思いを綴ることにした 結城永人 - 2016年6月12日 (日) どんなブログをやれば自分らしさに通じるのか。 求めるべき真実の安らぎを認めたらまさか永遠に速やかに歌えたよ。 詩本文 思いを綴ることにした どういう風の吹き回しか 心を言葉へ置き換える 軒並み林檎の木立ちが揺れて 水辺の千鳥は小躍りしていた 僕は詩人として自分らしさを 他の誰でもない生き様で示したい 雨に濡れた紫陽花へは蝸牛こそゆるゆる這い出して来る これまでの記憶は柔らかく胸に染み込むばかりだろう 糸瓜が幾つも垂れ下がるそばから 熊鼠は玉乗りさながらに水平器を抱えるも 闇に消えた蟋蟀を追いかける構えを取る 黙って指を咥えながら見ているつもりなのか 忘却の鏡に写る滝の流れは物事には動じない 駅舎の床の片隅でのんびり転が得た螺子ほども 逞しいだけでただ海が遠く望まれた 世界の広がりが滑らかだ コメント 新しい投稿 前の投稿
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