アルトーは晩年に統合失調症を患っていた可能性が極めて高い
アイルランドへ向かった四十代前半の アルトー (作家/詩人)がダブリンでホテルの部屋代を払えなくなって本国のフランスへ強制送還されるという事態に陥った。船に乗っているところで船員に襲われると感じて本人は身を守るために反撃するつもりだったけれども周りからは常軌を逸していると判断されて自宅へは帰り着かずに精神科へ入るようになった。 統合失調症に当て嵌まる強迫観念の攻撃 Self-portrait by AutAntonin Artaud / Public domain フランスのロデーズの精神科で、結果的には二年くらい入院して様々な治療を施されて開発されたばかりの電気ショック療法をまるで実験台のように受けたりもしていて晩年のアルトーを考える上では非常に大きな場面の一つに数えられる。 現今では電気ショック療法は安全性が改良されて電気けいれん療法と呼ばれているけれども危険性が小さいわけではなくて禁止する国も…