しさから已むを得ない面もあるようだけれども好んで取り入れる。

食べられる雑草/野草として白詰草蒲公英オオバコドクダミツルムラサキミなどが挙げられる。

本当は人生の全てにおいて同じだと思うけれども健康は正しく他人事ではない。いつも良い加減な認識では社会的に誰からも信用されないどころか個人的に自分自身が破滅さえもして生き辛くなってしまう。色んな情報を得られるにしても最終的に生活に有益かどうかは経験から感じ取って判断するという知恵が欠かせないわけなんだ。

尾畠春夫の考え方は世の中に振り回されるような無責任とは程遠く、人間的に正しいし、だからこそスーパーボランティアとして現場では一緒に働く仲間から大きく信頼される存在にもなれるんだろうけど、とにかく物事の真実を「五感を大切にして、知恵を出すこと」によって掴んで行く生き方は素敵としか称えられない。

就中、食事法を見習って自分に合うかどうかを第一に考えて食事を決めたい。何が良いかは日々の調子でも違うし、年齢によっても変わるから最初から決め付けて選ぶのは得てして危ないわけで、なるべく避ける必要がある。どんなに優れた食事でも現在の状態から本当に役立つかどうかを常に気に留めながら少しでも自分に合わないと受け取れば改善するのが健康と長生きに相応しいと思う。

尾畠春夫も若い頃からずっと同じ生活ではない。反対に老いるまではヘビースモーカーの大酒飲みでもあったらしい。どちらも一般的に不健康の著しい要因とされる。

ところが孫から体力の低下を心配されて注意されたのが嬉しくて煙草を止めたり、東日本大震災の被災者への祈りに代えて完全復興のために酒を絶ったり、必ずしも自分の意思で健康を目指してやっているわけではないにせよ、柔軟な発想で生活を自在に変えられるのが素晴らしいと感じる。

現世、心身共に過去から未来へと更新され続けるのが人間の生きる上での根幹だろうから古い世界に囚われず、新しく必要な何かに直ぐに対応できるかどうかが幸せを末永く味わうための二つに一つの分かれ道とも過言ではない。

参考:尾畠春夫(ボランティア) 「人の命より重いものはない」 男児発見の“スーパーボランティア”が語った人助けの理由 尾畠春夫さん「異常事態」1100キロ徒歩帰宅断念 スーパーボランティア・尾畠春夫さんが語った「壮絶なる我が人生」 尾畠春夫さん年金月5.5万の家計簿公開

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