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小島一朗の新幹線殺傷事件の精神構造は表面的に受け取られた深沢七郎の楢山節考/姥捨て山の伝説だ

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新幹線3人死傷 容疑者の母「思いも及ばず」 via ANNnewsCH
新幹線内で刃物を振り回して三人を死傷させた事件/東海道新幹線殺傷事件の犯人の小島一朗の部屋がテレビで放送されたのを目にして驚いた。動画で見付からなくて引用できないけど、読書家というか、幾つも本が置かれている中に新潮文庫の朱と黒と薄橙の表紙の深沢七郎楢山節考が含まれていたんだ。本格的な小説を好んでいたと不意に知らされてしまった。
僕も持っている、実は。かつて日本で流行ったらしくて前世紀の中頃の1956年に初めて発表されて人々に広まった。翌年の単行本が国内のベストセラーになったといわれる。独特の物語が人気を博して映画やテレビドラマや演劇などでも取り上げられたりしていた。昔の姥捨て山の伝説――作者は現在の山梨県笛吹市境川町大黒坂の年寄りから聞いたみたいだ――をモチーフにしていて貧しい家族の子供が生き延びるために食い扶持を減らす老いた母親を山へ捨てに行くという小説なんだ。
内容だけ聞くと如何にも野蛮らしい。子供の老いた母親に対する身勝手で恩知らずな行動が人道的に批判されて然るべきだと先ずは参らざるを得ない。
ところが現実は決してそうではなかった。なぜなら老いた母親が子供のために無償の愛から山で密かにも絶命するのを望んで止まなかったからだ。深沢七郎が小説家として凄いのは前者の思いを後者がしっかり噛み締めるように描き出したところだった。本当に言葉にならない世界を見詰めながら頑張って表現していたと感心する。
子供は自分の代わりに死ぬしかないのに何一つ厭わない老いた母親の無償の愛へ感謝に堪えないとしてもかりに貧しい家族でなければ山へ捨てに行く必要はなかったわけで、矛盾せずに認識されるかぎり、心から口に出してはならない親子の情そのもの、延いては人間の倫理とは何かを教えてくれる筆致が意義深くも個性的なんだ。
素晴らしい真実に触れると詩人の空みたいな経験が生じるし――自作で挙げるとThe blueに匹敵するかも知れない――社会的に非常に優れた可能性まで持ち合わせている。
深沢七郎の楢山節考を理解できれば無益な殺生は現世から除外されてしまうはずだ
Shichiro Fukazawa by Unknown [Public domain], via Wikimedia Commons
人々は我と我が身に誓って対他的な全てへの善意に則った…

悪質タックル事件を強いられた宮川泰介の真実で考えるパワハラの上手な避け方

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日本大学と関西学院大学とのアメリカンフットボール部の五月六日の定期戦で悪質タックルと呼ぶべき極めて危険な反則行為が認められた。
悪質タックルでアメフト選手が負傷 日大の試合中止
赤いチームが日本大学のフェニックスで、青いチームが関西学院大学のファイターズで、後者のQB(クォーターバック)へ前者のDL(ディフェンスライン)が試合の中断を無視して飛び込んで行って全治三週間の怪我を負わせた。
アメリカンフットボールは選手同士の打つかり合いが印象的なスポーツだけれどもポジションによって衝撃が変わる。QBは攻撃の中心で、ボールを投げたり、抱えて走り込んだりするので 、比較的に身軽だし、軽量級の選手が多い。DLは守備の最前列で、攻撃の最前列のOL(オフェンスライン)と五人ずつでQBを巡って互いに最も激しい衝突を繰り返すし、重量級の選手が多い。なのでDLがQBに突っ込むというと最も強い選手が最も弱い選手へ向かっていて悪質タックルの反則行為としての危険性は正しく非常に高いだろう。
聞くとアメリカンフットボールの重量級の選手――体格は大型のプロレスラーなどの格闘家と遜色がない――の突進力は一般道を走る自動車にも匹敵するらしく、不意に被って全治三週間の怪我で済んだならば不幸中の幸いだったともいわれる。
死んでもおかしくはなかったのではないか。日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックルは警察に訴えられて事件として捜査されるし、社会問題として人々から大きく取り上げられるのは無理もないと感じる。まさか殺人まで想定された凶行そのものでなかったとはかぎらない。世間的にいえばアメリカンフットボールでなくともスポーツでおよそ あり得ないばかりの極めて危険な反則行為を犯したのはなぜなのか、加害者の動機が真っ先に気がかりになってしまう。
悪質タックルの動画が世の中に広まって日本大学アメリカンフットボール部の実態が徐々に暴き出されて監督やコーチに一人の選手が強制的にやらされた可能性、すなわち部活動内でのパワハラの疑いが増して来たんだ。
アメフット悪質タックル日大選手が記者会見 via 毎日新聞
決定的なのが加害者の宮川泰介が記者会見を開いてどうして悪質タックルを自分が行わなければならなかったかの一部始終を明らかにしたんだ。
結論からいうと監督の内田正人やコーチの井上奨に強制的にやらされて選手の立場からは避けるすべがな…

心拍数と寿命の関係:動物が呼吸の酸化ストレスで老化してしまう身体的な特徴

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Ears of golden wheat by Marisa_Sias [CC0], via Pixabay
大分前、もう十年か、はたまた二十年以上が経過したようだけれども心拍数と寿命の関係を覚えていた。改めて調べると本川達雄ゾウの時間 ネズミの時間が世の中で目立って取り沙汰される最初の切欠だったらしい。1992年に出版された本で、体格の大きな象と小さな鼠は心拍数と寿命が互いに相反する事実が著されていた。平常時、前者は心拍数が少なくて寿命が長いし、後者は心拍数が高くて寿命が短い。
象の心拍数と寿命一分で約三十回と七十歳程鼠の心拍数と寿命一分で約六五十回と二年半程
非常に興味深いのは寿命に対する通算の心拍数が十五億回付近(多ければ二十億回くらい)で重なって来る。
他の多くの動物でも同様の傾向を持っていて体格が大きいほどに平常時の心拍数が少なくて寿命が長い。
本川達雄のゾウの時間 ネズミの時間では動物の平常時の心拍数:心周期(一回の拍動の長さ/人間ならば大抵は一秒前後)が自然界の時間として捉えられたのが白眉だった。どんな動物も略十五億回の鼓動を打って死んで行くので、詩的にいえば心臓のリズムに差はない、長生きする象も早死にする鼠も生きる感覚そのものは変わるところがない。
そうした自然界の時間によればそれぞれに寿命は違っても死ぬまでの通算の心拍数が似通っている動物たちは同じくらい、すなわち平等に暮らしていると驚かされるわけなんだ。
いい換えれば天寿とは何かへの一つの科学的な認識/生物学的な知見が心周期に表現されているようだった。
動物は生きる感覚だけが本当に違うし、寿命よりも独自的で、例えば象は大きいゆえにゆったりして鼠は小さいゆえにせかせかしているのが生来のキャラクターと考えられなくはない。
実は、こういった時間を計り、体重との関係を考えてみると、どれも体重が重くなるにつれ、だいたいその4分の1(0.25)乗に比例して時間が長くなるということが分かっています。
4分の1乗というのは分かりにくい数字かもしれませんが、関数電卓でルートを2回押せば答えが出ます。まぁ、大ざっぱに言えば、動物の時間は体長に比例すると考えてもいいですね。
つまり、体のサイズの大きい動物ほど、心周期も呼吸も筋肉の動きなんかもゆっくりになっていくということなんです。
本川達雄/ゾウの時間・ネズミの時間 本川達雄 氏 via…

hideのROCKET DIVEにライソゾーム病の貴志真由子との心温まる交流に死の行方

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X Japanのギタリストだったhideのソロの音楽が凄く好きだった。取り分けROCKET DIVEが第一印象から記憶に刻まれている。テレビで初めて観た瞬間にファッションセンスが何よりも素晴らしい。ピンクの髪に黄色のジャンパーがとても刺激的だった。振り返るとヴィジュアル系バンドというコンセプトを作り出したX Japanの特色を見事に引き継いでいたのかも知れない。曲も勢い良く情熱が迸るようで、聴いて気持ち良いかぎりだったから全てがパーフェクトなロックだと驚きを禁じ得なかった。
hide with Spead Beaver - ROCKET DIVE hideofficialVEVO
夢と希望をかぎりなく、打ち上げるみたいなイメージが良いと思うんだ。本当に力強く訴えかける音楽で、それまでにも引き付ける作品は幾つも発表されていて購入したベストアルバムのhide BEST ~PSYCHOMMUNITY~によるとTELL MEが必聴で、hideのキャラクターとして見逃せない真心の人間性が出ていると胸打たれる。しかし一段と進歩しているのがROCKET DIVEではないか。シングルでは八枚目で、必聴の四枚目のTELL MEから数年の後に作詞作曲されて発表されていた。芸術的に優れていると明らかに感じるし、聴きながら益々と引き付けられる気持ちは確かだった。
調べると声を失うけれども持ち直して二つのhideの名曲の間に貴志真由子との心温まる出会いがあったようだ
僕は以前からX Japanは大人気でも名前しか知らなくてギタリストのhideについても関心がなかった。ところが難病のファンの貴志真由子との交流が報道されてから人道的なアーティストではないかと珍しくも急激に関心が芽生えて注目し始めたんだ。暫くは素敵だと一人静かに認めるだけだったけど、ある日、テレビの歌番組のポップジャムを観ながらROCKET DIVEを聴いてついにベストアルバムのhide BEST ~PSYCHOMMUNITY~も購入せずにはいられなくなったし、hideを得意の音楽を通じてもっと知りたいと感じてしまった。
彼女の命の灯火が小さくなっていこうとした時、和子さんの目に奇跡の姿が飛び込んできた。
症状を聞きつけたhideとhideの両親が、病院にまで駆けつけてきたのだ。
無菌室で病気と闘う真由子さんに、hideは励ましの言葉をか…

サイレンススズカの飛んでもない大逃げから骨折した最後の天皇賞(秋)の競馬

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生涯、忘れないというか、人生で本当に心に刻まれて止まない場面があるうちの一つに競馬のサイレンススズカの最後の天皇賞(秋)が挙げられる。
1998 天皇賞(秋) via jraofficial
幸いにも動画で出ていて1998年のレースだから、丁度、二十年振りに又観て涙が溢れる感じだった。というのは骨折して――詳しくは左前脚の手根骨粉砕骨折を起こした――競馬に復帰できないどころか予後不良(回復の見込みがない)と診断されて安楽死(馬は脚を骨折すると生き延びるのが極めて酷いために)を余儀なくされさえもした。1998年の天皇賞(秋)はサイレンススズカの本当に最後の勇姿に他ならなかった。
当時、僕は二十代後半で、毎日、小説を書いていて休み時間の気晴らしにゲームをやったりしてダービースタリオンに嵌まっていた。競馬のゲームでサラブレッドの牡馬と牝馬をかけ合わせて強力な仔馬を作ってレースに挑むというシュミレーションだった。実際の種馬や競走馬が出て来るし、嵌まるほどに実際の競馬も観てみたくなって来た。

目次
サイレンススズカの血統についてサンデーサイレンス産駒ミスタープロスペクター系の母ターントゥの4×5の一本のインブリード日本の最強馬を感じさせる伝説の毎日王冠馬と人が心を通わせてこそ競馬は有り難い

サイレンススズカの血統について
サンデーサイレンス産駒
サイレンススズカは日本で一時代を築いた大種牡馬のサンデーサイレンスを父に持つ三世代目の競走馬だった。
サンデーサイレンス産駒は様々なレースに勝ち捲ったけれども一般的に2000m前後の中距離のレースを得意として後半の瞬発力や競り合いの勝負根性に長けていたようだ。
サイレンススズカはそうした適性にぴったり当て嵌まる如何にもサンデーサイレンス産駒らしい走りを見せていたと思う。最後のレースになった天皇賞(秋)も東京競馬場の芝2000mだった。六連勝で来たけれども何れも1800~2200mのレースに出場していて中距離に向いていたんだ。
サンデーサイレンスの良さを素晴らしく受け継いだ非常に高速の産駒の一頭がサイレンススズカだった。
しかし最も特徴的なのはレース展開で、最初から最後まで先頭を走り抜ける逃げの脚質を持っていた。サイレンスサイレンス産駒では比較的に珍しくてスタミナがないと持ち堪えられない。驚くのは普通の逃げ馬ではなかったところで、サイレンススズカの場合はスピ…

森友学園の疑惑の根幹:安倍総理を財務省の決裁文書の書き換えと佐川国税庁長官の辞任から考える

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安倍総理の森友学園の疑惑が非常に深まって来た。財務省が安倍総理のために国有地の売却(もう廃止された貸付けから前提される十年以内の売り渡しの制度に基づく)を知り合いの森友学園:妻の安倍昭恵も名誉校長を務める学校法人へ不当に値下げしたかどうか、評価額の九億五千六百万円からゴミが埋まっているなどの理由で八億二千万円程度を差し引いて約一億三千万円に決めたのは適正かどうかが昨年の二月に国会の参議院予算委員会で追求され始めた。
決裁文書についての調査の結果 via 社民党OfficialTweetpdf
九月から大阪地検(大阪地方検察庁)特捜部が事件として捜査していて森友学園への国有地の売却の決済文書の原本を近畿財務局から入手したらしい(大阪地検、財務省を背任罪等の容疑で捜査へ…安倍首相の関与解明も)。森友学園の疑惑が発覚した翌月には会計検査院が参議院予算委員会の要請から調査を始めていてやはり気付いていたらしい(会計検査院も2種類の文書把握)けど、何れにしても最初に財務省から国会へ提出された国有地の売却の決裁文書と見付かった原本との内容に食い違いが出て来て書き換えられていたとも分かったんだ。なぜなのかが改めて問われていて安倍総理が森友学園への国有地の売却へ関与したのを誤魔化すためだったと考えられずにいなくなっている。
当初、森友学園への国有地の売却の責任者だった理財局長の佐川宜寿が疑惑が発覚した翌月に国会のの財務金融委員会で政府参考人として安倍総理には関係ないという主旨の答弁を行ったんだ。
そういう価格につきまして、こちらから提示したこともございませんし、先方から幾らで買いたいといった希望があったこともございません。
保存期間一年未満とされております個別の面会のやりとり控えについては残ってございません。
佐川宜寿/第193回国会 財務金融委員会 第8号 via 国会会議録検索システム
すなわち先方との事前の価格交渉はなかったとか交渉記録は事後に速やかに廃棄されたなんて仕方で、森友学園の疑惑を退けていた。財務省の理財局の一存で適切な手続きに則って評価額から八億円程度を値引きして国有地を売却したならば他の安倍総理も誰も関与してなかったわけだ。
財務省の決裁文書の書き換えは佐川宣寿の答弁から間もなくの「2月下旬から4月にかけて」なので、彼の森友学園の疑惑を打ち消したい意向に合わせて画策されたか、…

人を叱るときの4つの心得/山中伸弥の悩みへの平尾誠二の励まし

山中伸弥(科学者)は平尾誠二(ラグビー選手)と友達だった。昔から憧れを抱いていて神戸製鉄のチームで華麗なプレイと屈強なリーダーシップが光ったために大学時代は自分でも近付こうと部活動でラグビーをやっていたけれども2010年に京都大学のiPS細胞研究所の所長に就任してから雑誌の週刊現代の対談で初めて出会ったのが切欠だった。
ノーベル賞の山中教授、夫婦会見ノーカット
後の2012年にはノーベル賞も授与されたほどの世の中で大注目だったiPS細胞の第一人者としていつも忙しくてメディアの様々な取材を断ってばかりいた時期、山中伸弥は夥しい依頼の中から平尾誠二の名前を偶さか見付けて居ても立ってもいられなくなったのか、憧れの存在を思い起こしながらもはや引き受けるしかないと決めたみたいだ。
実際にお会いしてみると、平尾さんは僕が思い描いていた通りの方でした。
平尾誠二は、僕のようにラグビーをやっていた人間だけでなく、男女を問わず同年代の人たちにとってヒーロー的な存在です。テレビでも、伏見工業高校ラグビー部を題材にしたドラマ『スクール・ウォーズ』が大人気で、平尾さんをモデルにしたキャプテンの「平山誠」は、女子生徒がファンクラブを作るほど格好いいエースとして描かれていました。
「その通りの人が、そのまま出てきたな」と、僕は思いました。
テレビなどで憧れていた人でも、実際に会ったら想像していたイメージと違ってガッカリした、という話はよくあります。僕もそう思われているかもしれません。でも、平尾さんは想像していたイメージそのまま、いや、それ以上に素敵な方でした。
彫りが深くて男前なだけでなく、とても心の優しい人なのです。話の端々に、いろいろな人に対する思いやりが滲みます。それが慇懃無礼な感じではまったくなく、むしろ口では結構辛辣なことも言うのですが、それでも優しさが自然に伝わってくるようでした。
対談後、編集者もまじえて京都で食事をしました。いちばん憧れていた人にお会いできた嬉しさから、いつもよりたくさんお酒を呑んでしまいました。
そこから、僕たちの付き合いが始まったのです。
山中伸弥教授が明かす、故・平尾誠二との「最後の一年」 via 現代ビジネス
親交を深める間、あるとき、山中伸弥は平尾誠二に悩みを漏らしたんだ。京都大学のiPS細胞研究所の所長をやっていて上司として部下の研究者たちが失敗するのをどうすれば良いの…

日本のメダリストたちから振り返ってしまう平昌オリンピックへの特別な感情

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昨日の昼過ぎ、平昌オリンピックから帰国する日本代表の選手団が全日空のチャーター機で成田空港に到着した(平昌五輪の選手団が帰国)。ロビーに五百人以上が待ち構えていて大変な盛り上がりを見せていたらしい。
個人的に選手団の帰国にまで注目するオリンピックはかつてなかったし、どうなるかと思ったけれどもメダリストは首からそれぞれのメダルをかけて先頭から続いていた感じだったので、人々の期待通りの出方が演出されていたようだった。さらにメダリストだけ集まって花束の贈呈や写真の撮影会(フォトセッション)も催されていた。日本代表としてやっているから選手団が直ぐに解散せずにオリンピックの会場から帰国した後に記者会見や報告会などを開くのは当たり前だとしても途中の空港でもちょっとしたセレモニーがあるんだとはっきり覚えた。
そして驚いたというか、選手団の一人一人は晴れやかな表情で、疲れているのに又大勢の視線に晒されて面倒臭いみたいな印象を与えるわけでもなく、本当にオリンピックの日本代表に選ばれた事実を誇らしく受け留めているようだった。
平昌オリンピックの日本代表の選手団の十九人のメダリストたち
「チームがんばれ!ニッポン!」さん(@team_nippon)がシェアした投稿 - 2月 26, 2018 at 7:20午後 PST
金メダリスト(四種目で六人)
羽生結弦/フィギュアスケートの男子シングル小平奈緒/スピードスケートの女子500m高木美帆/スピードスケートの女子団体パシュート佐藤綾乃/スピードスケートの女子団体パシュート菊池彩花/スピードスケートの女子団体パシュート高木菜那/スピードスケートの女子団体パシュート高木菜那/スピードスケートの女子マススタート
銀メダリスト(五種目で五人)
高木美帆/スピードスケートの女子1500m平野歩夢/スノーボードの男子ハーフパイプ渡部暁斗/ノルディック複合の男子ノーマルヒル小平奈緒/スピードスケートの女子1000m宇野昌磨/フィギュアスケートの男子シングル
銅メダリスト(四種目で八人)
原大智/フリースタイルスキーの男子モーグル高梨沙羅/スキージャンプの女子ノーマルヒル高木美帆/スピードスケートの女子1000m藤沢五月/カーリング女子吉田夕梨花/カーリング女子吉田知那美/カーリング女子本橋麻里/カーリング女子鈴木夕湖/カーリング女子
夕方になってメダリストの記者会見(平…

日本と韓国の友好を示した小平奈緒と李相花の平昌オリンピックでの最高の場面

平昌オリンピックのスピードスケートの女子500mで小平奈緒が優勝して金メダルを獲得した。数日前の1000mで銀メダルだったけれども雪辱を果たした格好だったから流石に強いとテレビで観ていて唸った。
小平奈緒 日本女子初金!小平奈緒の銀メダルをノーカットで!
スピードスケートの女子の中短距離で、昨年から圧巻の成績を残していたらしくて1000mでは昨年の十二月のワールドカップ(ソルトレイクシティー)で、1分12秒09の世界新記録を樹立して500mでは十五連勝、国内外の他のレースを含めると二十四連勝を飾っていた。
事前の予想で小平奈緒か平昌オリンピックのスピードスケートの女子1000mと500mの何れも金メダルを間違いなく取れるみたいな印象を与えていた。
どちらかというと連勝のない不安な1000mで、幾分かは案の定の銀メダルだったので、直近の世界記録保持者でも四年に一度のオリンピックの大舞台では偶さか厳しいのかと感じたし、本当に負けない500mでも同じように現実は危ういのではないかと逆に不安に駆られながら視線を向けるしかなくなってしまっていた。
オリンピック(The Olympic Games)さん(@gorin)がシェアした投稿 - 2月 18, 2018 at 7:02午前 PST
金メダルを獲得した瞬間は本人の得意の種目だからやはり大丈夫なんだと感じると共に世界中で他を寄せ付けない実力を出し切ったのをはっきり認めながら唯一無二の素晴らしさに心から頷かれた。
普段ならばもう終わりのスポーツで、感動と興奮に際しては余韻に浸るばかりだけど、ところが試合直後のインタビューが物凄く面白かった。
小平奈緒のキャラクターが際立っていて相手の質問を何度か打ち払っていた。専任の結城コーチと二人三脚でここまで来たといわれるとそうではなくて支えてくれた全ての人たちに感謝したいと受け付けなかったり、獣のような滑りだったといわれるとそうかどうかは分からないけれども十分にやれたから良かったみたいに切り返したりしたのが可笑しかった。かりに相手の気持ちに合わせるならば結城コーチとの苦労に苦労を重ねた涙ぐましい日々や獣のような滑りを実現できた集中力の尋常ではない高さについて口を割っても良かったかも知れない。やらないのはなぜかと咄嗟に考え込ませた。念願が叶って長らく待ち兼ねた金メダルを獲得したばかりだからそれこそ色…

平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプのショーン・ホワイトと平野歩夢の熾烈な争い

ショーン・ホワイトが勝ち、平野歩夢が負けた。平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプの決勝は二人の世界を代表するスノーボーダーの熾烈な争いの末に素晴らしい感動と興奮と共に幕を閉じた。
得点差は僅かに2.5とはいえ、それぞれの獲得するメダルの色を金と銀に分けたし、いうまでもないにせよ、敢えて振り返るならば一位と二位の順位付けをもはや待つ暇はなかった。
逆転に次ぐ逆転で、手に汗を握り、固唾を飲んで見守るという本当に人生で稀に見るほどの好勝負が正しく繰り広げられてしまった。
火花散る戦い! 平野歩夢とショーン・ホワイト
ショーン・ホワイトと平野歩夢の平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプの決勝は記憶に深く深く刻まれるし、オリンピック史上でもかつて例のない如何にも突出した内容だったのではないかと個人的に頷くんだ。
十九世紀後半にオリンピックが初めてアテネ大会で開催されたけれどもコンセプトに取り入れられた古代ギリシャのオリンピアの祭典まで含めて完全に嵌まったせいみたいだ。平和を呼び覚まされたのが何よりの生きる喜びだったし、スポーツへの純粋な思いがそれこそ紛れもない清らかさを湛えながら全ての選手たちの頂点を目がけて登り詰めて行くだけの瞬間をついに漸く経験したのは確実だったと考えたい。
幾ら送っても送り切れず、血が流れ出すと咄嗟に歌いたい気持ちも吝かではない拍手と共に試合が終わった直後、余韻は未だ冷めやらない感動と興奮の熱気に包まれる真実というか、テレビでショーン・ホワイトと平野歩夢から受け取った印象は極めて晴れやかだった。
平和がやって来るのを如実に覚えたオリンピックは他にあったかどうかも余りに怪し過ぎて今まで知らなかったかぎりは初めての衝撃的な胸のうちの平昌オリンピックのスノーボードの男子ハーフパイプの決勝だと認めながら驚きもするわけだ。
もはや本当にやはり、そうとしか味わえない昨日の今日だけど、凄いと改めて思う、オリンピックとスポーツとそして一つの純粋な思いを託された熾烈な争いをとにかく。
二人の世界を代表するスノーボーダー、ショーン・ホワイトと平野歩夢の何れも殊更に注目されたのは僕にとっては平昌オリンピックの事前に固有の物語を聞かされていたのも大きかったかも知れない。
オリンピック(The Olympic Games)さん(@gorin)がシェアした投稿 - 2月 13…

久保田早紀は異邦人しか売れずに五年で本名の久米小百合に戻ってキリスト教の音楽宣教師として歌い直していた

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今聴いても本当に素晴らしいと思う日本の古い歌謡曲の一つに久保田早紀異邦人が挙げられる。発売日が1979年10月1日だから四半世紀を軽く過ぎた。思い出すと児童期にテレビから良く流れていて気を引かれたし、耳に残った。歌詞の冒頭が「子供たち」なのが身近だったせいかも知れない。改めて調べると副題がシルクロードのテーマと付けられていたけれども中近東アジアの異国情緒の溢れる音作りが特徴的だったのは確かに覚えている。ユーラシア大陸の東西へわたって幾つもの国や地域を越えながら長い旅路に就くという感じが幼心にも先々の人生に重ね合わされたのが懐かしい。
Caravan proceeding in the desert of Dunhuang by Immanuel Giel (Own work) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
残念というか、こんな良い曲を作るならば他にももっと久保田早紀の歌を聴きたいと思ったのに待ち構えながら何もなかったようで、寂しかった。
まさか異邦人しか売れなくて本人はシンガーソングライターとして曲作りに全面的に頑張ったけれども鳴かず、飛ばずの五年間を経て芸能界を引退していたらしい。
当時、日本の音楽界で新たな人気を博していたフォークソングやニューミュージュクをやりたいと考えていたようで、久保田早紀は取り分け荒井由実(松任谷由実)に憧れながら大学時代にレコード会社に自作曲の録音テープを送ったら運好く採用されて二年後にCBSソニー(ソニーミュージックエンターテイメント)のオーディションを経て異邦人でデビューしていたんだ。三洋電機のCMの楽曲が求められていてディレクターの酒井政利が久保田早紀を相応しく見付け出した。楽曲の原題は白い朝だったのが変更されたり、アレンジも実力者の荻田光雄が起用されてシルクロードをコンセプトにエキゾチックな仕上がりが取られたりしながらプロデュースに相当に拘泥って売り出されるに至った。当たり前といえば当たり前かも知れないけれども作詞作曲の久保田早紀はピンと来なくて異邦人はむしろ駄目だろうと期待してなかったともいわれる。ところが百万枚以上のビッグセールスを記録して巷で聴かれない日はないほどの人気曲になってしまった。二十代前半で仰天しながら過ごさざるを得なかったというのが実情らしい。歌手はたとえデビューしても…

アインシュタインの蜜蜂と人間に関する言葉は最初はメーテルリンクの蜜蜂の生活から名前だけ変えて伝えられたようだ

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Bees in the hive box by JPiber [CC0], via Pixabay
やりすぎ都市伝説でゲストのいとうせいこうアインシュタイン蜜蜂人間に関する言葉を引用していてとても興味深かったものの違和感も否めなくて何だろうと首を傾げざるを得なかった。
アインシュタインは物理学者で、生物学者ではないので、蜜蜂と人間に関する言葉が本当ならば専門外の分野にまで十分に精通していると受け留めるし、世紀の大科学者として流石に博識だと唸るところがしかしあり得ないのではないか、認識の内容が信憑性に欠けているようで、どうも仮説的で、予言的な意味合いが強かったせいだったんだ。
もしも地球上から蜜蜂が姿を消し去れば人間は生きるのに残り四年しか持たないだろう。蜜蜂がなくなり。受粉がなくなり、植物がなくなり、動物がなくなり、人間がなくなる。
If the Bee Disappeared Off the Face of the Earth, Man Would Only Have Four Years Left To Live via Quote Investigator(訳出)
引用の言葉はいとうせいこうがやりすぎ都市伝説で取り上げたのと同じで、調べるとアインシュタインの認識として世界的にも広まっていたらしい。
知って「残り四年」の根拠が何よりも如何わしかった。生物学者が本格的に研究して膨大なデータを収集しながら調査を長らく行わないと分からないはずではないか。アインシュタインが物理学者としてそこまでやるとは想像し難いし、たとえ世紀の大科学者でも時間が足りなくて無理だろう。頑張っても一人で手に入れるのは不可能な認識とすると怪しいかぎりだ。
よもや本当ならば引用の言葉は他の誰かの言葉が取り入れられたと考えるのが普通だった。
アインシュタインの認識として広まったのは彼自身の言葉遣いが不正確なためだったから情けないとさえも感じるし、世紀の大科学者の名折れか、または可哀想にも口にしたのは事実ながら本人ではない出典が省かれて皆に伝えられた場合の他には納得できない状況になっている。
A group of bees by PollyDot [CC0], via Pixabay
実際はどうか。アインシュタインが蜜蜂と人間に関する言葉を口にした記録は全く残されてないみたいだ。雑誌の記者が何となく伝えていた…