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些細な日常

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蟻の全身と頭部の基本的な各部の名称

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虫の身体は頭と胸と腹の三つに分かれていて胸の上に左右の羽根が二枚ずつ、下に左右の脚が三本ずつ生えているのが共通の形態だ。 One black ant on yellow petals in spring by kie-ker / Pixabay 蟻 にかぎっては羽根が種類毎に働きアリ以外の交尾前の産卵しない女王アリ(交尾後の産卵する女王アリは羽根を落とす)と雄アリだけにしか付いてなかったり、胸と腹の間に双方を繋ぐ柄が長く付いていて一つか二つの節目を伴うはっきり括れた形を取っていたりするのが他の虫ではおよそ見られない外観上の最も目立つ特徴になっている。 蟻の全身の基本的な各部の名称 Glossary ant Myrmicine by Steve Shattuck / CC BY-SA 頭部(とうぶ/head:ヘッド) 目(目/eye:アイ) 触覚収容溝(しょっかくし…

ヒアリの見分け方を働きアリと女王アリと雄アリのカーストの違いから覚えよう

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日本で ヒアリ が初めて確認されたのが一昨年の六月九日で、刺されれば激しい痛みに襲われて水膨れができたり、アレルギーがあると蕁麻疹や最も酷ければ アナフィラキシーショック から呼吸困難や血圧低下や意識障害で死ぬほどの強い毒があると知って大変に危険だ( ヒアリ(Solenopsis invicta)の国内初確認について )と驚かされた。ブログでも直ぐに取り上げて ヒアリがどんな生物なのか を学びもしたわけだった。 ヒアリ by 丸山宗利 a.k.a. まう山🐜 ヒアリは海外の船や飛行機の貨物に入って日本にやって来ることが増えていてもはや危険な特定外来生物として国内に定着しないように全国の港や空港で当局の探査駆除が行われているけれども今年の十月十日に約七百五十匹の働きアリと約十匹の幼虫に加えて女王アリが五十六匹(羽根付きの生体が五十匹以上と死骸)と雄アリも二匹が確認され…

ネオニコチノイド農薬は蜜蜂の大量死・失踪/蜂群崩壊症候群と人間の神経障害の原因になる

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前世紀末頃から今世紀初めにかけて世界各地で野生棲息や人工飼育の養蜂家などの蜜蜂の大量死・失踪が散見されるようになった。巣に女王蜂や幼虫や蛹や食料の蜂蜜や花粉を残したまま、数多くの働き蜂だけが忽然と姿を消してしまう。働き蜂が幾らか残っている場合でも餌を食べずに弱っているらしい。もはや蜜蜂のコロニー/集落は維持されず、大量死・失踪の後の巣は閑散と終わりを迎える他がなくなる。 虫の病気として 蜂群崩壊症候群 (CCD: Colony collapse disorder)と名付けられている。 人間においても非常に大きな影響を与えるのではないかと心配される。蜜蜂が減ると食料の蜂蜜が取れなくて皆が被害を受けると直ぐ分かるけれども酷いのはそれだけではない。なぜなら蜜蜂は植物の花粉を集めて回る際に受粉の媒介者、または結実の送粉者にもなるからだ。植物が花を咲かせてついに実を…

アインシュタインの蜜蜂と人間に関する言葉は最初はメーテルリンクの蜜蜂の生活から名前だけ変えて伝えられたようだ

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やりすぎ都市伝説 でゲストの いとうせいこう が アインシュタイン の蜜蜂と人間に関する言葉を引用していてとても興味深かったものの違和感も否めなくて何だろうと首を傾げざるを得なかった。 Bees in the hive box by JPiber / Pixabay アインシュタインは物理学者で、生物学者ではないので、蜜蜂と人間に関する言葉が本当ならば専門外の分野にまで十分に精通していると受け留めるし、世紀の大科学者として流石に博識だと唸るところがしかしあり得ないのではないか、認識の内容が信憑性に欠けているようで、どうも仮説的で、予言的な意味合いが強かったせいだったんだ。 もしも地球上から蜜蜂が姿を消し去れば人間は生きるのに残り四年しか持たないだろう。蜜蜂がなくなり、受粉がなくなり、植物がなくなり、動物がなくなり、人間がなくなる。 原文 If the bee disa…

黒に赤の二つ星の天道虫

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天道虫(並天道)は色んな模様があるから幾つか写真に撮って来たけれども初めてのタイプを見付けた。 大きな赤い星が二つ並んだ真っ黒い背中 天道虫とはどんな虫か ナミテントウ(並天道、学名: Harmonia axyridis)は、コウチュウ目テントウムシ科の昆虫。単にテントウムシという和名もある。和名の通り日本やアジアでは多くの地域で普通に見られる代表的種で、天敵製剤としての研究も盛んだが、もともと分布しなかった多くの国でも外来種として拡大しており、問題となっている。 詳細 年二化。成虫は集団で越冬する。気温が高くなると夏眠を行う。 多くの種類のアブラムシを捕食するジェネラリストで、幼虫も成虫もアブラムシを食べる。アブラムシ類が寄生するさまざまな植物に見られる。色や斑紋に変化が多く、紋のないものから19個のものまでいる。2~4紋型は九州方面に多く、19紋型は北海道…

熊蜂の紫露草の花を巡る蜜集め

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紫露草の花に熊蜂が蜜集めに来ていた。 大きくて驚く 熊蜂とはどんな虫か クマバチ(熊蜂、学名:Xylocopa)は、ミツバチ科クマバチ属に属する昆虫の総称。一般に大型のハナバチであり、これまで、約500種が記載されている。方言によっては、連濁に伴う入り渡り鼻音を挟んでクマンバチとも呼ばれる。 日本の在来種は、クマバチ(キムネクマバチ)、アマミクマバチ、オキナワクマバチ、アカアシセジロクマバチ、オガサワラクマバチの5種が知られ、それぞれ地理的に棲み分けている。また、近年、タイワンタケクマバチやソノーラクマバチなど外来種の侵入も確認されている。単にクマバチと呼ぶときは、北海道から九州にかけて広く分布するクマバチ(別名キムネクマバチ、Xylocopa appendiculata circumvolans) を指すことが多い。 詳細 体長は2cmを超え、ずんぐりした体…

日向の草の葉に留まる七星天道

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草花に 七星天道 を良く見かける。というか、いるところにはいるみたいな感じがする。同じ時間、同じ場所で繰り返し出会えるわけなんだ。星の数がラッキーセブンだし、色も明々と情熱的なので、目にすると矢庭に気分が上がってしまう。 七星天道は出会えると嬉しくなる 七星天道とはどんな昆虫か ナナホシテントウ(七星瓢虫、七星天道、学名:Coccinella septempunctata Linnaeus, 1758)は、コウチュウ目テントウムシ科の昆虫の1種。和名のとおり、赤色の鞘翅に7つの黒い紋がある。最も普通に見られるテントウムシの一つ。 詳細 体長は5-9mm。ほぼ円に近い楕円形で、背面は浅い半球形に盛り上がって滑らか、腹面はほぼ扁平。触角と歩脚は腹面に収まる。活動中は触角と足先くらいしか上からは見えない。体色は黒で、前翅のみが赤い。 頭部は表面に密な点刻があり、複眼の近…

マクロ撮影はカメラのピントが狭くて周りがぼけ易い

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姫女苑の花の間に花潜が挟まり込んでしまった。 α5100 と Touit 2.8/50M でのマクロ撮影は本当に面白い。屋外で晴れの日だとプログラムオートでシャッタースピードが楽に上がるので、手振れ補正がなくても何の心配も要らないだろう。作例の絞り値はf/6.5で、シャッタースピードが1/625sだった。普通にやっていて手振れするとは考えられなくて虫が幾らか動いたり、花に微風が吹いたりしても写真ではピタッと止まる。抜群の描写力で世界の一瞬を余すところなく伝え届けられるかのようだ。 マクロ撮影だとピントが狭くなる 被写体の僅かな前後差でぼけが広がる。作例は上の姫女苑の下側の花弁にピントが合っていて花芯の盛り上がった中央でも大きめにぼけている。絞り値を上げるとピントは広くなるといわれているけれどもf/2.8からそこそこ絞っているf/6.5でも相当なものだ。 最初に知…

公園で黄金虫を見付けた

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夕方、ちょっと暗くなりかけたところで消え残るような煌めきが胸に染みる感じがしてしまった。 黄金虫を手の指先に乗せてみた 黄金虫とはどんな虫か コガネムシ(黄金虫、金亀子、Mimela splendens)は、甲虫目コガネムシ科の昆虫。 成虫の体色は時に赤紫の混ざった光沢の鈍い緑色、赤紫・黒紫色のものもある。体長は17-23mm。食性は食葉性であり、サクラ等の広葉樹の葉を食する。 幼虫は土中で植物の根を食べて成長する。 また、コガネムシ科の昆虫の総称または一部のグループを指して「コガネムシ」という場合もある。一般的にカブトムシやダイコクコガネなど形態に著しい特徴があるものを除き、ときにはハナムグリ亜科などのカナブン・ハナムグリの類を除いて草食のものだけをいうこともある。 詳細 狭義のコガネムシMimela splendensは、外見的には、前肢基節間に前胸突起が確認…