平戸躑躅の写真と俳句:救い主を待つのは大変だ 結城永人 - 2023年5月7日 (日) 地元の大きな公園で初夏の花々の写真を撮って来たので、その中から平戸躑躅の写真を俳句付きで掲載する。 平戸躑躅は大きなピンクの花がまるで海中の珊瑚のようにゆらゆらと咲くのが印象的だ。写真に撮ろうとしたら他の人が寄って来て飼い犬を連れていて花の前に座らせて写真を撮り始めた。無理だと思って少し他の花を見て回りながら暫くして誰もいなくなってから写真を撮った。 貧しさや平戸躑躅へ遠回り 公園や何かで犬の散歩をする人を見かけるといつも貧しさが身に染みる。本当に無理というか、ある種、裕福さの象徴のような感じさえもするのがペットを持つということで、取り分け犬だと手も多くかかって大変さも増す。一人寂しく嘆かずにはいられない、いつになれば人並みの生活へ死と隣合わせの毎日を免れられるだろうかと。 世の中もさっさとベーシックインカムをやるべきだと思うし、そうなれば最低限の生活費が確保されるから今の最大の不幸からは少なくとも解放されるだろう。とはいえ、三十年来の不況で、どうにもならないと諦めた人が多いせいかも知れないけど、とにかく日本の選挙の投票率が低過ぎて政治的に改善される可能性が極めて低くなっている。 風揺らす平戸躑躅の華麗さよ 僕が生きているうちは無理だと最後の頼みの綱ともいえるベーシックインカムですらも諦めざるを得なくなりそうなのも事実だ。平戸躑躅の大きな花弁を風に易々と揺らす華麗な様子とは偉い違いだろう。何とかならないものかと泥沼のように這い上がれないどころか引き摺り込まれされもする人生の悲しみから見上げる先は救い主ばかりだ。 初夏の七つの花々の写真と俳句 コメント 新しい投稿 前の投稿
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