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些細な日常

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動物愛護のテロリストの小泉毅の元厚生事務次官宅連続襲撃事件とメッセージ

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2008年に起きた 元厚生事務次官宅連続襲撃事件 は元厚生事務次官の夫婦二人が殺されて翌日に別の元厚生事務次官の妻一人が瀕死の重視を負ったもので、当時、国の関係者を狙ったテロとして大きく報道された。 元厚生事務次官宅連続襲撃事件が起きた世の中 元厚生事務次官ら連続殺傷事件 「ほかにも殺害計画していた」|TOKYO MX 犯人の小泉毅が、事件後、間もなく自首して逮捕された。一体、何が目的で元厚生事務次官や妻を死傷させたのかと注目された。前年に消えた年金という世の中を騒然とさせた官僚の不祥事の 年金記録問題 があったので、それに関係しているんだろうと思われた。しかし本人が語った動議は児童期に飼っていた犬を保健所に殺されたことへの復讐を果たしたということで、俄かには信じられず、唖然とさせられるばかりだった。 僕だけではなく、誰かに依頼されて噓を吐いたように感じた人は多かったかも知れない。さもなければ、偶々、消…

毒物カレー事件の林眞須美の可哀想としか呼べない死刑の冤罪の可能性

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毒物カレー事件 の林眞須美は死刑を宣告されたけれども冤罪の可能性があると聞かれる。町内の夏祭りのカレーに亜砒素を入れて何人も死傷したのは誰か。林眞須美は保険金を目当てに亜砒素を濫用していたから非常に疑わしいにせよ、毒物カレー事件では動機がなくて目撃者がいないんだ。使われた亜砒素の物質鑑定で、本人の自宅や髪の毛から似たものが出て来たのが犯行の決定的な証拠として裁判の審理に採用されて有罪になったらしい。 もしも冤罪だったら飛んだ災難だろう。死刑だと執行された後に裁判の誤りに気付いても取り返しが全く付かないから怖いと思う。国際的な風潮として死刑はどんどん減っているので、日本も廃止するべきではないか。考えても専ら復讐心でしかないから死刑は安全な国の刑罰として違和感が大きいし、実質的に役立たないはずだ。現代の人道的な法律の在り方を踏まえて作り直すと生き易くなるよ。 林眞須美は毒物カレー事件の真犯人なのか …

ソクラテスの死は如何にも哲学者らしい威厳を放っていた

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古代ギリシャで ブラトン と アリストテレス と並んで三大哲学者の一人と考えられる ソクラテス は西洋哲学の源流とも過言ではないほどの存在だった。彼の弟子がプラトンで、その又弟子がアリストテレスだったからソクラテスがもしもいなかったら、全員、消えてしまって西洋で哲学が歴史的にどう流れたかが相当に変わっただろうと震撼させられる。 西洋哲学の源流の思考の面白さ Heaes of Plato, Aristoteles and Socrates by mararie / CC BY-SA 人々の考え方に大きな影響を哲学は与えている。何等かの主義を持つかどうかは別としても社会に共通する枠組みは一般的にあるのではないか。古代ギリシャの三大哲学者は現代でも通用するような原形を示している。 ソクラテスの知識(エピステーメー) プラトンの理想(イデア) アリストテレスの論理(オルガノン) 当時は宗教と結び付いていて何が良いのかを探…

ヴィヨンの死刑と共に歌われた不幸な詩へ

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生活苦に苛まれるほどに親近感が湧いて来る詩が ヴィヨン の 首吊り人のバラード だった。 十五世紀のフランスの詩人で、ならず者みたいな生き方だったらしい。窃盗や暴力/殺人などによって幾度も投獄された。それこそ悪の詩人を地で行くという形で、三十歳を過ぎた頃に止まらない犯罪からついに絞首刑を宣告されてしまった。 ヴィヨンは現世に別れを告げるような思いで自らの死を控えながら 首吊り人のバラード を歌ったとされる。 墓碑銘 ともまさか題されている。モチーフはいうまでもなく、自分らしさそのものだ、果てしなく、悲しい気持ちだったにせよ。 François Villon from the Grand Testament de Maistre / Public domain 結果的には減刑されて絞首刑は執行されずに地域:パリの十年間の追放処分だけで済んだみたいだけど、ただし後の消息は歴史的に途絶えていて三十二歳で亡くなったこと…