久留米躑躅の写真と俳句:好きな気持ちに理由なんかない 結城永人 - 2023年5月8日 (月) 地元の大きな公園で初夏の花々の写真を撮って来たので、その中から久留米躑躅の写真を俳句付きで掲載する。 紅蓮の炎という感じで、赤い久留米躑躅が真っ盛りだった。以前も驚いたけれども咲き捲ると毛並みの良い絨毯のような質感があって独特な印象を与える。公園には白やピンクの久留米躑躅もあるけど、やはり赤い花の真っ盛りのインパクトは非常に大きい。 浸るべき久留米躑躅が艶やかさ 久留米躑躅の久留米は江戸時代から福岡県の久留米市で品種改良された躑躅ということに因んで名付けられた。鹿児島県の霧島山の躑躅などから品種改良された霧島躑躅の一種、または別名ともなっているようで、現在は三百以上という非常に多くの品種が栽培されている。 個人的に久留米と聞くと中学時代に物凄く惹かれたバンドのチェッカーズの出身地として思い浮かべる。 当時、バンドで日本一の人気だったのではないか。歌だけではなく、ファッションが見事に斬新で、心底、魅了された。名前の通り、チェックの柄を鮮やかに押し出して何もかも素晴らしくお洒落だった。 通学前に観ていたテレビ番組のおはようスタジオに出ていて知ったけれども好きなのは僕だけなのかと思っていたら瞬く間にトップアイドルの扱いで他でも頻繁に見られるようになって行ったんだ。 胸熱の久留米躑躅の夢路かな 通学中の自転車で行きも帰りも爆発的にヒットしていた涙のリクエストやあの娘とスキャンダルなどを一人で大声で歌っていたことが忘れられない。二度とないというか、買わなかったけど、初めて何かを自分の中に熱狂的に受け入れたようだった。なぜこんなに魅せられて一人で同じように歌うことも止められないのかと自分で自分に驚いたりもしていた。 久留米躑躅の赤い花は衝撃的な美しさで、我も忘れるほどの熱狂的な気分にぴったりだ。 初夏の七つの花々の写真と俳句 コメント 新しい投稿 前の投稿
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