潮崎哲也

1968年11月26日生まれ、徳島県鳴門市出身、1990年に徳島県立鳴門高等学校から松下電器を経てドラフト一位で西武ライオンズに入団、初年度から中継ぎを中心に好成績を残して常勝チームのレギュラーとなり、新人王に準じる新人特別賞を取った。それから、毎年、50試合前後に登板しておよそ防御率2前後を保持しながら鹿取義隆や杉山賢人と鉄壁のリリーフ陣を形成した。現役の後半の1997年からは監督の交代もあり、必ずしもリリーフばかりではなく、先発で起用されることが増えて来たが、それでも10勝前後をきっちり挙げるなど、投手としてオールラウンドな活躍振りを示した。十五年間、西武ライオンズだけでプレイして七回のリーグ優勝と三回の日本一に大きく貢献した。2004年に力の衰えから現役生活を退く。
右投げ
- サイズ
- 身長177㎝/体重75㎏
- フォーム
- ノーワインドアップのサイドハンド
在籍チーム
- 西武ライオンズ (1990なd~2004) /リーグ優勝(1990~94と1997~98と2002)/日本シリーズ優勝(1990~92)
※一軍定着時に優勝があれば記載。
日本代表
- 夏季オリンピック(1988:ソウル大会)/銀メダル
※トップチームでの世界大会のみ。
サイト
なし
※本人のホームページやSNSなど。
シンカー
サイドハンドからストライクゾーンを外れるように高く緩く浮き上がってから投げる腕の外側へ急激に落ちる。そのため、ボールが内側に向かって来て比較的に見易いとされる左打者からでも空振りを良く取った。

- 握り方
- ツーシームで人差し指の外側を縫い目の内側にかける。
- 人差し指に中指を揃えて薬指は小指の方へ外す。
- 投げ方
- サイドハンドで中指と薬指の間からボールを放しながらトップスピン(上から下への順回転)をかける。
- カーブを投げるのと反対に外側へ巻き込むような感覚を持つ。
右に曲がりながら落ちるボールを投げたい
カーブが得意で大きく左に曲がり落ちたので、もう一つ反対側へ同じように曲がる球を投げられないかと試して握り方や投げ方が見出だされた。
参考:NANDA!?
ライオンズひと筋15年で、82勝55敗55セーブ、防御率3.16をマークした。「いったん浮き上がってから約50センチ沈む」といわれた独特の軌道のシンカーは、“魔球”と恐れられた。
潮崎哲也のシンカーは球速が110キロ程度で、遅く、球種自体はチェンジアップの一種ともいわれる。ただし落ち方が投げる腕の外側へ斜めに沈み込んで行く感じで、シンカーと酷似していて普通ではない球筋を持っていた。何よりもボールの軌道が上から下に変わるところが驚異的な印象を与える。もはや消える魔球のような打者の目線をすっかり外す本当に凄いシンカーだと感じる。
個人記録
通算成績
国内での生涯記録
- 年数:15
- 登板:523
- 先発:97
- 完投:9
- 完封:2
- 無四球:1
- 勝利:82
- 敗戦:55
- セーブ:55
- ホールド:0
- 勝率:.599
- 打者:5141
- 投球回:1249.1
- 被安打:1122
- 被本塁打:106
- 与四球:348
- 敬遠:36
- 与死球:60
- 奪三振:967
- 暴投:16
- ボーク:3
- 失点:484
- 自責点:439
- 防御率:3.16
- WHIP:1.18
参考:“潮崎哲也”の検索結果
受賞歴
なし
※年間成績による主なもの。
参考:潮崎哲也
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