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些細な日常

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チラリズムの昔:浅香光代の肌蹴着物

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近頃はめっきり聞かれなくなった言葉にチラリズムというのがある。専ら女性の肌をチラリと見せるイズム(ism:主義)を意味する。 オ・イネの半裸ドレス から新しく逆の意味で思い出したものの余り良く知らなかったから元々はどういうものだったのかを調べてみた。 昔のチラリズムはちょっとだけ見せるセクシー ドキュメンタリー映画「浅草どさくさ物語~浅香光代 芸一筋~」 CM 名古屋活動写真| 名古屋活動写真円頓寺活動写真 チラリズムの語源は1950年7月に東京都の浅草の松竹演芸場へ初進出した二十二歳の 浅香光代 の着物を肌蹴る女剣劇の魅力を伝えるべく表現した報知新聞の記者の言葉で、翌年の流行語にもなって全国的に広まったらしい。 浅香光代というとテレビや雑誌で老人の姿しか知らかったので、そんなチラリズムと最初に呼ばれるほどの衝撃のセクシーさがあるとは俄かに想像し難かったけれども当時…

明け方の薄暗い部屋の中で布団に潜りながら付けたタブレットの画面の光に照らされた吐く息の白さを微かに見て

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何だろうと思う。ちょっと嬉しい。いつも部屋の中で吐く息の白さを目にすると外と変わらない寒さだだからわびさびの境地を受け取るせいか。辛いし、普段から決して求めるべきではないはずだけれども憧れてしまうんだ、素晴らしく、貧しさに。 なぜ良いのかが本当に不思議だ。寒くて住んでいられない家にも拘わらず、わびさびに引き付けられる、心から。 吐く息の白さはそれ自体で面白い。まるで漫画の吹き出しのようだ。というか、漫画の吹き出しこそ吐く息の白さから生まれなかったとはかぎらないだろう。芸術はどこに転がっているとも定かではない。気付かされるほどに吐く息の白さは面白くて堪らない。 児童機の冬の通学路、毎日の行き帰り、自分や周りの皆が吐く息の白さを止められなくて本当にもう世界が漫画に感じられたせいではないか。心を擽られるばかりだった、面白さに。 そしてきっと日常生活に潜んでいるは…

いつもフランダースの犬の清らかな心には感動を覚える

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児童期にアニメで観て大好きだった フランダースの犬 ( ウィーダ )は本当に素晴らしい作品だった。人間の心の清らかさが主人公のネロからはっきり受け取られた。 他の作品では意外と珍しくなくてテレビの時代劇のドラマで母親が亡くなって父親が病気で寝た切りで子供はどうやって生きて行くのかと思わせる場面が良く描かれている。江戸時代の貧しい庶民生活の典型的なイメージだけれども政治的に立て直せないせいだとすると世界中の難民と変わらないから極めてリアルな悲しみを伴って味わわれずにもいない。 ネロも全く同じだ。両親がいなくて祖父のジェハンに代わりに養われていたものの病気というか、高齢で望んだような形では殆ど財産もないし、育てることは儘ならない状況に陥っている。なので子供はどうやって生きて行くのかと思わされて仕様がないわけだ。 清らかな心はフランダースの犬では何よりも絵に象徴されて…

アフリカのランボーの貧しいから働くだけで誰も殺さなかった只一人の人間の愛

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テレビを観ていたら大量殺人の事件が日本で起きていた。しかも病人だけを襲うという惨たらしさこそ示した。世間的には 相模原事件 と呼ばれている。 犯人は ヒトラー の名を口にしたこともあったそうで、ドイツのファシズムの首相で当時は日本も同盟を組んでいたけれども第二次世界大戦の引き金になったような国会議員だった、 第二次世界大戦の原因~戦争の引き金~ によればドイツがヨーロッパで非常に苦しめられてもいたらしくて一概に全ての責任をヒトラーに押し付けることは哲学的ではないだろう、只、ユダヤ人の虐殺という民族差別の意識も持ち合わせていたところに犯人は感化されていたようだった。 関連ページ やまゆり園で障害者ばかり襲った植松聖の反社会的で独善的な差別意識の存在は悪魔の操り人形だった 握り締めた手の温もりは世界を救うためにあると良いのに Rays of light shine thro…

ディカプリオは夢のために努力を惜しまない人間だ

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初耳だったよ、 ディカプリオ (俳優)がまさか美術品の収集家だったなんて。 レオナルド・ディカプリオが、米美術雑誌「ARTnews」が毎年発表している「世界のアートコレクタートップ200」の2015年度版に、初めてランクインした。ハリウッドを含む映画界からランクインしたのは、ディカプリオだけだ。 レオナルド・ディカプリオ、「世界のアートコレクタートップ200」に初ランクイン via 映画.com 僕は映画で彼をちゃんと観たことは一回もない。というか、映画自体を余り観ないので、彼にかぎらず、俳優は実作で知らないことが、結構、多い。 ディカプリオは主演作の タイタニック のCMで覚えた 以前、来日した際のテレビ番組のインタビューを観ていて貧しい子供たちのチャリティーをやっているみたいな状況を掴んだ。話し振りが非常にスマートだったので、人として信頼できそうな印象を受けた。…

ラーメンと僕~経験が人を形作れば生きるヒントもそこに~

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二十代の中盤、中々、貧しい生活を強いられた。一時期ながら数日を水だけで過ごしたこともあった。腹の減り過ぎた余り、食事のメニューを紙に書き並べて飢えを凌いでいた。自分でも初めてなので、驚いた。驚いたといっても心身共に弱り切っていたせいか、印象はとても薄かった。鉛筆の芯の欠片くらい小さくて、否、本当に極僅かな気持ちで、驚きながらそうなっていることへも又驚いたりしたものだった。振り返れば極僅かな気持ちで生きられたとたぶん知ったのかも知れない。とにかく驚くしかなかった。頭に入るとか心に仕舞うなんて状態ではなくて他には言葉もないままに受け留められた。 毎度と貯金を直ぐに増やさなくては危ないと考えながら日払いの派遣会社に登録して倉庫番や引っ越しの手伝い紹介されて勤務しているような日々だった。日給七千円程度だったか、かつて。倉庫番はパソコンの集配センターで、送り先…