宜保愛子のレオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザの否定できない霊視 結城永人 - 2023年3月18日 (土) 日本の霊能力者、宜保愛子は本物だった可能性があると思うけれども幾つかの否定できない真実の一つとしてレオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザの霊視を取り上げてみたい。 1993年にテレビ特番の【宜保愛子 ノストラダムスへの挑戦!!】で誰でも一度は見たことがあるような人類史上最高傑作の絵の一つのレオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザを霊視した。 注目されるのはモナリザの大きな謎として実際のモデルが誰たったのかというのがある。通説では絵の依頼主のフランチェスコ・デル・ジョコンドの妻のジョコンド夫人(リザ・デル・ジョコンド、またはリザ・ゲラルディーニ/ゲラルディーニ家のリザ)といわれていてモナリザを所蔵するフランスのルーブル美術館でも絵をフランチェスコ・デル・ジョコンドの妻、リーザ・ゲラルディーニの肖像と名付けている。しかし見た目が三十代以上で、年を取り過ぎているようで、疑問が残る。真作かどうかは判然としないけれどももっと若い頃を描いたとされるアイルワースのモナリザというのも見付かっている。 宜保愛子はモナリザのモデルをレオナルド・ダ・ヴィンチの母親と霊視した 宜保愛子――はい。あの、このモナリザを描くときにダ・ヴィンチはだんだんだんだん何だか自分のお母さんに似てるじゃないかっていうことに気が付いて来たんですね。色々とデッサンはしたんですが、その中の一枚は自分はとっても大事に取っておいてそして、一生懸命、自分の母親像を描いて行ったものなんです。 草野仁――なるほど。 宜保愛子――えぇ。 草野仁――えぇ。 宜保愛子――というのは、お母さんていう人は心の中で、お母さんを思う余り、女性というものに対しては、あの、壊しては行けない、触れては行けない、こう、色々と、こう、自分の中で、そういうふうに考えてしまったために彼は、一生、独身で暮らしているんです 草野仁――なるほど、なるほど。えぇ、えぇ。 宜保愛子――そして、あの、お母さんを描き続けるわけなんですが、あるとき、母親が彼を訪ねて来るんです。 草野仁――ほぉ、ほぉ、ほぉ、ほぉ。 宜保愛子――えぇ。もう私の霊視ですとちゃんと彼は会ってるんです、お母さんを。 草野仁――はぁ、はぁ。 宜保愛子――そのときの年齢のお母さん、目が完成してしまうわけなんです。 草野仁――あぁ。なるほど、なるほど。えぇ。 宜保愛子――ですからモナリザのあの顔は年齢が分からない。 宜保愛子と草野仁/宜保愛子 ノストラダムスへの挑戦!!|日本テレビ 僕が驚いたのはモナリザの実際のモデルがレオナルド・ダ・ヴィンチの母親だったかどうかは分からないけど、とにかく通説のジョコンド夫人ではないというところが約三十年前の見方として必ずしも外れてなかったと思われる。 というのもレオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザの表面から三層目にもっと若い別の人物が描かれていることが現在では科学的な調査で判明しているんだ。 この調査が始まったのが2004年なので、丁度、宜保愛子が亡くなった2003年の翌年になる。本人はいうまでもなく、知らなかったはずだから最初の絵から他の絵に描き換えたというのは予言的に当たっていたといって良いと思う。 レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザは最初と違うモデルが試行錯誤して描かれている 宜保愛子 ノストラダムスへの挑戦!!|日本テレビ 宜保愛子の表現が不明瞭で、前の絵に後の絵を重ねて描いたとはっきりいわれてないけど、しかし途中でモデルが母親に似ていることに気付いて描き換えたというのと一枚のデッサンを重視して母親を描いて行ったというので、重ねて描いたと捉えることも無理ではない。 少なくとも母親の絵を長らく描き続けたという指摘は近年の発見でレオナルド・ダ・ヴィンチの試行錯誤の痕跡が見付かっているから間違いなく当たっている。 番組内では作家のコリン・ウィルソンが出て来てレオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザのモデルはジョコンド夫人ではないと考えていることが紹介されていたり、コリン・ウィルソン氏、宜保 愛子さんから、私に引き継がれた、大切なことによれば母親像を描いたとも考えていたようなので、宜保愛子はそれらを知っていて真似しただけとも捉えられるけど、しかし描いた過程について最初と違うモデルになったとかモデルの年齢が分からないくらい描き続けたなんて見方は霊能力ならではのものだろうし、約三十年が経っても外れたといい切れなくて実際のモデルが母親で正しくて当たった可能性が残っているのは本当に凄い。 宜保愛子が伝えるレオナルド・ダ・ヴィンチの母親への思いを決定付けた幼い頃のエピソード 宜保愛子――これは時代を感じさせる。ううううう。レオナルドがとっても懐かしがった、自分の心の中にいつも焼き付いていた、あるとき、お母さんがその暖炉の火をこうやって付けているときに、あの、間違ってね、火傷をしたことがあるんです。そう、今、その光景がこの暖炉を見てると出て来ます。木を取ろうとした、そしたらその木が、火が燻っててそしてそこに微かな煙を立てているその方をうっかりと手に持ってしまった。でもお母さんはそのときに咄嗟にその薪を落とそうと、落としたかったんですが、レオナルドの手があったために火傷をしながらもそれを、彼の手を払い退けてそこに置いた、その何秒間かの間に彼女の手は火傷してしまった。そのとき、レオナルドは何かこの火傷をさせてしまったのは自分じゃないかな、そういうふうに思ったことがあったんです。 宜保愛子/宜保愛子 ノストラダムスへの挑戦!!|日本テレビ 今から確かめるのは不可能か新しい資料が出て来ないかぎり、真偽は定かではないにせよ、どうしてレオナルド・ダ・ヴィンチが母親像を熱心に求めたかという思いも霊視されていた。 幼い頃に火傷してまでも自分を守ってくれたことに優しさを感じたと同時に自分のせいで火傷させたことに悔しさを感じた。そして母親への大きな愛情を抱くようになり、女性の代表として神格化するような気持ちになった。 レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザには何か崇高なものを受け取るし、黒い衣装を喪服のように捉えて魂の存在を想像したり、あるいは微笑みの静けさから相手を見守る母性的なものも受け取ることができる。 絵の印象から宜保愛子の霊視した母親への思いを肯定することは決して難しくないけれどもこればかりは本当かどうかは現時点で分からない。 世にも稀な偉大な画家が現れるに至ったユニークな経験の可能性として非常に興味深いエピソードなのは間違いないし、モナリザが幼い頃の思いからを死ぬまで大事に描かれた絵だとしたら目にする感動もさらに深まらすにいない。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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