佐々木主浩

1968年2月22日生まれ、宮城県泉市(1989年から仙台市泉区)出身、東北高等学校を進学して1990年に東北福祉大学からドラフト一位で横浜大洋ホエールズ(1993年から横浜ベイスターズ)に入団、二年目から抑えで成功して勝利を引き寄せる圧倒的なピッチングから大魔神と呼ばれるまでの絶大な信頼を集め、五回の最優秀救援投手を取った。リーグ優勝と日本一を果たした1998年には自身最多の45セーブを挙げて最優秀選手も取った。2000年に海外FA権により、シアトルマリナーズへ移籍してアメリカでプレイするとやはり抑えで大成功を収めて初年度に37セーブで新人王を取ると三年連続で30セーブ以上を記録した。四年目の2003年に不慮の事故で脇腹を傷めて登板数を減らすと退団して2004年に古巣の横浜ベイスターズに復帰したが、新たな肘の故障の影響もあり、以前のような好成績は残せず、翌年の2005年に現役生活を退く。
右投げ
- サイズ
- 身長190cm/体重98kg
- フォーム
- ノーワインドアップのオーバーハンド
在籍チーム
- 横浜大洋ホエールズ(1990~92)
- 横浜ベイスターズ(1993~99)/リーグ優勝(1998)・日本シリーズ優勝(1998)
- シアトルマリナーズ(2000~03)/地区優勝(2001)
- 横浜ベイスターズ(2004~05)
※一軍定着時に優勝があれば記載。
日本代表
なし
※トップチームでの世界大会のみ。
サイト
- 佐々木主浩 OFFICIAL WEB SITE(ホームページ)
- さ佐々木主浩(Instagram)
- 佐々木主浩チャンネル(YouTube)
※本人のホームページやSNSなど。
フォーク
135キロ前後で縦に大きく落ちる。落ち幅は40センチともいわれて非常に大きい。その他にも球速を上げたり、左右へ曲げたりしながら投球の場面に合わせて使い分ける。

- 握り方
- フォーシームから人差し指と中指で挟む。
- 指を縫い目にかけると反対側へ曲がり易い。
- 投げ方
- ボールを指の間から抜く感じで、腕を上から投げ下ろすようにすると落ち易い。
- 三振を取るときは指一本を縫い目にかけて(打者の外側へ曲がる方が打たれ難い)手首を良く使って回転を増やして(回転が多いとストレートと見分けられ難い)主に真ん中の低めを狙って(ストライクの軌道から入ると見送られ難い)地面にバウンドするくらい大きく落とす。
- ストライクを取るときは手首を余り使わずに小さく落とす。
カウントが不利なときほどフォークボールを投げるんですよ
打者にどれだけストレートだと思わせるかで、フォークは三振を取り易くなるので、次のカウントがボールになるとフォアボールとかストライクが欲しいから外れ難いストレートだろうと良く待たれるところで、意表を突くためにフォークを敢えて狙って行く。
参考:MLBism
松井氏は「佐々木さんのように短いイニングで本気で投げられると、なかなか難しいですよ。あのフォークはなかなか、うん。私も含めて、みんなワンバウンドを振っていましたから」と佐々木氏のフォークは素晴らしかったという。
佐々木主浩のフォークは150キロ前後の豪速球のストレートと殆ど見分けが付かないフォームと軌道と非常に大きな落差で、多くの打者を空振りさせた。ピンチで登板するクローザーとしてボールがバットに当たらないことは最も失点し難い投球になるから絶大な信頼を得られた本当に凄いフォークだと感じる。
個人記録
通算成績
日米合算の生涯記録
- 年数:16
- 登板:667(歴代二十六位)
- 先発:8
- 完投:0
- 完封:0
- 無四球:0
- 勝利:50
- 敗戦:54
- セーブ:381(歴代二位)
- ホールド:1(不明年もある)
- 勝率:.4175
- 打者:3422
- 投球回:851.0
- 被安打:567
- 被本塁打:83
- 与四球:307
- 敬遠:31
- 与死球:19
- 奪三振:1093
- 暴投:50
- ボーク:3
- 失点:282
- 自責点:246
- 防御率:2.775
- WHIP:1.045
※歴代記録は2022年3月時点。
参考:“佐々木主浩”の検索結果
受賞歴
日本プロ野球
- 最優秀救援投手(1992と1995~98)
- 最優秀選手(1998)
- 最優秀投手(1998)
- ベストナイン(投手部門:1998)
- 最優秀バッテリー賞(1998/捕手:谷繁元信)
メジャーリーグ
- 最優秀新人選手賞(2000)
※年間成績による主なもの。
参考:佐々木主浩
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