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些細な日常

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モナリザの見えない三層目に残されているモデルのリザ・デル・ジョコンドの復元図

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レオナルド・ダ・ヴィンチ の名画で、フランスのルーブル美術館の至宝とも呼ばれる モナリザ は制作過程に謎が多くて何よりも依頼主の絹織物の商人の フランチェスコ・デル・ジョコンド に渡されないまま、 画家本人が死ぬまで手元に置いて描き続けた絶筆 になってしまった。未完成だから仕様がなかったにしても他の作品と比べて余りに長過ぎるのではないか。決して特別な大作でもなくて普通の肖像画の部類に属しているからレオナルド・ダ・ヴィンチが モナリザ をいつまでも完成しなかったのは首を傾げざるを得ない。 モデルは依頼主の妻の リザ・デル・ジョコンド /リザ・ゲラルディーニとされる。同時代の画家で建築家で美術史家の ジョルジョ・ヴァザーリ の 画家・彫刻家・建築家列伝 に著されていた。そして調査によってレオナルド・ダ・ヴィンチは晩年の早ければ1503年の五十一歳から亡くなる1519年の六十七歳にかけ…

中国人がドルチェ&ガッバーナから人種差別を受けた怒りに不買運動を起こした

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ファッションブランドの ドルチェ&ガッバーナ が中国の上海で行われる予定だったファッションショーのために公開した広告動画が中国人を侮辱する内容だった。 Dolce & Gabbana under fire over racism accusations|DW News 中国伝統の箸でイタリア――ドルチェ&ガッバーナの国――伝統のピザのマルゲリータやカンノーリ(イタリアのシチリア島のペイストリー菓子)やパスタのスパゲッティを食べるという発想自体は友好的だから必ずしも悪くなかったかも知れないけど、ところが箸を棒切れと文化的に酷く矮小化して捉えたり、使い方が分からない中国人の姿が馬鹿にしたように見受けられたりして直ぐに問題視され始めた。この時点ではまだ大きな騒動にはならなかったんだ、しかし。結果的に中国全土のドルチェ&ガッバーナへの不買運動に繋がるという…

好きなマカロニサラダは食べるしかない

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マカロニサラダは好きなものの一つだ。パンに挟めばもっと良いかも知れない。しかし本当に美味しいと思う。 マカロニの原料は小麦粉だからサラダでも主食に近い ところで調べていてそうだったとマカロニグラタンも大好物だったと気付いた。大好物なのに直ぐに挙がらなかったのは食べ慣れてないせいだろう。しかし只単に好きなマカロニサラダパンやマカロニサラダで僕には丁度くらいだとも認められるのは痩せ我慢のようで、考えると面白いのも大好物を食べてばかりいるから反対に人は太るのではないかだった。分からないにせよ、大好物を欲しがらず、栄養面でしか食事を殆ど気にかけない僕が細身なのは間違いないんだ。畢竟、美味しい食事に目がない人こそ食べ込みながらカロリーも多くて太り易そうに思われて来る。 主食に近いマカロニサラダは少食の僕には助かりもする 新しく知ったのはイタリアでパスタの一つとして生…

カルロ・ドルチの魅惑的な聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネの質感

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カルロ・ドルチ の 聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ は質感描写に優れていて目を引いた。 祈りながら心の頂きへ辿り着くように Virgin and Child with the Infant Saint John the Baptist by Carlo Dolci / Public domain 人物の肌が美しくて綺麗な絵だと思う。命が宿って見える。ベールの透け具合も好ましく、そして何よりも影の溶け込み方が素晴らしい。総じて色彩のグラデーションが細やかに扱われているところが芸術的ではないか。 カルロ・ドルチは十七世紀のイタリアの画家で、当時のヨーロッパでは宗教画が数多く描かれていて絵といえば宗教画の文化があった。しかし 聖母子と幼き洗礼者ヨハネ は目線が三者を物語っているのが本当に凄い。 幼き洗礼者ヨハネが幼子イエスを憧れるように見上げていて聖母マリアが幼子イエスに慕わし…