L・フランク・ボームのアメリカのお伽噺の日本語訳 結城永人 - 2021年1月24日 (日) 十九から二十世紀のアメリカの作家、小説家で戯曲家のL・フランク・ボームの童話集のアメリカのお伽噺(1901)の日本語訳を行った。子供向けの小説、児童文学だけれども分かり易くて機知に溢れた内容だから大人が読んでも面白いし、比較的に平易な言葉遣いなのは外国語の英語の特に初学者の教材に相応しい。 L・フランク・ボームのアメリカのお伽噺の英語の出典 L. Frank Baum from Miscellaneous Items in High Demand, PPOC, Library of Congress / Public domain American Fairly Tales by L. Frank Baum/L・フランク・ボームのアメリカのお伽噺原文:Project Gutenberg(作品集)朗読:LibriVox(マシュー・リース) 両方ともパブリックドメイン(著作権なし)だから無料で自由に使って構わない。 L・フランク・ボームのアメリカのお伽噺の収録作の紹介 強盗たちの箱誰もマーサを、その午後、一人にしておくつもりはなかった、しかし偶さか皆が出払った、というのもあれこれの理由のためだった。マクファーランド夫人は女性の賭博防止連盟で、毎週、開かれるトランプ会に参加していた。姉妹ネルの恋人が全く予期せずに呼びに来て彼女を長距離ドライヴに連れて行ってしまった。硝子犬熟練の魔法使いがかつて借家の最上階に住んで考え込んだ研究と研究熱心な考えで過ごしていた。魔法について知らないことは少しも知っておく価値がなかった、というのも彼は彼以前に生きた全ての魔法使いの全ての書物と処方箋を所有するためだった;さらには幾つかの魔法を自分自身で発明していた。クオックの王妃王様が昔亡くなった、王様に良くあるように他の人身のように息切れを起こしがちになりながら/もうこの王様は地上の生活を終えて良い頃だった、というのも嘆かわしく浪費するふうな暮らしだったし、国民は彼なしで極僅かな不都合もなく済ませられるためだった/彼の父親はお金と宝石の両方とも潤沢だったから彼に満杯の国庫を残した。しかし正に死去した愚かな王様は全てのお金を遊蕩に無駄遣いしたのだった。熊を所有した少女マンマは町の中心部に買い物に行ってしまったのだった。彼女はノラにジェーン・グラディスを世話するように頼んでノラはそうしようと彼女に約束した。しかしそれは銀食器を磨くための午後だった、なので彼女は食糧貯蔵室に留まってジェーン・グラディスを上の階の大きな居間に遊ばせておいた。魔法をかけられた活字ある時、ヌークが美しい生活に疲れ始めて何かを新しくやりたがった。ヌークはどんな他の不死の輩――きっと妖精とリルを除いてよりも素晴らしい力を持つ。なのでヌークは幸せに満ち足りる以外ではあり得ない単純な願いから欲しがるものは何でも手に入れるかも知れないと思われるだろう。笑う河馬コンゴ川の上方の支流の一つに河馬の往古の貴族の家族が暮らし、ノアの頃を越えて――人類種の存在を越えて――新たな世界の朧気な時代へと遥かに遡る家系を誇っていた/彼らはいつもこの同じ川の岸辺に暮らし、ゆえにその水のあらゆる屈曲や湾曲、その床のあらゆる穴や瀬、その岸辺のあらゆる岩や切り株や沼田場に自身の母親のように精通していた。不思議なボンボンボストンにドーズ博士という名前の賢くて古い化学者が暮らしていて魔術を幾分か嗜んでいた。ボストンにはクラリベル・サッズという名前の令嬢も暮らしていて多くのお金、少しの知力、舞台へ立つための強い願望を持っていた/そこでクラリベルはドーズ博士を訪ねるといった:捕まった時の翁ジムはカウボーイの息子で、アリゾナ州の広い平原に暮らしていた。彼の父親は彼に完璧に正確に半野生馬か若い雄牛への投げ縄を仕込んでおり、もはやジムはその技量を支える体力を持ち合わせたらアリゾナ州のどんなカウボーイとも互角だったのだ/彼は十二歳のとき、チャールズ叔父さん、父親の兄弟が暮らす東部を初めて訪れた。素晴らしいポンプ何年も遠くない昔、石のように不毛なニューイングランドの農場である人が妻と暮らしていた。彼らは酒を飲まない正直者で、その劣等地から乏しい生活費を確保しようと朝早くから暗くなるまで一生懸命に働いていた/彼らの家は小さな平屋で、急な丘に立っており、石がその辺りに厚く置かれていてどんな草木も地面からとても生えないくらいだった。生きたマネキンどんなお伽噺の国にも黄色いリルのタンコ=マンキー以上に悪戯好きの住民はいない。彼は、ある午後、町を飛び抜けた――人身の目には全く映らないが、自身ではあらゆるものが見えるので――すると蝋婦人がフローマン氏の百貨店の大きな板硝子の飾り窓の後ろに立っているのに気付いた。北極熊の王北極熊の王が遠い北国の氷山の中に暮らしていた。古くて怪物のように大きかった;賢くて自分を知る全ての者に優しかった。彼の身体は真夜中の太陽の光の下できらきらと輝く長く、白い毛で厚く覆われていた。 その爪は強く、鋭かった、なので彼は滑らかな氷を渡って安全に歩いたり、餌の魚や海豹を掴んで引き裂いたりすることができた。官吏と蝶官吏がかつてクァンホーに皆から嫌われるくらい過度に腹を立て易く、不愉快に暮らしていた。会う人全てに怒鳴り散らし捲ったし、笑ったり、どんな状況下でも浮かれたりするとは知られることがなかった。取り分け彼は少年少女を嫌った;というのも少年は彼を冷やかしたが、憤怒を起こさせたし、少女は茶化したが、自尊心を傷付けたためだった。 何れの作品も笑いを交えながら心底と人や社会と和合して自然環境に配慮して有徳的に生きることを教訓として的確に示していて本当に良いと思う。 参考サイト『アメリカお伽話』 L・フランク・ボーム 英語の小説の日本語訳 コメント 新しい投稿 前の投稿
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