柄谷行人の交換様式の理論と人類の凄まじく輝かしい未来
先日、 柄谷行人の2022年のバーグルエン哲学・文化賞の受賞 を知って久し振りに彼の思考に触れる機会を得た。受賞の大きな切欠になった一つが交換様式という思考で、僕が柄谷行人の本を愛読していた1970年から1980年くらいまでのものには出て来てなかった。最初に出て来たのは 世界史の構造 (2010)らしくて比較的に新しい。それが近著の 力と交換様式 (2023)で主題として取り上げられて体系的に詳しく纏められて理論化されたんだ。数ヵ月後の12月にバーグルエン哲学・文化賞の受賞に繋がることになる。 柄谷行人の交換様式とは何か 柄谷行人:只用暴力是生不出權力的,交換模式 A - D|01 哲学 柄谷行人の交換様式について調べると経済学者の カール・マルクス の批評から着想されていた。僕は初めて聞いたけれどもカール・マルクスの批評は昔から、全然、変わらないので、今でも追求していることを懐かしいと共に凄いと感心した。交…