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些細な日常

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鳴かないホトトギスの織田信長と豊臣秀吉と徳川家康の句は詠み人知らずだった

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日本史の取り分け戦国時代を代表する武将の 織田信長 と 豊臣秀吉 と 徳川家康 を非常に分かり易く伝える言葉として三者三様のホトトギスの句が良く知られている。 何れも本人が詠んだわけではなくて江戸時代の大名の一人で、肥前国平戸藩の第九代藩主だった 松浦清 が作家として静山の号で書き残した随筆集の 甲子夜話 (かっしやわ)に詠み人知らずで取り上げて世の中に広まったらしい。 松浦静山が伝えた鳴かないホトトギスの五つの句 Kiyoshi Matsuura by Unknown / Public domain 松浦静山はどこかの誰かが織田信長と豊臣秀吉と徳川家康の三つの句とさらに匿名で二つの句を詠んでいたのを人伝てに聞いて自作の随筆集の 甲子夜話 に載せた。 夜話のとき或人の云けるは、人の仮托に出る者ならんが、其人の情実に能く恊へりとなん。 郭公を贈り参せし人あり。されども鳴かざりければ、 なかぬなら殺してしまへ時鳥   織田右…

ハシビロコウはじっとして動かずに活かす

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中央アフリカの東寄りの南スーダンやザンビアに主に生息するらしい大型の鳥で、ハシビロコウが気に入ってしまった。 ハシビロコウは人間みたいな姿形で親近感を覚える Balaeniceps rex at Walsrode Bird Park, Germany by Olaf Oliviero Riemer / CC BY-SA 日がな一日、水辺に立ち尽くして獲物の魚を自らの気配を消しながら待ち構えるというふうに過ごしている。 個人的に動物の写真を撮るのと同じだから面白い。静止して自らの気配を消さないと動物は逃げ易い。昆虫や魚が多いけれども人に慣れてない動物を近付いて写真に収めるにはカメラ以外の知識が強く求められるわけだ。 ハシビロコウに親近感を覚えるのは何よりも姿形が人間と被っているせい――まるでズボンのポケットに手を突っ込んで遠くを窺っているかのよう――だけれども体長が1m以上にも及ぶ。 Balaenic…

人々の毛綿鴨の羽毛のリサイクルには泣けて来る

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毛綿鴨の羽毛は人々の防寒に珍重される。地球の北極寄りのとても寒い地方にしか生息しないけれどもそれだけ羽毛も防寒に優れていて保温性が著しく高い。 人々に昔から愛され続けて来た毛綿鴨の羽毛 Eider duck by jon57 / Pixabay 英語でアイダーダックと呼ばれて羽毛もアイダーダウンとして人々に愛されながら防寒に昔から使われて来た。ダウンでも品質は流石に最高級らしい。アイダーダウンを多用した布団ならば数百万円にも及ぶといわれている。 しかし凄く驚いたのは毛綿鴨の羽毛の人々の採取の仕方で、資源のリサイクルとは何かを考えさせられてしまった。ふわもこの可愛いらしさに、心毎、引き付けられながらではまさかだった。毛綿鴨と人々との関係には瞠目するべき世界があって甚く尊ばれもしてしまった。 羽毛のリサイクルというそれぞれの共存共栄 Are eiderdown feathers the best for…

閑古鳥が鳴いているの閑古鳥は郭公から

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ブログを開設して二週間で誰も来ないに等しくて 閑古鳥が鳴いていると思う、サイトとしては。しかし帰る場所は他には一つも見当たらない。続けたいかぎり、いつかはアクセスが伸びるブログと信じて閑古鳥と共に頑張るしかないのではないか。 閑古鳥とは何かと調べると 郭公 (かっこう)だった Kägu õunapuul by Locaguapa / CC BY-SA いっていて自分で知らないのもあれだけど、とにかく故事成語に「閑古鳥が鳴く」とあって誰も来ないに等しいブログにぴったりの情感を受け取ってしまう。 古語に呼子鳥・喚子鳥(よぶこどり)という季語がある。これは人を呼ぶような泣き声のする鳥という意味で主にカッコウなどを指す。カッコウの鳴き声が当時の人に物寂しいと感じさせたことから、喚子鳥が転じ、閑古鳥という言葉が生まれた。 閑古鳥が鳴く| 日本語俗語辞書 日本では五月頃に飛来する夏の渡り鳥らしくて主に山地に生息するから…