サイレンススズカの飛んでもない大逃げから骨折した最後の天皇賞(秋)の競馬
生涯、忘れないというか、人生で本当に心に刻まれて止まない場面があるうちの一つに競馬の サイレンススズカ の最後の天皇賞(秋)が挙げられる。 1998年 天皇賞(秋)(GⅠ) | オフサイドトラップ | JRA公式|JRA公式チャンネル 幸いにも動画で出ていて1998年のレースだから、丁度、二十年振りに又観て涙が溢れる感じだった。というのは骨折して――詳しくは左前脚の手根骨粉砕骨折を起こした――競馬に復帰できないどころか予後不良(回復の見込みがない)と診断されて安楽死(馬は脚を骨折すると生き延びるのが極めて酷いために)を余儀なくされさえもした。1998年の天皇賞(秋)はサイレンススズカの本当に最後の勇姿に他ならなかった。 当時、僕は二十代後半で、毎日、小説を書いていて休み時間の気晴らしにゲームをやったりして ダービースタリオン に嵌まっていた。競馬のゲームでサラブ…