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へぞなこそもにを(詩集)の第一部

閑かなGの備忘録

僕は願いも望みも得られてしまった
心こそ透き通る
追い抜かれた恋しさが消えて行く

もはや択ぶべき馬車は人生だった

パンプキンケーキを食べながら進む
出会いは不毛なのだろうか
かりに単体で生涯を完済するとすれば

構わない
星が
魂を吹き込まれた光が僕を照らして笑っている

現れないにも拘わらず
どんな祈りがあるのかしら

誰かの何かを叶える夢ならば僕には任務が重たかろう

泣きたい

死ぬべきだ

声どころか姿でさえも廃れかけている

ついに天上の命たちよりも重なり合う内面はなくなった

運ばれる
一切が僕を歓迎している
理性の喜びだ

干からびたように
まるで続かなかった想いがある

報われるのか
触れ込むには気が向かない
天使よ

カルトスリップ

三千年後の象に跨りながら
回転する脳髄を尋ねてない

五千年後の犀に跨りながら
硬直する技法を尋ねてない

跨らなければ接しただろう

僕は笑いを堪えずにいない
だって二千年も待たすから
疲れた兎を休ませておやり

君も笑いを堪えずにいない
だって三千年は空いたから
窶れた蛇を寛がしておきな

そろそろ波長が合ったまま
尋ねているのは意欲なんだ

一万年先で鶴を考えないか



八億年先で虎を考えないか

七十年先で鯉を考えないか




四百年先で鰐を考えないか


二千年先で蛍を考えないか

妖艶な街

どんなときも
止めたりはしなかった
好きなままで
どんなときも
愛さずにはいなかった

虚偽ではない
どんなときも
感じていたかったのは
好きなままで
悟られてしまったんだ

止めたりはしなかった
愛さずにはいなかった
どんなときも
どんなときも
信頼のかぎり

好きなままで
悟られてしまったんだ
虚偽ではない
止めたりはしなかった
どんなときも

信頼のかぎり
虚偽ではない
感じていたかったのは
好きなままで
止めたりはしなかった

感じていたかったのは
信頼のかぎり
愛さずにはいなかった
どんなときも
好きなままで

霞むや麦穂

優しさは思い遣りではない
思い遣りは慈しみではない
慈しみは同情ではない
同情は憐憫ではない
憐憫は優しさではない

どんなとこも
恋さなくてはならない
精悍な国で

油を売っていた優しさか
奇を衒っていた思い遣りか
道を教えていた慈しみか
謎を解いていた同情か

恋さなくてはならない
天球へ超新星が響くのに
精悍な国で
美しい気持ちだけど
不可思議だった

拱いている憐憫なのか
どんなとこも

明るくなって行くんだ
豊かになって行くんだ
喜びになって行くんだ
良さになって行くんだ
親しくなって行くんだ
等しくなって行くんだ

ホーリー

地均しをしていると
竜が来た
竜は手伝わない
畑の薩摩芋へ
固唾を飲んで護衛していた

耕せば収穫できるとは
必ずやかぎるまい
なので

竜がいなくても
薩摩芋は実るのではないか
思いながら汗水を垂らす
作業だった

逆鱗に触れると急迫される
自前ではないみたいだ
たとえ利益を得られても
叫びが貫くのだった
壮絶に猛々しく
睨んだ眼光も強い

やれやれ
一服しながら談じてみるや
礼を貰わない竜なんだ

掘り返した土壌へ
竜が悠然と巡回する

蒼穹では彩雲

着れてなかった
トレンチコートなんて
不可能だったんだ
知らせるのは

僕にとって
気を引くのも
不可能ではないと
考えていたにも拘わらず

知られたかった
スポーツアリーナとか
飛び越えるように
まるで疑うべきだと
脱げるかぎり

気がないまま
差せもしてない――
君にとって

どんな在り方が
ファイナルエイムでも
可能かどうか
考えたくないんだ

自己批判

差別はない
富裕も貧困も
知っているんだ

罵られ……地獄そのもの
嘲られ……地獄そのもの

偏見もないんだ
賢明や愚昧を
分かるので

蔑まれ――地獄そのもの

現実だから
嫌われる感情も
知り尽くしている

生活ならば
憎まれる心理を
分かり捲るだろう

地獄そのもの

割れたのは(真)だった
曇ったのは(善)だった
滅したのは(徳)だった

なんて美しい
被造物
もしやなのか
絶対に

ラストワード

神様
何でも偽物があります
精神の眼を鍛えました
だから
偽者は一人も視ません
しかし
誰でも混乱するのです

なぜか
いいえ
きっと
慰安していらっしゃる
能産的でありますれば
神様

視てはならないのです
神様
どんな
個体も相違してました

たとえ
猜疑させられましても
もはや
類似しないようでした
神様
容認して下さいますか
ついに

湖の畔で連む霊と

耳を貸せ
気力がないんだ
一人でいるのが当たり前か
余りに長くなり過ぎて
飽和してしまった
時間がある

場所はない
民宿は倒壊している
泊まりに行く予定だった
落石で打撃させられたまま
復旧の途上だ
猛烈な雨降りは止むも
地滑りが生じ易く
作業を遅らせる

喋らせて
森へ赴くと鳥が翔んだ
恰も告知の如く
快復するかどうか
生活が苦しい
文章として引き剥がしたい
実行するべきだった
圧迫的な思い入れにせよ
手間もない

感激があり
焚き火を起こしてみる
馬鈴薯で食事だ
実話にも拘わらず
借りなくてはならなかった

K域

ラーメン
ラッキー婆さん
シナチクを

入れてくれた
旨い旨い

ハッピー爺さん
作ってやった
キッチンで

ガラリと
店内は夕方前の
運試しも
やってくれる
イェーイ

客足こそ
発ちながら

カボションな香

捕まえるだろうか
まるで夢のように
百万年も放られた
ついに悲願ならば

やっと追いかけず
楓の木の高みまで
飛んで行った蝶へ

取り逃がしている

なぜか分からない
手の内を明かすも
探し当たらないで
かくも無力みたく
想いを寄せながら

今度という今度は
終局にして終局の

もはや熱烈だった

痛烈な暁

わーはっはっはっは

誰かと思うな
ミイラではないんだ
黄色い目が見える
包帯は巻いてなかった

ひーひっひっひっひ

何だと思うか
片隅に潜んでいる
トカゲなのだろうか
鳴かなくないとすれば

聞かされている
頭を掻き毟りたくなるや
膨らんだ風船だった
直ぐに破れないで
漫遊しながら

うふふんふーんふん

誰だと思うな
誰かと思えば
降り止まない雨に打たれて
壁が喧いてしまうのだろう

再び聞かされた
腹を抱えてぞいるとしても
戸棚が激震するのだった

ぐるぴゃーぽがっと

何かと思えば
走り抜けて行き捲るかぎり
何だと思うな
見れたシーンは紫色だろう

スローダンス

僕と付き合ったって
楽しくも面白くもない
善いとでも想うのか
他を探せば当たるだろう
止めてしまうんだ

振られたくて
いってみたというか
几帳面よりも

小器用でなく
いってみるつもりで
害したくない

君も付き合ったって
楽しさや面白さはない
倖せとでも想うのか
別に探したら当たるまい
止めさせてしまえ

御洒落なので
いってみたつもりか
害されもせず

振らないんだ
いってみるというの
上機嫌がてら

紅く熱った
倖せとでも想うのか
止めさせてしまえ
止めてしまうんだ

善いとでも想うのか
楽しさや面白さはない
楽しさや面白さはない
翳った碧へ

無愛想よりも
いってみたつもりで

仏頂面がてら
いってみるというか

いってみるつもりの
真正直でなく

7+α=ゆ;紋章

白いヘルメットで
銀のオートバイに乗って
走りたかった

気性も中々の
オプティミスティックな
遊戯のリプレイだ

自身なのだろうか
ひょっとして
近頃ではなかったならば

感じられて来る横着こそ
記憶に新しくない
遡られ得ない

動物園の河馬
見たことがあった
聞いたりもしたんだもの

年齢を上手く重ねるべく
拘泥っている
相変わらずや好い

向かい風を受けて
通り抜け続け
転がすストリートなんだ

なんて爽やかなのだろう
噴かしていたまま
かつてやっと

本位的になり
まるで無のような
紺の宵立ちを誼みとして

炎天下

迎えた夏場に往く
光と風も心地良く
炎天下とは想えないくらい
実に実に
心地良く

単身でこそ迎えた
史上最大の夏場に
往く道も心地良く
想えないくらいの炎天下だ

光と実に
風も実に

心地良く迎えた
炎天下とは想えないくらい
夏場に往く道も
想えないくらいの炎天下だ光と風も

実に実に
炎天下とは想えないくらい

史上最大の夏場に
心地良く
往く道も
迎えた光と風も

甚だ単身でこそ
想えないくらいの炎天下だ
実に風も
光と
実に

心地良く
夏場に史上最大の
往く道も
迎えた

肩代わり

かの死者は口にした
違うのに違うまま
受け入れた通念があると

最近では釣っている
ブラックバスこそ
成仏できなくなりながら

なぜ取り込んだのか
常識でもあるまい
同じくなければ不条理だ

少しは悲しんだという
自分は聖者でなく
防衛する哲学がなかった

自分は賢者でなく
防御する宗教がなかった
少しは悲しんだという

防護する知恵がなかった
少しは悲しんだという
自分は曲者でなく

正しく生きるべきだった
なんて過去形だろうか
漫画も伏せられて

直角に囲われたダムの
一辺を過ぎ超えて行くや
水上へ揺らめいた

かの霊魂は竿も針もなく
餌も使用しないでいて
実際は享楽よりも

ペリカンの動きみたいだ
まるで押し込んだ嘴を
持ち上げると――

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