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些細な日常

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惨たらしいリンチ~ビリー・ホリデイのStrange Fruitが伝えるアメリカの黒人差別の実像~

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二十歳頃から 黒人音楽が好きで、良く聴いていた けれども同時に黒人差別に多く悲しみもした。大昔からアフリカの黒人などが奴隷として世界中で死ぬほどに扱き使われていて現代の民主主義の人々が平等な国々でも黒人そのものが非人間的に蔑視される状況は後を絶たない。僕が良く聴く主にアメリカの黒人音楽も正しく差別に晒される最悪の生活の中から作り出されているんだ。 音楽の素晴らしさと共に人間として偉いと黒人たちを心から称えずにはいられない。 しかし知っているようで知らなかったのがアメリカの黒人差別の実像で、日本には黒人が普通にいないから僕も差別を日常的に経験してない、人権が理解されてもはや尊重されるはずの国なのに黒人差別に纏わる事件や暴動が起こるのは不可解だと少し感じるだけだった。 2020.06.06 Protesting the Murder of George Floy…

小島一朗の新幹線殺傷事件の精神構造は表面的に受け取られた深沢七郎の楢山節考/姥捨て山の伝説だ

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新幹線で男性切られ死亡|時事通信映像センター 新幹線内で刃物を振り回して三人を死傷させた事件/ 東海道新幹線殺傷事件 の犯人の小島一朗の部屋がテレビで放送されたのを目にして驚いた。動画で見付からなくて引用できないけど、読書家というか、幾つも本が置かれている中に新潮文庫の朱と黒と薄橙の表紙の 深沢七郎 の 楢山節考 が含まれていたんだ。本格的な小説を好んでいたと不意に知らされてしまった。 僕も持っている、実は。かつて日本で流行ったらしくて前世紀の中頃の1956年に初めて発表されて人々に広まった。翌年の単行本が国内のベストセラーになったといわれる。独特の物語が人気を博して映画やテレビドラマや演劇などでも取り上げられたりしていた。昔の姥捨て山の伝説――作者は現在の山梨県笛吹市境川町大黒坂の年寄りから聞いたみたいだ――をモチーフにしていて貧しい家族の子供が生き延びるために…

アインシュタインはスピノザ主義者だから反核の物理学者として誠実そのものだ

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人類が核兵器を作り出すのに成功したのは物理学の 特殊相対性理論 に基づくらしい。すなわち「E=mc 2 」(エネルギー=質量×光速×光速)の公式に沿ってしか誰も考え付かなかった可能性が高い。 Albert Einstein By Photograph by Oren Jack Turner, Princeton, N.J. / Public domain 物理学の特殊相対性理論は 一般相対性理論 と共に アインシュタイン の偉大な業績の一つに数えられる。現代人の生活を支える様々な機械の多くはアインシュタインの発見した自然界の認識に由来するようにも聞かれるし、高度な数式などは僕にはちんぷんかんぷんにせよ、とても凄い人だと賛嘆せざるを得ない。 しかしアインシュタインは核兵器について心を痛めていた。自分が物理学が好きで一生懸命に勉強してついに掴み取って皆に教えた特殊相対性理論…

ロボトミー殺人事件の悲劇性への人生学的な考察

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かつて精神科の療法で ロボトミー (精神外科)と称する脳外科手術が広く行われている時代があった。脳内の一部の繋がりを遮断すると気分が落ち着くとチンパンジーで試してから人間にも適用されるようになった。可哀想なのは人間だけではないし、動物実験の倫理的な問題(病気とは防ぐためにあり、治さざるを得ないなんて手遅れではないか、遺伝子を組み換えて病気を防ごうとすることもまだ治す他はなかった代わりに過ぎないのではないか)はあるけど、とにかく厳しい副作用を数多く伴っていたり、取り分け人格に異変を齎すという非人道的な結果を生み出していたらしい。 開発した医師の エガス・モニス はノーベル賞を貰ったものの施術した患者の一人に銃撃されもしていた。そしてロボトミーの手術を受けた患者や取り巻きの団体からノーベル賞の取り下げを求められてもいるようだ。ノーベルが開発したダイナマイトが戦争…

人間の条件:かぐや姫の神田川の優しさと摩訶不思議な思い

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かぐや姫 の 神田川 は文学的な歌だと思う。詞に「ただ貴方のやさしさが/怖かった」とあるので、およそ失うためだとしてみると一言も触れてないところが思慮深く受け留められて来る。歌を聴きながら何で「ただ貴方のやさしさが/怖かった」のかを考えさせられてしまうという。 かぐや姫の南こうせつ|吉田拓郎・かぐや姫コンサートインつま恋 神田川のシングルバージョン 神田川のアルバムバージョン 神田川のライブバージョン 表現上、言葉を削ることが効果的に感じられる作品だった。胸に響くような芸術性がある。魅せられては紛れもなく頷かれる。かぐや姫の 神田川 は文学的な歌にせよ、曲調も嫋やかで、味わいは本当に美しいかぎりだった。 若者の恋が主題で気持ちが近付いたり、離れたりするけど、そんな間柄から大切にしたいものとして優しさこそ掬い取られながら人生の宝物にもなってしまうわけなんだ。老いても、いい…

セルフコントロールによって真面目に生きなくてはならない

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もう二十年近く前になるか。アパートの大家が部屋に訪ねて来て珍しいと思って用事の内容は覚えてないんだけれどもちょっと何かを告げて帰った。ドアを閉めて部屋の奥へ戻ろうとすると又直ぐに呼び鈴が鳴らされてドアを開けると大家だった。用事ならば一回で済ませてよ。別に構わないし、腹も立てなかったのは普段から嫌味のないような老女で、気持ち悪くもなかったせいか、しかもしっかり者の雰囲気が漂っていたし、むしろ二回も続けて来るなんて何だろうというふうな印象を受け取った。 聞くと今月の家賃を払ってないわけだったんだ、僕が。払った気はするというか、当時、何回かあって家賃を払うと領収書に判子を押して渡してくれる感じの大家だったので、全て纏めておけば分かるのに全くやってなくて探したけれども見付からなくて払うことにした。 ところで思ったのは大家がなぜ一回でいわなかったのかだ。家賃を払…