毒物カレー事件の林眞須美の可哀想としか呼べない死刑の冤罪の可能性 結城永人 - 2017年5月8日 (月) 毒物カレー事件の林眞須美は死刑を宣告されたけれども冤罪の可能性があると聞かれる。町内の夏祭りのカレーに亜砒素を入れて何人も死傷したのは誰か。林眞須美は保険金を目当てに亜砒素を濫用していたから非常に疑わしいにせよ、毒物カレー事件では動機がなくて目撃者がいないんだ。使われた亜砒素の物質鑑定で、本人の自宅や髪の毛から似たものが出て来たのが犯行の決定的な証拠として裁判の審理に採用されて有罪になったらしい。 もしも冤罪だったら飛んだ災難だろう。死刑だと執行された後に裁判の誤りに気付いても取り返しが全く付かないから怖いと思う。国際的な風潮として死刑はどんどん減っているので、日本も廃止するべきではないか。考えても専ら復讐心でしかないから死刑は安全な国の刑罰として違和感が大きいし、実質的に役立たないはずだ。現代の人道的な法律の在り方を踏まえて作り直すと生き易くなるよ。 林眞須美は毒物カレー事件の真犯人なのか 本人は裁判で無罪ばかり主張しているけれども事件に直結する証拠がない事件は複数犯の可能性こそ高いのではないかと僕は感じる。物凄い手品と同じで、どうにも無理だと思うのは一人でやってなさそうだろう。真犯人が他にいても長らく見付からないままなので、新しく出て来るはずもないという現時点では林眞須美が死刑で亡くなるしかない。 人間にとって犯罪は命懸けの対象ではないはずだから林眞須美は死刑を宣告されてまで嘘を吐いているわけではたぶんないと思う。毒物カレー事件が複数犯ならば真犯人を知らなくて罠に嵌められた格好ではないか。すると又別の犯行という見方が浮上して来てしまう。林眞須美、本人がいう通り、無罪でも可笑しくなくなるし、事件への関与がないのに逮捕されて拘束されるのは不当だろう。どんな思いで過ごしているかは可哀想としか呼べない。真犯人が他にいるならば今からでも決して遅くないから自首して欲しい。 日本が死刑の国だと凶悪犯罪の犯人が自首するわけはないから本当に難しいにせよ、いっておくのはほんの僅かな期待でも捨て去ってしまっては事件の解明に繋がらないためだ。 漫画ならば誰かが林眞須美を普段から密かに付け狙っていて保険金の詐欺で亜砒素を濫用していると見付けたから町内の夏祭りのカレーに入れて皆に気付かせたという筋書きが思い付くだろう。 余程の執念深さだからあり得なさ過ぎるけれども何等かの恨みを晴らすために全くやらないとはかぎらないし、人間において性格が陰湿なほどに不可能な犯行でもないんだ。 林眞須美は人柄がふてぶてしいから誤解されると相当に不味いのではないか。 「ヒ素は自分で呑んだ。真須美はやっていない」/真須美被告の夫・健治さんが最高裁判決の不当性を訴え 夫の林健治によれば近隣住民とのトラブルが絶えなかったから真犯人は他にいるらしい。ただし動機が不明なのは信憑性が低い。林眞須美と近隣住民とのトラブルが原因ならば無関係な人が巻き添えになる必要はなかった。 真犯人が他にいるとすれば亜砒素での保険金の詐欺を夏祭りを通じて明らかに示すためではないか。毒物カレー事件はそのような仕方で恨みを晴らすことでしか動機は掴めないとすると不仲の近隣住民以外にも保険金の詐欺の被害者が人生から貶めようと企てたかも知れない。 林眞須美は逮捕される前に家のそばに集まったメディアの報道陣にホースで水を散布して遊んでいたりした。 人によっては物凄くムカつかれるのではないか。だから知らないところで林眞須美は疎まれながら与えた印象が酷いほどに恨まれる人柄だろう。テレビで観ていたけど、メディアの報道陣へホースで水を散布する場面は本人は遊んでいるつもりなのに正反対の結果を招き兼ねない感じだった。 他人と気持ちの通わない行為は一回でも喜んでやると根深く身に付いているはずだ。というのは考え方を反映しているせいで、誰も自分を分かってくれないとかなんて仕方で、人生に一人ぼっちで結論を下して引き受けた経験がないと現れて来ないためだ。 人々は分かり合えないという世界を林眞須美は独力で作り上げたとすると実生活で他人とはやはり打つかり易いと推測されてしまう。自分から何でも先に決めてかかるような人付き合いが当たり前だと相手にとっては辛いのではないか。ある意味、思い遣りがないに等しい。本人は優しいとしても分かり合えない気持ちからでは痛いはずだし、ずれている可能性が高くなる。 人間は同じだから分かり合えるわけではないんだ。それぞれが互いに同じ人間を知っているために気持ちが通じ合う。さもなければ外国人は存在しないだろう。言葉が違っても人間としては同じだから分かり合えるはずならば現実はそうではないんだ。同じ言葉でなければ同じ人間を知らない者同士だから通じ合わない気持ちのままに分かり合えもしない。 切欠は漫画にせよ、林眞須美は毒物カレー事件の真犯人ではないかも知れないから死刑なのは頂けない。 およそ明白な証拠がなければ裁判所は死刑を控えるべきではなかったのだろうか。 毒物カレー事件は犯行内容が紛れもなく死刑なので、四人が亡くなっている、林眞須美への判決はそれと無罪のどっちかしかない。裁判官も凶悪犯罪の犯人を見逃して後から同じくらい再犯されたら世の中に非難され捲るからどうしても収監させたい方向を選びがちだろう。毒物カレー事件は本当に大変な審理を迫られてしまうし、裁判官の性格によって明白な証拠がないままの死刑も人々のために十分には避けられ得ないと分かる。 有罪とすると林眞須美は近隣住民とのトラブルに腹を立てて地域全体への攻撃としてカレー毒物事件を起こしたと思われるだけだ。 保険金の詐欺で大金持ちで生活に不満がないから矛盾しているし、林眞須美は悪党だから持ち前の悪知恵を働かせて余計な事件は一つも起こさないのではないか。巷では強気とも呼ばれるけど、気付かずに恨まれるような人柄からすると表面的には和やかな生き方を望んでそうだ。近隣住民とのトラブルも実情はお喋りかも知れないし、少なくとも本人は面白可笑しく意に介さないとなるとやはり毒物カレー事件はやってない。 実際、分からないので、明言するつもりはないにせよ、かぎりなく黒に近い白の有罪者ではないか、毒物カレー事件の林眞須美は冤罪らしい死刑囚として裁判とは何かを深く考え込ませる。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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