上原浩治

1975年4月3日生まれ、大阪府寝屋川市出身、東海大学付属仰星高等学校を進学して1999年に大阪体育大学からドラフト一位で読売ジャイアンツに入団、初年度から20勝で新人王と投手四冠(最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率)と最優秀選手という圧巻の成績を残し、その後も雑草魂を信条とする熱投派のエースとして主に先発として活躍した。海外FA権により、2009年からボルチモアオリオールズに移籍してアメリカでプレイし始め、中継ぎや抑えとして九年間で四つのチームを渡り歩いた。2013年にボストンレッドソックスでは抑えの切り札として大活躍すると共にワールドチャンピオンの胴上げ投手となった。そして2018年に読売ジャイアンツに復帰すると通算100勝100セーブ100ホールドを達成するが、度重なる怪我で登板機会を減らして2019年に現役生活を退く。
右投げ
- サイズ
- 身長187㎝/体重87㎏
- フォーム
- ノーワインドアップのスリークォーター
在籍チーム
- 読売ジャイアンツ (1999~2008) /リーグ優勝(2000と2002と2007~08)・日本シリーズ優勝(2000と2002)
- ボルチモアオリオールズ (2009~11)
- テキサスレンジャーズ(2011~13)/地区優勝(2011)・リーグ優勝(2011)
- ボストンレッドソックス(2013~16)/地区優勝(2013と2016)・リーグ優勝(2013)・ワールドシリーズ優勝(2013)
- シカゴカブス(2017)/地区優勝(2017)
- 読売ジャイアンツ (2018~19)
※一軍定着時に優勝があれば記載。
日本代表
- 夏季オリンピック(2004:アテネ大会)/銅メダル
- ワールドベースボールクラシック(2006)/金メダル
- 夏季オリンピック(2008:北京大会)/四位
※トップチームでの世界大会のみ。
サイト
- koji-uehara.net(ホームページ)
- Koji Uehara(上原浩治)(Facebook)
- KOJI UEHARA(Twitter)
- Koji Uehara(Instagram)
- 上原浩治の雑談魂(YouTube)
※本人のホームページやSNSなど。
スプリット
ストレートと10キロ程度の球速差で、鋭く落ちる高速フォーク、非常に見分けが付き難いのに加えて制球力も非常に高く、日本でもアメリカでも並外れた成績を残した。
- 握り方
- ツーシームから人差し指よりも中指を多めに広げてしっかり(強く引っ張られても抜けないくらい固く)挟む。
- 垂直に落とすときは人差し指と中指がそれぞれの縫い目の外側にかかる位置で握る。
- 投げる腕の外側へ曲げ落とすときは人差し指だけが縫い目にかかる位置で、横の回転が付き易いように握る。
- 投げ方
- ストレートと同じフォームで投げる(打者に気付かせないため)。
- 投げる腕の外側へ曲げ落とすときはボールを投げ放す瞬間に人差し指に力を入れて横の回転を増やす。
ボールを落とそうと意識してフォームが緩んだりすると打者に気付かれて他の球種も打たれ易くなってしまう。どんな変化球でも同じだけれどもストレートと同じように投げるのが良い。落とせなくても気付かれなければ球速がないからタイミングがずれて大丈夫かも知れない。
参考:【上原浩治が教える】世界を制した伝家の宝刀スプリットの投げ方
上原さんの中で、スプリットだけでもいろんな投げ分けがあると思いますね。変化の仕方が違いますから。要するに(相手にストレートとスプリットの)2種類だけって思わせて、でも実際には何球種もある。だから攻略するのが難しいクローザーなのかなと思いますし、成功されているんだと思います
上原浩治のスプリットは様々なタイプがあり、およそ三つで、普通のものと遅めに縦に大きく落とすものとシンカー気味に流れて落ちるものとされる。制球力が非常に高くて低めやコーナーをストレートと同じように狙えもするから変幻自在の本当に凄いスプリットだと感じる。
個人記録
通算成績
日米合算の生涯記録
- 年数:20
- 登板:748(歴代十四位)
- 先発:217
- 完投:56
- 完封:9
- 無四球:21
- 勝利:134
- 敗戦:93
- セーブ:128(歴代二十六位)
- ホールド:104(歴代三十六位)
- 勝率:.542
- 打者:8155
- 投球回:2064.1
- 被安打:1736
- 被本塁打:248
- 与四球:289
- 敬遠:27
- 与死球:34
- 奪三振:1972(歴代三十一位)
- 暴投:19
- ボーク:2
- 失点:725
- 自責点:674
- 防御率:2.84
- WHIP:0.8
※歴代順位は2022年3月時点。
参考:“上原浩治”の検索結果
受賞歴
日本プロ野球
- 最優秀新人(1999)
- 最多勝利(1999と2002)
- 最優秀防御率(1999と2004)
- 最多奪三振(1999と2003)
- 最優秀選手(1999と2002)
- 沢村栄治賞(1999と2002)
- 最優秀投手(1999と2002)
- ベストナイン(1999と2002)
- ゴールデングラブ賞(1999と2003)
- 最優秀バッテリー賞(2002/捕手:阿部慎之助)
※年間成績による主なもの。
参考:上原浩治
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