初夏の七つの花々の写真と俳句 結城永人 - 2023年5月16日 (火) 久し振りにカメラを持って地元の大きな公園に写真の撮り歩きに出かけた。 前回の初夏の晴れた公園の花々から六年振りになる。カメラとレンズは同じで、Sonyのα5100とZeissのTouit 2.8/50Mをまだ使っていて何よりも手振れへの注意が怠れない。しかしそれだけに光の多い今の時期の屋外での写真撮影はシャッタースピードを十分に稼げるから気楽にやれるし、非常に嬉しいと思う。 七つの花々の写真と俳句の記事のリンクと抜粋 山躑躅の写真と俳句:最後の力を振り絞って生きよ出かけた公園は東京ドーム数個分の広さで、中心の芝生の広場を階段付きの小さな山が半分くらい囲んでいる。小さな山に最も多く生えているのが山躑躅で、今の時期は真っ赤に燃えるような状態で、山火事ではないけど、とにかく衝撃的な印象を与える。鈴蘭の写真と俳句:死んでから有名になっても公園の小さな山の頂上に展望台があってその近くの脇道のそばに鈴蘭の集落がある。初めて見付けたときは本当にびっくりして大好きな花だから幸運を感じた。他の場所に全くないから雑草みたいな感じで、偶々、生えているのかも知れない。春紫苑の写真と俳句: 負けたら終わりの場所がある公園に人の手で植えられた花咲く草木の隙間を埋めるように様々な雑草も生えている。日本の春から夏にかけて最も良く知られた雑草の一つが春紫苑だと思う。余程、都会の真ん中にでも住まないかぎり、簡単に見られる花だろう。はっきり目を向けるのは児童期の通学路だけかも知れないけれども思い出すと僕にはとても馴染み深い。平戸躑躅の写真と俳句:救い主を待つのは大変だ平戸躑躅は大きなピンクの花がまるで海中の珊瑚のようにゆらゆらと咲くのが印象的だ。写真に撮ろうとしたら他の人が寄って来て飼い犬を連れていて花の前に座らせて写真を撮り始めた。無理だと思って少し他の花を見て回りながら暫くして誰もいなくなってから写真を撮った。久留米躑躅の写真と俳句:好きな気持ちに理由なんかない紅蓮の炎という感じで、赤い久留米躑躅が真っ盛りだった。以前も驚いたけれども咲き捲ると毛並みの良い絨毯のような質感があって独特な印象を与える。公園には白やピンクの久留米躑躅もあるけど、やはり赤い花の真っ盛りのインパクトは非常に大きい。五葉躑躅の写真と俳句:不思議なことが起こり得る世の中枝先に五枚の葉が付くことから五葉躑躅と呼ばれる。その他に白八汐とも呼ばれて白い花が美しくも葉の下に隠れるように咲くのが如何にも奥床しい感じがする。花は特徴的なのが五角形に開いて鈴のように見える。沢山、咲いて全体が白っぽくなると雪が積もったか鈴の装飾が付けられたクリスマスツリーを彷彿とさせる。白琉球の写真と俳句:二度と戻らないいつかの出会い琉球躑躅とも呼ばれる白琉球は江戸時代から栽培された花で、沖縄(元は中国の呼び名で琉球)から全国に広まって琉球の名前が付けられた。自生種か渡来種かは良く分からず、性質から岸躑躅と黐躑躅の交雑種と考えられている。 地元の大きな公園は四月前後が一番の花盛りの時期で、丁度、今は終わりかけになるけれども寂しさが増しつつも色んな花がまだまだ咲いていたので、七つの初夏の花々の写真と俳句で振り返った。 初夏は青春期に天使的な人と出会った運命の恋の始まりの頃だから人生の最も重要な変わり目と受け取る。世界に光が溢れるし、気温も相当に過ごし易いし、本当に希望に満ちた季節と呼ぶに相応しい。 一年の英気を養うには持って来いの状況ではないか。調子を上げて幸運をしっかり掴めるようにしたい。逃し続けるだけとか項垂れるのではなく、花でも何でも少しでも得られた感じがしたら自分で膨らますように気分を盛り上げて生きることが肝心だ。 関連ページ初夏の光の花々:山躑躅(朱色/赤)と鈴蘭と日陰躑躅と淀川躑躅 コメント 新しい投稿 前の投稿
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