小野リサのYou've Got A Friend(キャロル・キング)|友情歌 結城永人 - 2019年12月21日 (土) 2007年に発表された小野リサのカヴァーで聴いたYou've Got A Friend/君の友だち(キャロル・キング)が友情歌として胸に響いた。 キャロル・キングのYou've Got A Friend Carole King by John Mathew Smith / CC BY 作詞作曲はキャロル・キングで、オリジナルの歌手も彼女になる。 You've Got A Friend(1971/オリジナル) 1971年にアルバムのTapestryで歌われたのが最初で、同年中にシングルカットされた。 小野リサによるカヴァー Youve Got A Friend|小野リサ - トピック 小野リサのYou've Got A Friendのカヴァーはオリジナルのポップロックの曲調がボサノヴァに作り替えられている。表現のスタイルは全く別物だけども例えばミディアムテンポの穏やかなリズムや親しく語りかける歌い方などの共通点を受け取る。 するともはやジャンルを越えた音楽の普遍性を通じてか聴きながらYou've Got A Friendというこの歌の真髄が忽然と浮かび上がって、または作者のキャロル・キングの気持ちが純粋に伝わって来るようなところが凄いと感じてしまって美しくも涙を誘われるばかりなんだ。 You've Got A Friendの歌詞の内容 出だしの部分; 落ち込んで悩ましく 優しさを求めても 全く、全く駄目ならば 目を閉じて考えて 私は直ぐそこで 最も暗い夜に火を点す 名前を呼び出しては どこにいるのかも分かる 私は走って 又会いに行くよ 冬、春、夏か秋 呼ぶことだけをしてね 私はそこにいる 友達なんだ 原文 When you're down and troubled And you need some loving care And nothing, nothing is going right Close your eyes and think of me And soon I will be there To brighten up even your darkest night You just call out my name And you know wherever I am I'll come running To see you again Winter, spring, summer or fall All you have to do is call And I'll be there You've got a friend キャロル・キングのYou've Got A Friend(訳出) 一人ぼっちの淋しさを癒すというか、誰にでも起こり得る自分自身の存在に触れる瞬間の侘しい内面が克服されるようで、文学的な趣きが強い。心の動きを丹念に紡ぎ出す一連の文章の中でも「呼ぶことだけをしてね」(All you have to do is call)は本当に奥深く友情に満ちた素敵な言葉の贈り物だと頷く。 その他のアーティストによるカヴァー Tapestry by Carol King / A&M Records 十五組の楽曲; ジェームズ・テイラー(1971)ダニー・ハサウェイ&ロバータ・フラック(1971)エラ・フィッツジェラルド(1972)マイケル・ジャクソン(1972)ブランニューヘヴィーズ(1997)アル・グリーン(2004)ジャヴィーン(2004)ジョーイ・ピアソン(2004)カレン・ペック&ニューリヴァー(2006)アレッド・ジョーンズ(2007)タータ・メネゼス(2010)ロナルド・アイズレー(2010)アルフィー・ボー(2013)ビル・ゲイザーとトッド・ストルズのデュエットのゲイザーヴォーカルバンドとの共演(2017)フューリーズ(2018) 世界でカヴァーが続々と生まれているYou've Got A Friendは友情歌のスタンダードな名曲に他ならない。 参考サイト君の友だちYou've Got A FriendYou've Got a Friend by Carole KingCarole King – You've Got a Friend LyricsCover versions of You've Got a Friend by Carole King 結城永人の友情のスタンダードな名曲選集 コメント 新しい投稿 前の投稿
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