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些細な日常

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自民と反自民の現実を捉える政治の基本的な見方

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日本は戦後の高度経済成長から前世紀末のバブル経済までは好景気だったけれどもバブル経済の崩壊から今日まで、三十年以上、不景気が続いている。こんな酷い状態―― 投票率も半分がやっとの絶望的な国 ――は世界でも例がないだろう。根本的に何かおかしいのではないかと考えると人々の政治の見方が精確ではない感じがする。 政治をどう考えるかは学校の教科で普通に学ばない人が大半で、殆どの場合、テレビや新聞などのマスコミの情報を基にして考えているだろう。しかし討論会や何かは政治の見方の基本的な部分を省略していることも少なくない。または完全に間違ったものもあるかも知れないし、何れにせよ、一般人は政治の基本的な見方が分からないままだったら一生懸命に考えるほどに認識がおかしな方向へ行ってしまう恐れが強まる。 僕の取り越し苦労かも知れないし、政治の基本的な見方が分かっている人は良いけど…

生島浩の5:55の心の目に光り輝く尊さ

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日本の ホキ美術館 は日本人の画家の写真のように細密に描かれた写実絵画を中心的に所蔵している。その中で、絵を印刷したポストカードの売り上げがホキ美術館の設立当初から一位で、常に最高の人気を誇るのが生島浩の 5:55 (五時五十五分)といわれる。僕も一見して忽ち引き付けられる物凄い魅力を感じた。 生島浩の 5:55 の魅力とは何だろう 生島浩の 5:55 | ホキ美術館 モデルの女性が 美人ギタリストの村治佳織 と 美人俳優の北川景子 を足して二で割ったような正真正銘の美人で、若々しく澄ました雰囲気が素晴らしく可愛いから注目せざるを得ないと真っ先に感じる。 絵の内容は画家の生島浩が女性にモデルを頼んで断られて知人に説得して貰って午後六時までの約束でやって貰ったけど、題名の5:55に示されたように終わりの時間が近付くと落ち着きがなくなってもはや気持ちが帰り始めてそわそわした様子を描いた…

アニー・ブランチャードのDaydream Believer(モンキーズ)|恋愛歌

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2016年に発表された アニー・ブランチャード のカヴァーで聴いた Daydream Believer ( モンキーズ )が恋愛歌として胸に響いた。 アニー・ブランチャードによる Daydream Believer のカヴァー Daydream Believer - Annie Blanchard|Annie Blanchard アニー・ブランチャードの Daydream Believer のカヴァーはポップな曲調にカントリーミュージックの趣きが加わって明るく朗らかな雰囲気が本当に際立つアレンジで、恋愛歌とすると付き合って暫くして離れ始めたこの気持ちは何だろうと訝りつつも相変わらずと好きな状態は続いているから全く喜ばないわけに行かないみたいな不思議に面白い楽想にぴったりだと感じる。 モンキーズの Daydream Believer The Monkees from NBC Tel…

相互に共通点を有しない物は、その一が他の原因たることができない|スピノザのエチカの第一部定理三

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スピノザ の エチカ の第一部:神についての定理三を心からの敬愛を込めて理解する。 定理三 相互に共通点を有しない物は、その一が他の原因たることができない。 証明 もしそれらの物が相互に共通点を有しないなら、それはまた(公理五により)相互に他から認識されることができない、したがって(公理四により)その一が他の原因たることができない。Q・E・D・ バルーフ・スピノザの エチカ (畠中尚志訳) 第一部定理三は第一部公理五と公理四から証明されるけど、すなわち複数の対象について認識論的な関係性と存在論的な因果性が相互の共通点によって一つの現実の中に同時に把握されるようになる思考のためで、スピノザの世界観を反証的に(それ以外は無理だと)はっきり示しているようだ。 五 たがいに共通点を持たないものはまたたがいに他から認識されることができない。すなわち一方の概念は他方の概念を含ま…

デカルトの「我思う、ゆえに我在り」は現実そのものを掴んだ哲学の第一原理だ

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哲学の命題で最も分かり難いというか、どうとでも受け取れるように人々が自由気儘に捉え易いのは「我思う、ゆえに我在り」( デカルト )の他には滅多にないだろう。只単に言葉としてもとても有名で、口に出した本人、デカルトの代名詞にも等しい。 Portrait of René Descartes by Frans Hals / Public domain 数学や物理学などもやっていたようだけれども「我思う、ゆえに我在り」の一言で哲学者のイメージが物凄く強いんだ。思考と存在を単刀直入に結び付けた表現は如何にも簡単らしい。ところが謎めきも凄まじくて何なのかと真剣に向き合うと全ての理解を弾き返すほどの印象を与えて止まない。 デカルトの「我思う、ゆえに我在り」という言葉は何を意味するか この土地での最初の省察を諸君に語らねばならぬかどうか私には分らない。それはあまりに抽象的なも…

小池百合子が立候補しないのに国政の政権交代を主張して希望の党を結成した心

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希望の党は本当に謎だった。 小池百合子 が結成したと発表した記者会見をテレビで観ていて国政の政権交代を目指す(政権選択のために候補者を適切な分だけ擁立する)と添えていたから普通ではあり得ないと思った。既成の政党が分裂した後の大きな会派でもなければ不可能ではないか。一から始めて国会の与党になるなんて聞いた例がなかったんだ。 小池百合子は何を考えて希望の党を結成していたのか 小池知事が国政新党 「希望の党」代表就任を表明|TOKYO MX 最初から自分が立候補するつもりもなかったんだ。それは分かり易い、ただし。というのは東京都知事だから途中で職務を投げ出すわけには行かなかった。終わったら総選挙に出て希望の党の国会議員になるのかも知れないと頷く。 後から希望の党の代表として国政に参加すると考えると今直ぐに政権交代を目指すとした心構えに混乱する。 自分が国政に直接的に加…

千原ジュニアが明かしたテレビの裏側で冗談ではないくらい不評を買った小池百合子の性格を擁護する

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小池百合子 の言葉遣いは人々の胸にチクチク刺さるような印象を与える。ある意味では嫌みが込められていて聞くや否や寄せ付けたくないと思われ兼ねない。なぜ口走るのか。総選挙で代表を務めた希望の党の敗因として「排除、致します」と「さらさらありません」が大きく取り沙汰されて本人も謝罪している。いわなくても良いのに止められなかったとすると性格に起因しているはずだ。 小池百合子はビートたけしと千原ジュニアを差別したように取れる 全てが良く分かる情報を掴んだ。 千原ジュニア が ビートたけし とテレビ番組に出演してゲストで小池百合子が登場した際に東京都知事として東京オリンピックが開催されるPRで良いバッジと悪いバッジを持って来て二人に一つずつ手渡したらしい。家庭ならば兄弟喧嘩を巻き起こすような感じだけれどもなぜ公平に扱わないのかと気がかりになってしまう。 小池氏は東京オリンピック…

カフカの小説へは孤独を愛する気持ちに親近感を覚えた変身から引き込まれた

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高校時代、本当に心から好きで愛して止まない作家・小説家が カフカ だった。 本が読みたいと思って本屋の文庫本のコーナーを見て回っていて置かれている本の種類も数多いし、何が良いのかという文学の知識も殆ど持たないままで、迷いに迷って選びようもなく、幾日も本屋へ出向いて同じように繰り返していた本探しかも知れなかった。 振り返っても本当にいつも驚かされざるを得ない、カフカとの出会いとなると。 偶々、これが良いのではないかと本屋の文庫本のコーナーで何一つ分からない状態ながら表紙や紹介文から感じて新潮文庫の作者の顔写真が付いた表紙のデザインが印象的だったけれども買って読んで完全に引き込まれてしまったわけなんだ。 カフカの短編小説で、選んだのは代表作の一つと見做される 変身 だった。喜びは非常に大きくて記憶にも著しく残されたとはいえ、味わいは唯一無二で他のどんな小説にもない趣き…