ピラミッドは正しく尽きない魅力の宝庫だ

昔から引き付けられて仕様がない。形といい、色といい、そして何よりも大きさという。一度、見たら忘れるのも容易ではなかった、振り返ってみると威圧されたようで。 青空に突き刺さる先端のピラミッドは小さいけれども相似形を保ちながら底辺を広げてどっしり構えている。想像するほどに抽象的な美しさ、幾何学の謎めいた魅力に胸を打たれざるを得ない。 ギザの砂漠のピラミッドは王の大きなものと王妃の小さなものの二種類がある All Gizah Pyramids by Ricardo Liberato / CC BY-SA なぜ存在するのか。ピラミッドの三角形を通じて哲学的な気分が味わわれる。よもや我と我が身を重ね合わせた探求心の賜物だろう。 個人的に興味深いのはやはり何といっても クフ王の大ピラミッド だ。大きさの魅力に溢れている。エジプトのギザの砂漠に高々と聳え立つ。しかしながら他にもさほど変わらない大きさの カフラー王のピ…