テシの日本のもったいないと金継ぎで捉える持続可能な社会への大きな共感 イタリア人の テシ (輝織:テッサ・リッゾーリ)がイギリスのケンブリッジ大学の東アジア学部日本学科の四年生で出場した2020年のイギリスのロンドン開催の 第15回大学生のための日本語スピーチコンテスト のスピーチ部門で優勝した『「もったいない」と「金継ぎ」を広めないなんてもった...
相互に共通点を有しない物は、その一が他の原因たることができない|スピノザのエチカの第一部定理三 スピノザ の エチカ の第一部:神についての定理三を心からの敬愛を込めて理解する。 定理三 相互に共通点を有しない物は、その一が他の原因たることができない。 証明 もしそれらの物が相互に共通点を有しないなら、それはまた(公理五により)相互に他から認識されることができ...
異なった属性を有する二つの実体は相互に共通点を有しない|スピノザのエチカの第一部定理二 スピノザ の エチカ の第一部:神についての定理二を心からの敬愛を込めて理解する。 定理二 異なった属性を有する二つの実体は相互に共通点を有しない。 証明 これもまた定義三から明白である。なぜなら、おのおのの実体はそれ自身のうちに存しなければならずかつそれ自身によっ...
人間の道徳の理性と社会的に通用する常識に纏わる真実の思考 Blue butterflies in a dim forest by Stergo [ CC0 ], via Pixabay 道徳とは何か。本質的にいえば人間が生きるために合理的に求める規範だろう。方法上、合理的という認識の実質/道徳心の前提条件は人それぞれで、思想や信条...
実体は本性上その変状に先立つ|スピノザのエチカの第一部定理一 スピノザ の エチカ の第一部:神についての定理一を心からの敬愛を込めて理解する。 定理一 実体は本性上その変状に先立つ。 証明 定義三および五から明白である。 バルーフ・スピノザの エチカ (畠中尚志訳) 第一部定義三と定義五はそれぞれに実体と様態/実体...
デカルトの「我思う、ゆえに我在り」は現実そのものを掴んだ哲学の第一原理だ Portrait of René Descartes: cogy after Frans Hals [Public domain], via Wikimedia Commons 哲学の命題で最も分かり難いというか、どうとでも受け取れるように人々が自由気儘に捉え易いのは「我思...
韓国の反日感情に火を着けた日本の従軍慰安婦問題は朝日新聞の虚偽報道の吉田清治が大本だった 知ると本当に驚かされるというか、一時期は総理大臣が正式に謝罪したり、テレビや雑誌で頻繁に取り上げられてもいた 日本の従軍慰安婦問題 は朝日新聞の虚偽報道に基づいていた。2014年8月5日に事実無根だと判明したらしい( 朝日新聞が慰安婦問題で誤報認める )。 曖昧で良く分からな...
勉強しながら生き生きしていたのに学校嫌いになってしまうコンプレックスは持たないには越さない Children in the clasroom by klimkin [ CC0 ], via Pixabay 学校で殆ど全ての子供たちが元気なのは小学二年生までだと思う。小学三年生から学校嫌いの子供たちが少しずつ増えて来る。最も大きな原因は勉強が分からない。または授業に付...
アインシュタインはスピノザ主義者だから反核の物理学者として誠実そのものだ 人類が核兵器を作り出すのに成功したのは物理学の 特殊相対性理論 に基づくらしい。すなわち「E=mc 2 」(エネルギー=質量×光速×光速)の公式に沿ってしか誰も考え付かなかった可能性が高い。 Albert Einstein by Oren Jack Turner, Princ...
自由が降って来るのも今此処の命を見詰めればこその人生の幸せに 昨日は 自律神経失調症 に気付いて体内時計を整えようと午後九時に寝た。午前一時半に起きてしまってまた最悪だと思ったけれども引き続き午前四時半まで眠れたから睡眠時間は望み通りの七時間を越えて嬉しかった。ただしもう少し眠れそうなのに眠れないという気分が嫌だった。 振り返ると二...
人間と人工知能が並立する社会とは何か NHKスペシャルの 人工知能 天使か悪魔か 2017 を観て人工知能への理解が深まった。一言では世界の未来を予測するために人工知能は多く使われ出している。 番組内では将棋で ponanza (ポナンザ)という人工知能のコンピューターと人間の現役の 佐藤天彦 名人が対局しても勝...
切迫する死の感覚の著しい無力感の笑い もしかすると良いのかも知れない。無力感を著しく覚えながら生きている。今が変わる。幸せを受け取るためにもう何も行う必要がなくなったせいだと思いたい。 しかしあり得ない望みなのも確かで。呪われているのか、二十年以上も叶わない夢があり、絶望の淵も本当は磨り減って悲鳴のような泣き...
宇宙の真髄から宇宙人/地球外生命を理解しながら見付け出そう アメリカの NASA が土星の衛星のエンケラドスに地球外生命の可能性を発表した。土星探査機のカッシーニが液体の水と代謝のエネルギー源となる炭素、水素、窒素、酸素、燐、硫黄を主に発見したせいだった。 地球外生命が存在する条件がエンケラドスでは非常に整えられていてもはや十分に生み...
ヴァン・ゴッホの馬鈴薯を食べる人々と親身に堪え忍ぶ貧困生活 日本で 学生が多く働き出した という現状と付随して子供が食事も碌に取れなくなっているらしい。テレビで くう ねる あそぶ こども応援宣言 の こどもごはん を観た。畢竟、学生が多く働いても家庭は日々を食い繋ぐのが精一杯の貧困生活に殆ど変わらないと認識が裏付けられてしまった格好だっ...
詩を降りる気持ちは皆から離れ去りながら初めて掴まれるように生きられていた 世界を止めるわけでもなければ決して難しくはなかったはずなのに降りた詩は口に直ぐに出なかった。 慣れるし、あっという間にペラペラだから 忘れっぽい天使 ( クレー )だったかも知れない、詩人として向き返して観想するかぎり。 Vergesslicher Engel by Pa...
思想の意義としての心地良いばかりの世界 人間は世界とは何かの思想を持つと素晴らしい気持ちを味わう。しかし信念が胸に広がったせいだとすると本当に重要なのは自分自身の思想を生活に組み込めるかどうかにかかっていたらしい。 鳥が大空へ羽搏くためには翼が必要だけど、翼だけでは得てして無理なので、どう羽搏くかを知らないままの鳥...
平和の原理/抽象力を有する人間性/論法そのもの 思い付いただけで大革命が起きている。人間性の中心に火山が著しく噴火しているせいだ。しかし マグマ大使 の出番はなかった。驚きがキラウエア火山へ向けられていたためか、日本人には富士山よりも身近ではなかったし、または大革命が学校の授業ならば先生も話題を逸らしているに過ぎない。笑った生...
日本人の知性と思考の方法論的な哲学 お笑いの 有吉弘行 が哲学について本を出していると知った。 毒舌訳 哲学者の言葉 という題名で、数多の哲学者たちの言葉を題材にして自説を述べている。インターネットで偶々だったけれども紹介しているサイトを見かけたから気になって訪れてみたんだ。 哲学とは…変わり者の人が適当に...
ハーバード白熱教室に正解はなくて良い かつてテレビで観て衝撃を受けた ハーバード白熱教室 は本当に珍しかった。類例のないテレビ番組として記憶に著しく刻まれてしまったという他はない。振り返るとよもや日本で制作されてなかったのも辛いかぎりだろう。 Justice: What's The Right Thing...
スピノザの生活規則を良い知性から僅かでも理解するための思考 久し振りに 知性改善論 ( スピノザ )を読み返してみた。といっても時間がないし、速読もできないので、一時間で数十頁しか進まなかった。 しかし相変わらず、文章が手強くて通常よりも読解を迫られると驚かされる。作家の気質としては学者そのものだろう。細かいところまで日常生活に支障が...