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強調の助動詞のdo/do+動詞の原形の使い方|英文法

英語の小説、シェーマス・オケリーの才覚者の日本語訳で気になった英文法に強調の助動詞のdo/do+動詞の原形の使い方があった。

動詞の原形の直前のdo/does/didは強調を意味する

They do be reading her, looking out for what a man might say.

人々は何をいったのかを探し求めながら新聞を読んでいるんだ

文中で動詞が二つ続いているように見えるけれども動詞の原形の直前に置かれたdo、または主語が三人称単数でならばdoesや時制が過去ならばdidは強調の助動詞になっていて文法上は通常の動詞ではない。

例文は助動詞のdoを使った強調構文で、一般的に「do+動詞の原形」という表現を取る。

実際にdoが使われるのは主語が一人称(I)か二人称(you)か三人称複数(they/複数名詞)で現在時制の場合のみで、主語が三人称単数(he/she/単数名詞)で現在時制だとdoes、どんな主語でも過去時制だとdidに活用されることになる。

訳すときは「是非」、「本当に」、「正に」、「凄く」などを強調される動詞に対して追加するとはっきりする。しかし敢えて何もしなくても良い場合もあるかも知れない。助動詞のdoの強調構文は動詞の印象を増すように使われるので、いつも文章の意味自体が変わるわけでもないためだ。

助動詞のdoの直後の動詞の原形、強調される動詞は一般動詞が多いけど、ただし例文のように進行形の「be動詞+現在文詞」(~している)に対しても使われることがある。すると平叙文の途中に「do be」の形が出て来るわけで、初めて見て、一瞬、分からなかったんだ。ちょっと調べてみても珍しい文章らしく、殆ど見かけないものの強調構文に変わりはない。

doで強調される動詞を持ち得る三つの文章の種類

強調の助動詞のdoの使い方はどれも同じで、「do+動詞の原形」という表現を取るけれども文章の種類によって強調構文の前後の状況が変わる。

平叙文での動詞の強調

I do want to play tennis twice a month.

私は是非ともテニスを一ヵ月に二回はやりたい。

主語、またはそれにwillやcanなどの助動詞に続いてdoの強調構文が入る。

疑問文での動詞の強調

In this class, who can do sing a song well?

この学級で本当に歌を上手く歌えるのは誰か?

疑問詞の主語、またはそれにwillやcanなどの助動詞に続いてdoの強調構文が入る。

通常の疑問文は疑問詞の後で疑問の助動詞のdoが入って(倒置による強調の一種)から主語が続く。例えば「What do you know about it?」(君はそれについて何を知っているか?)のようになる。しかし疑問詞が主語のときに使われるdoの強調構文は通常の疑問文のようにその後に入れ替わった疑問詞以外の主語の名詞が来ることはなく、強調される動詞しか来ない。

命令文での動詞の強調

Do be sure to come back safe and sound.

どうか何事もなく帰って来いよ。

文頭の動詞の直前にdoが入って強調構文になる。命令文では主語や時制がなくて動詞の原形が文頭に使われる。なので強調の助動詞のdoも活用せず、原形の「do」だけが使われることになる。

命令文の場合、意味合いが強い命令だけではなくて「~しておくれ」のような懇願に変わることもある。

その他、doの強調構文を発音するときは当の助動詞のdoかdoesかdidに強勢が置かれて直後の動詞よりも強く発音する。

I do like to drink coffee.

私は珈琲を飲むのが本当に好きだ

動詞の意味を他でもなく強調して表す、印象付けるためには助動詞のdoに強勢を置いて注意を引いてから発音するのが分かり易い。

参考:35-2 倒置によらない強調構文 強調のdoとは 強調のdoについて。 英会話上級者になるためには避けられない「強調のdo」 助動詞 do の用法 / 英文法

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