スキップしてメイン コンテンツに移動

些細な日常

ラベル(有り難み)が付いた投稿を表示しています すべて表示

越智静香のジェニーはご機嫌ななめと人生の突破口への無謀な賭け

イメージ

日本のロックバンドの ジューシィ・フルーツが気に入って 代表曲の ジェニーはご機嫌ななめ をYouTubeで検索していると他の人のカヴァーも出て来る。その中に俳優の 越智静香 の カヴァー を見かけた。歌手ではないのに昔は違ったのか、アイドル時代もあったと初めて知ったけれどもどんな感じか、どうせ可愛らしく歌っているだけなんだろうから聴かなくても良いと思った。しかし ジェニーはご機嫌ななめ を検索すると目立つカヴァーの一つで、あるとき、ダンスのサムネイルのものが出て来てブレたところに動きの激しさを感じた。何だろうとついに観てみたらかつて見たことのない奇怪な振り付けのダンスを猛烈に行っている越智静香に度肝を抜かれた。 越智静香の ジェニーはご機嫌ななめ のまさかのダンスの猛烈さ 越智静香 /MOGITATE!バナナ大使| TBS 衝撃も衝撃の飛んでもなさ過ぎる余りの世界を目の当たりに…

坂本龍一の忘れ難い音楽〜Differenciaとラストエンペラーの圧巻の思い出〜

イメージ

坂本龍一 が2014年の中咽頭癌から再発した癌の闘病生活を2020年から続けてもはや一時間程度のコンサートも厳しくなって来たと聞いた。 Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022 - message 今年で七十一歳になるけれども普通ならばまだもっとやれるはずの音楽活動が大病によって制限されるのは寂しいかぎりだと思う。 坂本龍一には思想から入って音楽も聴いてみた Ryuichi Sakamoto by Joi Ito / CC BY 僕は今まで坂本龍一のアルバムを何枚か買ったことがあって好んで聴いていた。 YMO (Yellow Magic Orchestra/イエローマジックオーケストラ)でのテクノミュージック、映画音楽、歌謡曲/J-POP、インストゥルメンタル等など、色んなことをやっている音楽家なので、好きな人でも入り方が…

佐々木朗希に影響するイチローに影響するマイケル・ジョーダン

イメージ

佐々木朗希をプロ野球の 完全試合の実現 から注目しているけれども心から良いと思えるのは人間性のためだ。 佐々木朗希| 千葉ロッテマリーンズ 性格が良いからこそ優れた成績を速やかに称えられる。最も分かり易いのが東日本大震災の被災者としての支援された人々への感謝の気持ちだった。 生まれ育った陸前高田の街は一変しました。自宅、自転車で1周をした街、山の中に作った秘密基地…。思い出の全てが流され、消えました。 老人ホームに作られた避難所での生活を余儀なくされましたが、4年生の時に母方の家族がいる岩手県大船渡市に引っ越しました。生まれ育った場所から転校するのはものすごくつらかったのを覚えています。 そんな中で支えとなったのが野球でした。避難所でもボールを見つけてキャッチボールをしました。グローブもなかったので、人から借りました。野球に没頭しました。 あの頃のことを思い返すと、…

谷川俊太郎の詩人なんて呼ばれてはすんなり感涙できる現代詩の心の故郷だ

イメージ

谷川俊太郎 の 詩人なんて呼ばれて の詩の朗読を聞いてみたらとても良いと素直に認められた。 谷川俊太郎さん朗読『詩人なんて呼ばれて』|webSHINCHOSHA 感じ入れば不意に泣けて来るような人生の尊い有り難みが表現されていてこんなにすんなり感涙できる、いい換えれば物凄く分かり易い現代詩が詠めるのかとちょっとびっくりさせられるくらい上手い。印象上、谷川俊太郎の詩に昔からあったような気がしたけれども調べてみると、全然、そうではなくて新作の書き下ろしだった。 昨年の秋の2017年10月31日に発表されたばかりの 詩人なんて呼ばれて (同一タイトルの談話集の一部に収められた詩)という。本人は1931年12月15日生まれの八十五歳だったわけで、老いて尚も詩人として素晴らしく進化しているのを称えたくなる。そして新しく好みに合って来た言葉遣いは個人的にも嬉しいかぎりだ。 端的…

チャカ・カーンのI'm Every Womanは命の輝きの爽やかなR&Bだ

イメージ

1973年にファンクバンドの ルーファス のボーカルとしてデビューした チャカ・カーン がソロ活動を開始した1978年のデビュー曲に発表したのが I'm Every Woman だった。今から振り返ると四十年前の音楽だけれどもちっとも古びない感じがして改めて良いと思う。 Chaka Khan - I'm Every Woman on Jimmy Kimmel|Chaka Khan R&B(リズムアンドブルース)の楽曲では比較的に珍しくて爽やかな印象を与える。クールなソウルとしては ブランニューヘヴィーズの Never Stop や ジャミロクワイの Virtual Insanity のようなシャズファンクの乗りが好きな一曲だ。お洒落な心地良さというか、または気持ちから捉えると和やかな楽しさが際立っている。総じて素敵な音楽だろう。 久々に聴いたチャカ・カー…

サイレンススズカの飛んでもない大逃げから骨折した最後の天皇賞(秋)の競馬

イメージ

生涯、忘れないというか、人生で本当に心に刻まれて止まない場面があるうちの一つに競馬の サイレンススズカ の最後の天皇賞(秋)が挙げられる。 1998年 天皇賞(秋)(GⅠ) | オフサイドトラップ | JRA公式|JRA公式チャンネル 幸いにも動画で出ていて1998年のレースだから、丁度、二十年振りに又観て涙が溢れる感じだった。というのは骨折して――詳しくは左前脚の手根骨粉砕骨折を起こした――競馬に復帰できないどころか予後不良(回復の見込みがない)と診断されて安楽死(馬は脚を骨折すると生き延びるのが極めて酷いために)を余儀なくされさえもした。1998年の天皇賞(秋)はサイレンススズカの本当に最後の勇姿に他ならなかった。 当時、僕は二十代後半で、毎日、小説を書いていて休み時間の気晴らしにゲームをやったりして ダービースタリオン に嵌まっていた。競馬のゲームでサラブ…

タイの菩薩像の眼差しの心洗われる美しさにマインドフルネスの到達点を覚える

イメージ

ブログで マインドフルネスを取り上げて 引用する仏像の写真を探していたらタイの仏像の一枚が印象深かった。宝冠を戴いているからきっと修業の身としての菩薩だろう。 何よりも眼差しに心洗われる美しさを湛えるほどの表情に息を呑まサれた A statue of Bodhisattva in Thailand by naidokdin / Pixabay 日本の仏像の造形よりもほっそりしているようで、慈しみの代わりに清らかさを多く受け取る。仏教の捉え方は国や地域によって千差万別だと思うし、信じる人たちの気持ちを反映して仏像の造形も逐一と変わるはずけれどもタイの趣向は本当に素晴らしい。 かねて 写真家のジェス・フォアミ で「透き通った世界の清らかさ」を知っていたんだ。タイの国柄と結び付いていると想像された真実が今やマインドフルネスの依拠する仏教的な瞑想の在り方と重なり合って一際…

佐藤仁美に俳優として注目した非婚同盟が人生の暗黒時代に通じるドラマだった

イメージ

テレビのバラエティー番組でも良く見かける俳優の 佐藤仁美 が 今夜くらべてみました でかつて嵌まり込んでいた人生の暗黒時代について語ったんだ。 「30、31の歳の頃に仕事が無くて、何もやることがなくてぼーっとしていた」、「クロスワードとか、なんとか無双が流行っていて斬りまくっていた」(佐藤仁美、仕事がない“暗黒”時代にハマっていたこととは?| スポーツ報知 ) その他にも粘土で狸を作って友人に贈っていたりしたらしい。 俳優から外れて望まないまま、一人で部屋に篭って時間を潰すしかなかったのでは可哀想だったと感じた。 人生の暗黒時代を余儀なくされていたというとバラエティー番組でいつも見かける明るい様子とは正反対のキャラクターだから咄嗟に驚かされもした。 しかし以前から知っていた僕にとっては何となく思い起こされるような部分が出て来てさらに訝られたんだ。 もしかすると佐藤仁美を俳…

不思議な親近感のクロザルに認める絶滅危惧種としての詩の手放せない有り難み

イメージ

自撮り写真の著作権問題で初めて知ったクロザル は動物としても非常に興味深い感じがする。インドネシアのスラウェシ島でしか見られないという固有種だから外国では、中々、知られ難い存在だったはずだ。 Celebes crested macaque by T. R. Shankar Raman / CC BY-SA 顔も毛も全身が真っ黒なのがユニークな猿だけれども巷のメディアから似た感じで良く覚えていたゴリラよりも親近感を受け取るのが不思議だった。どうも初めて知った気がしなくてまるで昔から知っていたかのような印象を与えられる。 調べるとクロザルはマカク属の猿で、 国内で最も身近な存在だった日本猿 に近い種類に含まれると分かって手を打ってしまった。 日本人にとっては非常に馴染み深い風貌を持っていたわけだ、見た目から。全身が真っ黒な猿なのはゴリラで良く覚えていたし、風貌と色味…

自由が降って来るのも今此処の命を見詰めればこその人生の幸せに

イメージ

昨日は 自律神経失調症 に気付いて体内時計を整えようと午後九時に寝た。午前一時半に起きてしまってまた最悪だと思ったけれども引き続き午前四時半まで眠れたから睡眠時間は望み通りの七時間を越えて嬉しかった。ただしもう少し眠れそうなのに眠れないという気分が嫌だった。 振り返ると二十代からだけれども起きたくて起きたいという朝は一日もなかったのではないか。大体、プロの作家として生活費を稼げないという人生の不幸に心を押し潰されているせいだと思う。現世では起きていても詰まらないし、目覚めていても仕様がないという余りに深過ぎる絶望状態を無意識に抱え込んでしまっているためだろう。 しかしながら気持ち良く起きる朝こそ健康的だとすれば考え直すべきだし、今此処の命を見詰めながら生きる喜びを最大限に捉えるのが良いはずだ。 自由が降って来る。何一つ夢は叶わず、絶望しなければ間違っている生…

イースター島で気になるモアイの五つの鑑賞スポット

イメージ

生活感と掛けてロボットと解けばその心はどちらも可笑しくて切ない詩だ

イメージ

Ryan McAmis, robot for Soho House magazine by Bernstein & Andriulli's Tumblr. 本当に良い思いを抱かせる。ロボットに生活感を受け取るなんてまさかとしか驚きようがない。笑いの絶えない日々が不意に幸せだったと振り返られるようで、心地良い風が柔らかく静かに吹き寄せると共に詩がどこからか舞い込んで来る、胸のうちへと。 金子みすゞ (詩人)の詩の世界に近い 世間一般では「みすゞコスモス」と呼び習わされている。宇宙の捉え方に独自のスタンスが付き従って味わわれる言葉遣いが含まれている感じがする。 作品は童謡ばかりだけど、必ずしも子供向けとはかぎらなくて様々な認識が引き出され得る懐の深さが人々に与えるイメージの全てを包み込んでいるのではないか。 それはきれいな薔薇いろで、 芥子つぶより…

爆弾ハンバーグの健康的な美味しさと物作りの巧みさに寄せて

イメージ

何年振りかで外食した。たぶん五年以上は経っている。求道師になりたくて修行したいわけではないけれども、健康の、貧しければ貧しいほどにか、いつも倹約するには自分の家で食事を済ませてしまわずにはいられないのだった。 フライングガーデン に出かけて爆弾ハンバーグを頼んだ 面白いことに何年振りかの最後もそうで、今回が二回目だった。前回はライスが美味しいと思って店の味付けが変わったかどうか、そして外食は殆どしない生活だから状況を克明に記憶しておきたいとも感じた。人生経験を増やせることが最も嬉しかったとすると作家馬鹿だったかも知れないし、または外食一つで人間的な成長に結び付けてしまいたがるなんて夢が膨らまずにいなかった。 外食とは如何にも楽しいものだと気付かれもする。考えれば直ぐに分かるけれども実地に試されると違って来るし、世界から受け取られる言葉にも精神から引き…

ボサノヴァ:アストラッド・ジルベルトのイパネマの娘を聴いて心の安らぎを受け取る

イメージ

Astrud Gilberto and Stan Getz - The Girl From Ipanema (1964) LIVE|iTubeNL 本当に良いとしかいえない。 アストラッド・ジルベルト のアルバムは おいしい水 ( The Astrud Gilbelto Album )が最高だと思うけれどもシングルならば イパネマの娘 だろう。正式にはテナーサックス奏者の スタン・ゲッツ と共同で発表された作品だった。 ボサノヴァの代表曲としてジャンルそのものの魅力が詰まっている感じがする 全てが淋しげだけれども詩的で、綺麗なリズムに乗って涙を輝かせるような風合いもお洒落だと気に入ってしまう。 見かけたんだ 通り過ぎて行く君を 又戻って来るかどうかも 俄かには示せないまま 少しだけ咽ぶような心地で 食い留めもせず 結城永人の 板を割るそばにしかし 僕は永遠の詩を歌う。一つの本質的…

食後の美味い珈琲に問われる元気の活かし方

イメージ

A cup of coffee by Chofaungfa Sridokrakby / Pexels 昼食を腹一杯と済ませた。珍しい。寝て起きても抜けない疲れで朝から茫然と過ごしてばかりの毎日なので、昼食なんて全く気が向かない。しかし腹ペコで体力を落としたままではどうにもならないからいつも少しだけは何かを食べるようにしている。 食事量が多めなんて元気なのかも知れない。多めといっても世間からすれば普通だろう。いつものしっかり食べない自分からは多めに思われたわけだけど、しかし元気ならば心配するには越さない。食べても少しだけではそのうち倒れないともかぎらないと懸念される。 珈琲も美味い。何も食べすに飲んでいるよりも有り難みが増すのはなぜだろう。珈琲は胃酸を増して食べ物の消化に良いけれども何も食べないと無駄に出て必ずしも喜ばれはしなかった。胃を荒らすかも知れない…