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些細な日常

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結城永人が選んだ人生のスタンダードな名曲集

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いつまでも聴いていたい人生のスタンダードな名曲を選んで紹介する。 人生歌のスタンダードな名曲十五選 Child lying and blowing dandelion fluff on the field by jplenio / Pixabay ビリー・ジョエル の Honesty / オネスティ 作詞:ビリー・ジョエル 作曲:ビリー・ジョエル ジャンル:ポップ 発表年:1978 カヴァー: トーラス・ライリーなど マーヴィン・ゲイ の What's Going On / ワッツゴーインオン 作詞:マーヴィン・ゲイと アル・クリーヴランド と レナルド・ベンソン 作曲:マーヴィン・ゲイとアル・クリーヴランドとレナルド・ベンソン ジャンル:ソウル 発表年:1971 カヴァー: ビアンカ・ロペスなど ボブ・ディラン の Blowin' in the Wind / 風に吹かれて 作詞:ボブ・ディラン 作曲:ボブ・ディラン ジャンル:フォーク 発表…

ランベール・ウィルソンのLes Feuilles mortes(イヴ・モンタン)|人生歌

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2015年に発表された ランベール・ウィルソン のカヴァーで聴いた Les Feuilles mortes / 枯葉 ( イヴ・モンタン )が人生歌として胸に響いた。 ランベール・ウィルソンによる Les Feuilles mortes のカヴァー Lambert Wilson - Les feuilles mortes (Live au Studio Ferber 2015)|LambertWilsonVEVO ランベール・ウィルソンの Les Feuilles mortes のカヴァーは歌のモチーフの枯葉が寒々と吹き寄せられる様子が目に浮かぶほどに情感がたっぷり込められた劇的な表現が魅力だと思う。悲恋がテーマで、昔の幸せな付き合いから今の侘しい別れまでの気持ちの揺れ動きが声の強弱や調子によって手に取るように分かる楽曲でないか。聴きながら歌の世界へ自然に引き寄せられてしまう透き通った美しさがある。 イヴ・モンタンの L…

結城永人が選んだ恋愛のスタンダードな名曲集

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いつまでも聴いていたい恋愛のスタンダードな名曲を選んで紹介する。 恋愛のスタンダードな名曲十五選 Couple holding hands and walking on the beach by sasint / Pixabay ミニー・リパートン の Lovin' You / ラヴィンユー 作詞:ミニー・リパートンと リチャード・ルドルフ 作曲:ミニー・リパートンとリチャード・ルドルフ ジャンル:ソウル 発表年:1974 カヴァー: アナ・クリスチーナなど パーシー・スレッジ の When a Man Loves a Woman / 男が女を愛する時 作詞: カルヴィン・ルイス と アンドリュー・ライト 作曲:カルヴィン・ルイスとアンドリュー・ライト ジャンル:ソウル 発表年:1966 カヴァー: マイケル・ボルトンなど ロリ・リーバーマン の Killing Me Softly with His Song / やさしく歌って 作詞: ノーマン・…

結城永人が選んだ友情のスタンダードな名曲集

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いつまでも聴いていたい友情のスタンダードな名曲を選んで紹介する。 友情のスタンダードな名曲十五選 Back of four children friends sitting by florentiabuckingham / Pixabay ロッド・スチュワート の What's That Friends Are For / 愛のハーモニー 作詞: キャロル・ベイヤー・セイガー 作曲: バート・バカラック ジャンル:ポップ 発表年:1982 カヴァー: ディオンヌ・ワーウィック&フレンズなど スティーヴィー・ワンダー の Don't You Worry 'bout a Thing / くよくよするなよ! 作詞:スティーヴィー・ワンダー 作曲:スティーヴィー・ワンダー ジャンル:R&B 発表年:1973 カヴァー: インコグニートなど キャロル・キング の You've Got A Friend / 君のともだち …

アニー・ブランチャードのDaydream Believer(モンキーズ)|恋愛歌

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2016年に発表された アニー・ブランチャード のカヴァーで聴いた Daydream Believer ( モンキーズ )が恋愛歌として胸に響いた。 アニー・ブランチャードによる Daydream Believer のカヴァー Daydream Believer - Annie Blanchard|Annie Blanchard アニー・ブランチャードの Daydream Believer のカヴァーはポップな曲調にカントリーミュージックの趣きが加わって明るく朗らかな雰囲気が本当に際立つアレンジで、恋愛歌とすると付き合って暫くして離れ始めたこの気持ちは何だろうと訝りつつも相変わらずと好きな状態は続いているから全く喜ばないわけに行かないみたいな不思議に面白い楽想にぴったりだと感じる。 モンキーズの Daydream Believer The Monkees from NBC Television / Public dom…

メリッサ・ケリーのI Will Remember You(サラ・マクラクラン)|友情歌

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2018年に発表された メリッサ・ケリー のカヴァーで聴いた I Will Remember You ( サラ・マクラクラン )が友情歌として胸に響いた。 メリッサ・ケリーによる I Will Remember You のカヴァー I Will Remember You (Cover by Melissa Kellie)|Melissa Kellie メリッサ・ケリーの I Will Remember You のカヴァーは瑞々しい歌声が原曲の美しさを自然な様子で湛えていると感じる。オリジナルは葬式に使われるくらい心を抉る内容を持っていて人間関係の機微を捉えた友情歌、歌詞は恋愛歌にも近いけれどもそうした奥深い絆が爽やかに伝わって来るのは良いと思う。表現の硝子細工のような繊細さが素晴らしい歌の味わいを幾重にも広げてくれる。 サラ・マクラクランの I Will Remember You Sarah McLachlan by …

ジェン・サクラのIf We Hold on Together(ダイアナ・ロス)|友情歌

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2014年に発表された ジェン・サクラ のカヴァーで聴いた If We Hold on Together ( ダイアナ・ロス )が友情歌として胸に響いた。 ジェン・サクラによる If We Hold on Together のカヴァー If We Hold On Together - The Land Before Time OST|Jenn Sakura ジェン・サクラの If We Hold on Together のカヴァーは歌声の心地良さが抜群だと感じる。本人の言葉ではオリジナルの歌手のダイアナ・ロスについて「Diana Ross, who has one of the most soothing voices ever」(ダイアナ・ロス、今までで最も滑らかな声の一つを持つ)とあってそうした表現を重視しているせいか。特有の嫋やかなメロディーの自然体の魅力が良く分かるし、世界を抱き締めるような愛に包まれた…

ルーマーのWhat the World Needs Now Is Love(ジャッキー・デシャノン)|友情歌

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2016年に発表された ルーマー のカヴァーで聴いた What the World Needs Now Is Love / 世界は愛を求めている ( ジャッキー・デシャノン )が友情歌として胸に響いた。 ルーマーによる What the World Needs Now Is Love のカヴァー What The World Needs Now Is Love (Official Music Video)|Rumer ルーマーの What the World Needs Now Is Love のカヴァーは世界を守る愛としての慈しみを表現したようだ。厳かな祈りを込めた清らかで穏やかな歌声こそ人々に平和を齎してくれると想像されるんだ。 二連目の歌詞から始まるアレンジで、ハル・デヴィッドが考え付くのに、二年、かかったとされる部分の神様への呼びかけなので、楽曲に神聖な雰囲気を与えている。 ジャッキー・デシャノンの What th…

ローラ&アントンのLa Vie en rose(エディット・ピアフ)|人生歌

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2014年に発表された ローラ&アントン のカヴァーで聴いた La Vie en rose / バラ色の人生 ( エディット・ピアフ )が人生歌として胸に響いた。 ローラ&アントンによる La Vie en rose のカヴァー Laura & Anton - "La Vie En Rose"|Foxtails Brigade ローラ&アントンの La Vie en rose のカヴァーはテンポを大きく、中々、先へ進まないと焦れるくらい遅らせているのがユニークだ。題名通りのバラ色の人生、つまりは毎日のかけがえもなく素晴らしいかぎりの幸せな気持ちそのものを少しでも長く味わうには本当にぴったりの表現だと感心する。歌に込められた思いが他には何も要らないくらい大事に磨き出されているようで、聴きながら良い曲の全体から部分まで克明に心に刻まれるのが嬉しい。 エディット・ピアフの La Vie en ros…

ミロシュ・カラダグリッチのグレゴリー・ポーターを起用したLet It Be(ビートルズ)|人生歌

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2016年に発表された ミロシュ・カラダグリッチ の グレゴリー・ポーター を起用したカヴァーで聴いた Let It Be ( ビートルズ )が人生歌として胸に響いた。 ミロシュ・カラダグリッチによる Let It Be のカヴァー Miloš Karadaglić - Let it Be (Beatles cover) ft. Gregory Porter|milosguitar ミロシュ・カラダグリッチのグレゴリー・ポーターを起用した Let It Be のカヴァーは前者のクラシックギターの柔和な音色とやはり柔和な音色を示すグレゴリー・ポーターのヴォーカルの正しく調和の取れた素敵なコラボレーションを実現している。人間味が溢れてしかも自然の息吹きに触れるような音楽の優しくも稀有な趣きに心の寛ぎを受け取らずにいない。聴きながら天使が舞い降りるかも知れないほどの喜ばしく生きるべき世界の恩恵を認めるばかりだ。 ビートルズの …

杉山未紗のTom's Diner(スザンヌ・ヴェガ)|人生歌

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2011年に発表された 杉山未紗 のカヴァーで聴いた Tom's Diner ( スザンヌ・ヴェガ )が人生歌として胸に響いた。 杉山未紗による Tom's Diner のカヴァー Tom's Diner|Misa Sugiyama - Toric 杉山未紗の Tom's Diner のカヴァーはオリジナルの全てが静けさに包まれたような独特の詩的で神妙な情感をお洒落に再構成していて本当に良いと思う。人生の一分一秒という極僅かな時間、あるいは瞬間の瞬間の生活まで大切にしたい気持ちが固有のリズムに乗って相応しい熱気を帯びて伝わって来る。表現上、芸術的にも人間的にも惹かれずにいないし、素敵としかいいようがない作品だ。 スザンヌ・ヴェガの Tom's Diner スザンヌ・ヴェガ| Suzanne Vega 作詞作曲はスザンヌ・ヴェガで、オリジナルの歌手も彼女になる。 Tom's Di…

ホリア・ブレンチウのMy Way(フランク・シナトラ)|人生歌

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2012年に発表された ホリア・ブレンチウ のカヴァーで聴いた My Way ( フランク・シナトラ )が人生歌として胸に響いた。 ホリア・ブレンチウによる My Way のカヴァー Horia Brenciu - My Way [LIVE]|Horia Brenciu ホリア・ブレンチウの My Way のカヴァーはオリジナルのポップのアレンジを踏襲したオーソドックスな仕上がりだけれども歌声に滲み出る個性として人の良さが何よりも好ましい。音楽に真摯に向き合っているというか、発声の確信に満ちた様子とか音程の鮮明な切り替えなんて歌唱の端々から真面目な取り組み、表現を追求する実直な生き方が想像される。 良い人が歌ってこそ魅力も一段と増して来るのが My Way だと発見するくらい根本的に相応しい気持ちが込められている。 フランク・シナトラの My Way Frank Sinatra in Marriage on the Rock…

ロバータ・フラックのKilling Me Softly with His Song(ロリ・リーバーマン)|恋愛歌

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1973年に発表された ロバータ・フラック のカヴァーで聴いた Killing Me Softly with His Song / やさしく歌って ( ロリ・リーバーマン )が恋愛歌として胸に響いた。 ロバータ・フラックによる Killing Me Softly with His Song のカヴァー Roberta Flack - Killing Me Softly With His Song - 8/16/1992 - Newport Jazz Festival (Official)|Jazz on MV ロバータ・フラックの Killing Me Softly with His Song のカヴァーは最初の試みとして注目が薄かったオリジナルの良さを発見して人気に火を着ける発端になった。飛行機のオーディオで、偶々、聴いて自分でも歌いたいと急激に引き付けられたらしい。アレンジを改めてテンポを速めてバックビートを強め…

アナ・クリスチーナのLovin' You(ミニー・リパートン)|恋愛歌

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2013年に発表された アナ・クリスチーナ のカヴァーで聴いた Lovin' You ( ミニー・リパートン )が恋愛歌として胸に響いた。 アナ・クリスチーナによる Lovin' You のカヴァー "Lovin' You" Minnie Reperton Cover by ANA CRISTINA|Ana Cristina アナ・クリスチーナの Lovin' You のカヴァーはカラオケで、オリジナルのアレンジのまま、歌われているけれども情感がもっと熱く込められている。詞の世界観にリアルに引き付けられる度合いがグッと増しているのが好ましく聴ける。 ミニー・リパートンの Lovin' You Minnie Riperton from Coveralia 作詞作曲はミニー・リパートンと リチャード・ルドルフ で、オリジナルの歌手はミニー・リパートンになる。 Lovin&…

ディオンヌ・ワーウィック&フレンズのThat's What Friends Are For(ロッド・スチュワート)|友情歌

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1985年に発表された ディオンヌ・ワーウィック &フレンズ: スティーヴィー・ワンダー と エルトン・ジョン と グラディス・ナイト のカヴァーで聴いた That's What Friends Are For / 愛のハーモニー ( ロッド・スチュワート )が友情歌として胸に響いた。 ディオンヌ・ワーウィック&フレンズによる That's What Friends Are For のカヴァー Dionne Warwick - That's What Friends Are For|Dionne Warwick ディオンヌ・ワーウィック&フレンズの That's What Friends Are For のカヴァーは冒頭のスティーヴィー・ワンダーのハーモニカの哀愁を誘う音色が余りに印象的で、一度、聴いたら忘れないくらい心に刻まれる。 そして四人で交互に歌い分けるスタイルが如何にも友達同士でやっている…

ニーナ・シモン|ジャズシンガー

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ニーナ・シモン /Nina Simone。1933年の2月21日生まれ。アメリカのノースカロライナ州トライオンの出身。R&B、ジャズ、ブリーズ、ソウル、ポップ、ゴスペルを歌う。 目次 ニーナ・シモンの歌手人生 ニーナ・シモンの主要楽曲 ニーナ・シモンの歌手人生 Nina Simone die met kerst op televisie zal verschijnen by Ron Kroon / Anefo / CC0 八人の兄弟姉妹の六番目で、貧しい家庭ながら三歳頃からピアノを弾き始め、数年後には母親が牧師を務める地方教会の日曜礼拝で演奏を披露していた。 生活費のために母親がやっていた家政婦の雇い主がニーナ・シモンのピアノを聴くと感銘を受けて給料を余分に出してくれたために幸運にも五歳からミス・マジー(ミュリエル・マザノーヴィック)のピアノのレッスンを受けることができた。そしてクラシックの バッ…

マデリン・ベル|ソウルシンガー

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マデリン・ベル /Madeline Bell。1942年7月23日生まれ。アメリカのニュージャージー州ニューアークの出身。ソウル、ジャズ、ボップを歌う。 目次 マデリン・ベルの歌手人生 マデリン・ベルの主要楽曲 マデリン・ベルの歌手人生 Madeline Bell by Martin Greeson, U.S. Army / Public domain 両親が離婚し、歌手だった祖母に歌の才能を引き出されるように育てられて大きな影響を受けた。五歳で歌と踊りの稽古に通い、十一歳では教会や学校でゴスペルを良く歌った。十三歳では サム・クック に触発されてポップミュージックも気に留めた。フォージャックス&ジルというヴォーカルグループのジルとして街角のクラブやショーで、ポップミュージック寄りのゴスペルを歌ったのが十四歳で、この頃には百五十人編成の合唱でも聞き分けられるくらい突き抜けて個性的な歌声を放っていたようだ。…