忌野清志郎を反戦反核のロックへ駆り立てた死に別れの母の遺伝子

日本のロックスターの代表格というと 忌野清志郎 だと思う。彼が偉いのは政治的なメッセージを込めて歌うところだ。本物の反骨精神というか、世の中に反抗するアーティストとして正しくロックの申し子みたいな存在を体現していた。歌に政治的なメッセージを込めるのは頼もしいから誰でもやって欲しいこと―― 不況が止まらない昨今の日本 では特に――だけれどもそれ自体か思い付かなかったり、やろうとしても周りから止められたり――または自分で政敵との闘争に嫌気が差して何もしなかったり――する。この二つの壁を完全に取り払ってやれた日本で唯一かも知れないロック歌手が忌野清志郎だった。 彼はどうして一人だけ偉いのか。ロックは数多くあるし、もっと有名なアーティストはいるにせよ、特別な理由が気になる。テレビの 僕らの音楽 の 鳥越俊太郎 によるインタビューの言葉から知ることができた。 忌野清志郎が受け継いだ戦時中の母の悲しみ 鳥越俊太郎――あの…