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些細な日常

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AIが解釈の失敗を人間に強要する恐ろしさ

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詩人の 萩原朔太郎 の 家庭の痛恨 というエッセイの 朗読の動画 を作って概要欄に紹介文を載せようと対話型AIのGeminiに訊いてみた。その他のものでは作品の存在すらも把握できてなくて正しい回答を全く期待できないので、唯一の頼みの綱なんだけれどもまさか完全に間違った解釈を行っていてしかも修正できずに固執されてほとほと参った。 AIが言葉を正しく理解できない現実 Geminiの 家庭の痛恨 への概説は次のようになっていた。 萩原朔太郎の随筆『家庭の痛恨』は、西洋と東洋の家庭観のずれを背景に、日本の家庭制度が抱える矛盾や苦痛を描いた作品です。 作中では、西洋の夫婦が社交界で自由に交流する様子と、日本の妻が家事に専念する姿が対比されています。朔太郎は、日本の妻が社交的な活動に参加できないことや、夫の浮気を許容せざるを得ない状況に、強い不満を表明しています。 この作品は、当時の社会における女性の地位や役割、夫婦関係の問…

富野由悠季がガンダムで行った素晴らしい戦争批判

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アニメの ガンダム (正式名称:機動戦士ガンダム)は1980年代にガンプラ(ガンダムのプラモデル)で大ブームを起こした人気作で、その後も長らくシリーズ化されて今でも良く知られていると思う。 第1話|機動戦士ガンダム【ガンチャン】 僕も良く観ていたし、ガンプラも、山程、作ったものだった。店に入荷されれば即完売という状態が何ヵ月も続いたんだ。欲しくない種類でも買えるだけでラッキーという凄まじい争奪戦が行われていた。 作品内容はモビルスーツと呼ばる人型ロボットの兵器を駆使した戦争物で、それまで一世を風靡した マジンガーZ に代表される巨大ロボットが登場する勧善懲悪の空想物の昔話のような明快さを持つ作品と比べて小説のような複雑さを持つところが新しく、アニメとしてリアルロボットの草分けとも見做されている。 巷のガンダムのファンやアニメの評論家がそうしたことを ガンダム の特徴として挙げるけれども、先日、驚いたのは作者…

Geminiのバージョン1.0の事実認識の実力の確認

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Googleの対話型AIのBardがさらに強力なものとしてGeminiに置き換えられたのが2024年2月8日だった。 Bard が Gemini になりました 更新内容: Gemini では、Google AI に直接アクセスすることができます。従来の機能は引き続き利用可能で、今後は Gemini としてさらに使いやすく進化していきます。また、注意をそらす視覚要素を減らし、読みやすさを向上させ、操作をシンプルにするために UI もアップデートしました。 理由: Google では、誰もが Google AI に直接アクセス可能になるよう取り組んでいます。今週から、対象の国と言語のすべてのユーザーに、Google の最も高性能な AI モデルをご利用いただけるようになりました。この取り組みをよりよく反映するために、Bard の名前を Gemini に変更しました。 リリースの更新内容|Gemini …

Bardの事実認識の2023年9月の更新の実力の確認

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pGoogleの対話型AIの Bard が今年の五月から日本語に対応して使えるようになった。数値の計算などの答えが一つしかないものは良いんだろうけど、とにかく無限の広がりを見せる言葉の意味を捉えるのが難しいと考えられる。やってみると事実認識に関して合わないことが多くて 大爆笑の腹筋崩壊を導かれること も珍しくなかった。 Bardの2023年9月の更新で事実認識はどうなのか Bardの更新が今年の九月十九日にあって、大分、良くなった感じがしてまだ試験運用版とはいえ、四ヵ月程度で急速に発展していることに驚かされた。 更新内容: 皆様からのフィードバックのおかげで、Bard はこれまで以上にイマジネーションに富んだ、直感的かつレスポンシブな対応が可能になりました。クリエイティブで楽しい共同作業、1 つの言語から 40 以上の言語への展開、詳細なコーディング サポート、多様な視点に基づく新しいトピックの学習な…

昭和天皇の第二次世界大戦の戦争責任を巡る曖昧な一般論と明確な特殊論

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昭和天皇の 第二次世界大戦の戦争責任は本人の幾つかの言葉からある と考えられる。それは一般論として、従来、是非が問われるように考えられて来たものとは全く異なっている。第二次世界大戦の当時の明治憲法(大日本帝国憲法)から明確に導かれる認識としては本質的なものといって良い。昭和天皇の戦争責任が曖昧な一般論とは正反対で、特殊論と呼べる。 本稿はそれぞれがどのようなものかを見比べて分かり易くするために一緒に纏めておく。 昭和天皇の戦争責任についての一般的な認識 陸軍始観兵式で白雪号に跨って閲兵を行う昭和天皇 from 朝日新聞社 / Public domain 昭和天皇の戦争責任についての一般的な認識は人々が明治憲法の第一条の統治権と第三条の神聖不可侵と第四条の立憲君主制などから練り上げたものだ。 明治憲法で天皇の責任はどのように考えられるか 天皇は国の統治権を持つ主権者と定められているから日本の全ての事柄に責…

昭和天皇の戦争責任についての記者会見での完璧な日本語

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昭和天皇がアメリカを初めて訪問した後、1975年10月31日にテレビで記者会見を行った。 アメリカ訪問を終えて (PDF) そのとき、戦争責任について訊かれて応えていた。非常に難しい場面だったと思うけど、聞きながら僕は納得して 民主主義を良く理解している昭和天皇 だけに素晴らしいし、尊敬に値するのはいうまでもないと甚く感心した。ところが巷では誤解されることが多くて、全然、反対の意味で、酷いと唾棄すべきみたいに最低の取られ方までしていることに気付いた。 考えると分かり辛いというか、微妙なニュアンスが込められているというには日本語として完璧な表現なので、むしろ慣れてない人にとっては真意がずれてしまいそうなところもあるせいだ 昭和天皇がいいたいこと、皆に伝えたい気持ちは何なのか、少なくとも僕が心から驚かされるくらい良い言葉だと喜ばされる所以を明らかにしたい。 関連ページ 昭和天皇の原爆投下についての記者会見の完…

自民と反自民の現実を捉える政治の基本的な見方

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日本は戦後の高度経済成長から前世紀末のバブル経済までは好景気だったけれどもバブル経済の崩壊から今日まで、三十年以上、不景気が続いている。こんな酷い状態―― 投票率も半分がやっとの絶望的な国 ――は世界でも例がないだろう。根本的に何かおかしいのではないかと考えると人々の政治の見方が精確ではない感じがする。 政治をどう考えるかは学校の教科で普通に学ばない人が大半で、殆どの場合、テレビや新聞などのマスコミの情報を基にして考えているだろう。しかし討論会や何かは政治の見方の基本的な部分を省略していることも少なくない。または完全に間違ったものもあるかも知れないし、何れにせよ、一般人は政治の基本的な見方が分からないままだったら一生懸命に考えるほどに認識がおかしな方向へ行ってしまう恐れが強まる。 僕の取り越し苦労かも知れないし、政治の基本的な見方が分かっている人は良いけど、とにかく世の中を見渡して大きくずれてい…

日本人がジャニーズ事務所で行われた性加害よりも恐れていること

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イギリスの公共放送のBBC(British Broadcasting Corporation/英国放送協会)が日本のジャニーズ事務所の創業者の ジャニー喜多川 の性加害について取り上げたドキュメンタリーの J-POPの捕食者:秘められたスキャンダル に衝撃を受けた。 目次 ジャニー喜多川の性加害は三重苦の酷さだった マスコミがジャニーズ事務所の問題を伝えたがらない 日本人の犯罪を黙認する感覚が社会を歪ませる 他人に迷惑をかけないことで維持される平和の危険性 日本人のジャニーズ事務所への矛盾点の捉え方 善と悪の二面性の見方には自己欺瞞が必ず潜んでいる 無責任な世の中を広げて駄目になって行く日本 国の統治者が悪いとやはり国民も同じように悪くなる ジャニー喜多川の性加害は三重苦の酷さだった BBCドキュメンタリー「J-POPの捕食者:秘められたスキャンダル」【日本語字幕つき】| BBC News Japan ジャニー喜多川が自…

浅田彰がやられた坂本龍一の美し過ぎる物語

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どうも 坂本龍一 (音楽家)が亡くなってから妙な虚しさに心が包まれている感じがする。 僕は彼のファンではなかったし、彼の音楽に嵌まって何時間も何日も聴き続けるようなことも一回もなかった。 生まれて初めて気付いた美しい音楽が彼の ラストエンペラー だったこと は唯一無二の経験として、生涯、忘れ得ないにせよ、亡くなられて普通に喪失感を受けるほどの関わり合いは持たなかったはずなんだ。 考えると自分よりも日本が大事な人と別れて悲しんでいるみたいだ。落ち込んでどうしようもない日本に暮らさなくてはならないから自分も虚しくならずにいられない。 本当かどうかは良く分からなかったけれども坂本龍一と友達だった 浅田彰 (社会学者)の追悼のインタビューの動画: 浅田彰が語る、完璧な演奏マシンから最後にヒトになった坂本龍一 を観たらやはりと感じた。 浅田彰の坂本龍一への追悼のインタビューの動画 浅田彰が語る、完璧な演奏マシンから最後にヒトに…

補色と色相の関係

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人間の視覚には補色残像という現象、または効果があるけれども補色残像は補色のタイブの心理補色に含まれていて最初に発見したのは作家として知られる ゲーテ だった。 補色のタイプと色相の種類 Starry Night by Vincent van Gogh / Public domain 補色は色相(およそ光の波長)が反対の色で、いい換えると彩度と明度/輝度を抜いた色の中でコントラストが最も強くなるような組み合わせになるものなんだ。 絵画などで補色が使われると互いに引き立て合う色の相乗効果があって強力なインパクト:補色対比や独特なイメージ:補色調和を与えることができる。 補色には二つのタイプがある。 物理補色 互いに混ぜ合わせると無彩色になるもの。 照明などの光の三原色:赤と緑と青に基づく加法混色では白か灰色になる。 絵の具などの色の三原色:シアンとマゼンタとイエローに基づく減法混色では黒か灰色になる。 心理補色 人間…

補色残像の仕組みについて

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沖雅也の涅槃への自殺と双極性障害

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かつて俳優の 沖雅也 の自殺が伝えられたとき、遺書の言葉とされた「おやじ、涅槃でまっている」と共に何なのかと疑問を感じたのを良く覚えている。聞き慣れない「涅槃」という言葉が入っても何十年も過ぎた今振り返っても自殺者の遺書として本当に珍しい表現だったと改めて驚く。 沖雅也が書いた涅槃とは何か 涅槃(ねはん) インド発祥のヒンドゥー教やジャイナ教や仏教の概念で、命が生と死を繰り返す輪廻を越えた状態を意味する。 あらゆる迷いや苦しみの煩悩を断ち切った悟りによる完全に自由で静寂で幸福な境地、解脱として捉えられる。 ※宗教や宗派によって概念的な意味合いは異なる。 参考サイト 涅槃 仏画や仏像で涅槃仏や涅槃像というのを見かけるけれどもおよそ釈迦が右側を下にしながら横になって右手で頭を支える体勢が取られていて煩悩を吹き消しながら涅槃に至る入滅を表現している。 沖雅也が自殺した遺言の内容 オープニング|俺たちは天使だ!| 日本テ…

アイシュタインの天皇と日本に関する言葉は最初は田中智学の日本とは如何なる国ぞから名前だけ変えて伝えられたようだ

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インターネットで見かけた アインシュタイン の天皇と日本に関する言葉が非常に興味深くてブログに取り上げようと詳しく調べてみたら世間的にアインシュタインの予言と呼ばれていて実際は本人の言葉かどうかが疑わしいと分かった。 アインシュタインの予言とされる余りにも親日家の言葉 Albert Einstein's 1922 visit to Tohoku University by Unknown / Public domain 引用する人によって語句が部分的に変わる場合が少なくないらしいけれどもおよそ以下のようなものが全文と見做されている。 近代日本の発達ほど、世界を驚かしたものはない。 この驚異的な発展には、他の国と異なる何ものかがなくてはならない。 果たせるかなこの国の、三千年の歴史がそれであった。 この長い歴史を通して、一系の天皇をいただいているということが、今日の日本をあらせしめたのである。 …