脱腐心
自分一人でも
生存しなくてはならない
努力の意味や
勤勉の価値を
再認するべきだったんだ
どうしてか
気持ちは明かし得ない
貴方がいてもいなくても
象徴化されなければ
喜べやしなかったのだろう
僕には感じられる
胸の奥へ来した物事だ
本性的な命題に他ならない
やはりむしろ
思想は世間の調和だった
主義も立場の確定なので
無意識と加担したまま
直属する精神があって
内面こそ規律していたのだ
現時点の魁に
身に付けた手段で
目的を遂行できないとは
仲間として団結をも
滅亡したくない
誰もかも通過ながら
恰も溢れ落ちの如き状態で
納得する理法が不可欠だ
ホットトラック
踏み留まっていたとは
首を吊ってしまうのを
苦しみが避けられてか
感じられる末路よりも
援けて貰えないんだ……
僕ならば君を悲しますまい
君も分かれば放り出さない
生きたがるべき僕だろうと
平和な愛を維持するも
余りに厳し過ぎないか
援けて貰えると良い……
君が悲しんだにも拘わらず
分かりやしない僕だったら
裏返しの気持ちの君だろう
僕が思い切らない紐はない
援けて貰えないのか……
魅惑させる恋は自由で
弾き飛ばされていれど
恰も一縷の望みの如く
君がいた状況にいない僕も
僕はいない君との場にある
援けて貰わないまま……
彗星へ現れて来たのは君だ
僕も現れて行ったはずでも
明かるい君こそ弱くなれば
援けて貰えなくてや……
将来を楽しまなかった
僕は接触を控えるだろうか
意図してなかった君ならば
非常に遺憾とも憶測される
コアチューン
いっそ有罪者になって
欲望に憑かれた背徳を貪り
政府とも袂を分けたまま
さてや悪で塗れるな
社会が汚辱されていたんだ
どうも仲間とは接触しない
挨拶している朝昼晩にせよ
品位も持ち併せない畜生め
穏便ではなくなり得ていて
たかが二元的になって
意匠に凝られた教訓を有し
皮肉とも手を組んだまま
されど毒で溺れるな
社会が侮蔑されているんだ
どうも仲間とは連携しない
会合していて朝昼晩にせよ
潔癖も持ち併せない鬼畜め
規範ではなくなり得ていた
社会が分断されてしまって
どうも仲間とは疎通しない
行動していた朝昼晩にせよ
縁起も持ち併せない鬼面め
正常ではなくなり得ている
やはり頓珍漢になって
司祭に暴かれた呪縛を詰り
聖典とも舌を噛んだまま
かくは棺で納まるな
ナンバー33
飛び回っていた忙しさ
まるで掻き消すように
不安そのものだったか
感じ取ってもいないで
調えたはずの薬ならば
見事に崩れ去ったんだ
まるで砂の城のように
作り替えられやしない
駄目なものは駄目だと
唾棄こそしてなかった
忙しく飛び回っていて
鬱屈した気分に囚われ
捻り出した言葉がある
詩人だから歌ったまで
まるで丸まりのように
河岸で侵蝕される石だ
身を養うよりもないか
伸び伸びと行いながら
まるで再確認のように
化物たちも散開するや
なんて忙しいのだろう
誰かに何かを与えたい
何とも誰かが動かせず
衰弱するべきではない
無限と現れた全宇宙へ
息も吐かされなかった
受け取りやしなくとも
芯は曲げてはならない
まるであるかのように
忙しさが唸りを上げる
何かに誰でも怯えない
誰しも何をや怖れなく
能力が変わり果てては
謎の死
遂げるには三分と費やさない
地位も名誉も肩書きもないんだ
貧乏そのもので亡くなったかどうか
思い遣りならば憎めないはずの
雑多な憂いが絡み付いた虚像こそ
実像を掴みたくても身を置くな
苛烈に苦しい生活となるので
等辺僕な非礼が受けてみたいか
手前で癒せないほどの傷を被るとは
笑い飛ばされるよりも由なく
生きるべき活況にかぎって泣き崩れ
恰も優しくなかった如く哀れむ
全社会を否認するつもりではない
一方的に辱められてしまうまま
畏敬される人格と悼まれたか……
葬られたならば供養は手厚かろう
十五日も喪に服されるや驚きだ
自殺したかどうかは極秘としても
気力や体力ぞ侵害されないかぎり
事故でなくはない例もあり得る
負担があったのを邪推するな
償還したい律義も見栄ではなく
遺志が立たなくなって痛恨される
代わりへ引き継がせるにせよ
末路だと成り上がりやしなかった
現代詩~テキスト~
なんで歌うのか
読者がいてもいなくても
味わう舌が喜んだ
怪鳥は快調な潮流で
団体も褒賞を発行する
氷河期のマンモスの
思潮は復調にも拘わらず
伏線が仕切る方へ
たらりろ延ばす
修業中の身でありながら
公然とソックリに
引き剥がしたがって
受け渡さすべきではない
迂濶に買い付けると
才能が泣いていた
素質も絶たれてしまう
器械の再帰は奇抜だ
万歳する万力も
足並みを揃えてや
偶発的な変革こそ生じる
ヌーが子連れにしろ
部族の酋長は着ていまい
しょっちゅうだと
臍曲がりな文化ならば
催された嗅覚を
言葉のコロンだった
触りも興されると良いぞ
ジャスミンなのか
七節目の後半の二行で
本作を取り上げる
どうも構文が脱落してら
クラッシュを感じろ
画期的な階調が面も
露に水没していた静粛に
恰も坩堝の縮尺わ
馴染まない如く
一頃は楽しかった
なんて可知性だろう
施さなくてはならないと
張り合う総てが窘める
ワークアウト
悪いときこそ悪いことが
立て続けに起きて
負の連鎖を断ち切れない
もちろん
旧くも生き延びて来たと
解ってはいながら
頭が回らなくなっている
きっぱり
何とかするべきだろうに
終幕を迎えたいか
悲しくもなければなんて
そうこう
悪いままではあり得ない
腕捲りをしながら
突き出して行く気持ちと
壁だった
鼠も穴を開ける壁なんだ
壁なんだ
打ち破れなくはなかった
なかった
棒ぞ支えてない壁くらい
壁くらい
打ち破れなくもないんだ
ないんだ
将来が不確かだとしても
としても
確かな将来でもないのか
ないのか
将来は不確かで構わない
構わない
確かだったにも拘わらず
あやふや
稼ぎへ就けない世の中だ
ワッフルも買えず
読んだのはホームレスで
たとえば
堪能してなかった贅沢と
甲斐がない心労を
余りに解り過ぎるような
こうああ
閉ざされては泥だらけで
立っていられない
後生ではなかったにしろ
どうだい
骨折らざるを得なくてや
枯渇したばかりか
当たり前の活力でさえも
いわゆる
天災として迫られていた
胸を張ってみても
良くないものは良くない
からきし
テレシス
見たい夢を教えよう
僕がだが
教えようではない
見たい夢をだ
もしかして君もならば
教えようをか
あるいは見たい夢でも
授からなくては
僕ではなくなってしまう
君もか
さもなければ止めておく
直ちに授かるかぎり
君はいなくならないと
気持ちが分かったんだろう
僕のだ
僕も君のを分かる
待機しないで
君のが分かったとすると
もちろん気持ちなんだ
収拾が付かない
猜疑するつもりこそなくて
明快なのは持ち様だった
気のなんだ
置いても置かなくても
赤の他人かどうか
分からないよりは伝わる
なので我を通してみたんだ
待機したか
君を赤の他人とした僕を
待機しろ
したんだ
分かりやしない赤の他人と
僕は悲しまない
君だって悲しまないものの
伝わらない気持ちよりか
なかったことにならず
退屈しても論外だ
南海の島へ行って来て
横倒しの植木鉢もあった
教えている
見たい夢を
授けなくてはならないんだ
チョコレートを食べた
クリップで留めた
入れながら
透き通るのが気持ちだった
気持ちを入れたんだ
食べるも留めるも
分かるか
チョコレートがある
クリップも
貰うだろう君だとすれば
物象ではない
見たくない夢ではなく
教えようもあり
シーツを広げている
分かるのかどうか
授けられずにいなかったと
僕が寝転んだのは草地で
シーツよりも
離れ去った南海の島に着き
極彩的な浅瀬を
受け取りながら
いた
いるのではないんだ
シーツとして感じられる
草地に
鉢植えが横倒しだったんだ
まさか君がか
僕はではないらしく
分かるならば来たのかも
来なくては行わない
行うとすると分かり捲る
分からないまま
君でもないとせざるを得ず
いなかったので
たぶんきっと恐らく
芋虫と直面した僕にとって
這い出しながら
シーツをではない
小高い丘の穴でだった
分からないか
どちらにしても
一匹の芋虫だけしかいない
素晴らしい気持ちがする
僕は貰った
いない君も素晴らしい
分かれば貰わずにはいまい
気持ちのでも
夢を見たがって
教えようとすれば
相違してはならないんだ
まるで直面するように
伝わるにも拘わらず
分からないかどうか
赤の他人だと
してもしなくても
よもや良さそうだった
たとえ分かり捲らないで
君を喜ばせるほどに
ブルガリアへ旅立つよりは
だってヨーグルトだから
本場ではなくとも
素晴らしがれ
いなくはなかった僕なんだ
緩やかに流れる風の
夜景が訴えると
なぜか恋しくなってしまう
土も粉々に敷き詰めた
止めておけやしない
へぞなこそもにを
表向きの
世の中は変わった
なんて引き延ばしだろう
児戯ではないか
心に迫るのは
他に何が良いとも
思われない
肩書きで
判断したくならず
殺せるかどうかではない
通念や習慣でも
振り回されず
誰でも別に良くて
認めている
僕は生き返れない
死んでいる僕は
僕は命を失ったんだ
考えてみろ
排除されていると
妖怪が妨害し
ただいるだけで
気に入られやしなかった
最上位の神様ならば
喜ぼうも
生き返らせる君が
君が死んでない
命を留めるべき君が
もちろん
緑と黒の構図を観て
度胸を試したかったんだ
聴き込む音階は
恰も銘の如く
何れも殊に良いか
受けながら
生き返れやしない
死んでいるんだ
命を失ってしまった
生き返らせられて
死んでなかった
命を留めておくべく
Uな天球でクルーズ
計算外の動きも
予定されてしまっては
恋の花が咲く季節か
逃れられ得ない和らぎに
間隔を詰めるべき
感じ方ではなくなったまま
驚異的な喜びだ
二度と出会えやしない
好ましさそのもので
人生も呑み込んでしまう
心の繋がりならば
断じて切り放されもしまい
ありとあらゆる
悲しみが癒されながら
優しさに包まれたと
考えなくてはならなくて
まるで愛のような
気持ちが問われずにいない
失って来た全て
山積する難題の数々を
想って取りも直さず
行く末へは過るとしても
逆らえない哀切に
尻込みしてはならないんだ
祈りを捧げたい
夢の重みに耐え兼ねた
凌ぎ切れない幻滅も
抜けない闇はないんだと
まさか接触できる
重大性にも恵まれたらしい
やはり良いのか
足早に時は流れ去って
場を借りても程なく
身の丈と合わなくはない
なんて美しかろう
引き替えられはしなくとも
歌暦(丸一年)
一月
幻や後には引けぬ冬ならば破れ被れも漆黒の空
二月
突発で暮れる冬とぞ表立ち魂さえが平穏ながら
三月
春先へ水は流れて久しくも某々を透き通らせて
四月
神懸かり畏れ多くが春の森重い命の普遍性かな
五月
晩春も前兆となる予感さす右へ左へ机上の光へ
六月
夏服や数え切れずに心して絶縁するな有望株を
七月
夏山わ二度と再び招くまい触発されど情深さで
八月
永遠な自由を悟る真夏こそ総天然と拡がり続く
九月
秋口の意思の疎通や恋の夢類も稀に花は塞がず
十月
噂する風土も秋の夜長かな極好ましく一筋縄と
十一月
行く秋は愛すればこそ魁を翻り得て星雲のまま
十二月
冬枯れに募る想いよ小旅行超現実を巡り巡らせ
崖っ淵
落ちるから押すな
精神的にも金銭的にも
人それぞれの事情があって
立たされてしまう……
眼下に広がる
荒々しい海が染みるまで
僕たちは考えたのか
打ち明けられない
誰にも何にも
迷惑をかけられないんだ
心配はかけたくないんだ
仲間でもないかぎり
聞き入れるべきではないと
救助されるよりも
鼓動こそ――
感じていたのか
打ち明けられるべく
救助しなければなるまいに
君たちは安穏しながら
鰹鳥へ触手を
伸ばした磯巾着は亡骸の
鬼笠小を通り越さない
間借りの熊の実へ
鯱も黙りこくるまま
知っておくと良い
分かっているにも拘わらず
散々な往生際だ
命拾い
どん底でも
歌っていられる
死ぬ気なんだ
言葉を口にすると
日付変更線が巡って来て
刳り貫かれた言語に
対峙してしまう
死ぬ気なのか
歌っていながら
どん底では
肩透かしを食らい
持ち堪えるのも精一杯な
心細さを張り上げる
現実よりもなく
歌ってみれば
死ぬ気だろう
どん底なので
歌ってみせろ
どん底ならば
死ぬ気として
歌ってみよう
どん底だろう
死ぬ気なのは
歌ってみない
死ぬ気ならば
どん底として
歌ってみるや
どん底なんだ
死ぬ気だった
時計は午前五時の
九月十八日の部屋を
出て行くと暗い
詩もなくなってしまった
涙汲む詞にせよ
単語も誘われていた
泣き止まない文章だって
情深いではないか
死ぬ気になり
どん底だと
歌っていられる
再燃の谷
どうせ救命されない
ならば待望しないで
先駈けするべきかも
ヘリコプターは来なかった
痛くも痒くもないので
見付からないんだ
苦しまないと
プルドーザーも現れない
探し出されるや
悲しくはないかぎり
遅蒔きではないのか
きっと種が芽吹いて
笑うべきだったんだ
咲かない花もなくて
知られずにいなかった
シャベルが動かないのは
美味しくないと
分かってしまった
生まれるにしてはドリルを
プロペラも回らないで
構わなかったんだ
なぜか懐かしくなりながら
見当たるよりは
誰も皆と
悟られていたにも拘わらず
世に人が
考えられているのだけれど
何の由も
まるで恋のような
気持ちを得られたのだった
パージが際立つにしろ
プレイ@ファントム
なければなるまい
でで
しはしても
なくなれては
なくなってしまっては
だか
だだか
だかか
だかだ
だかだかで
なくてはならないんだ
ならなくなってしまう
だかなんだ
かりに
旧来的な感覚が心地良い
出目金が泳いでいる
水そのものが根本的だった
降り止まない
万年雪の山頂を溶け出して
流れ着いた
溜め池だったんだ
をが
はになった
をがが
よによって
はにならなくはない
ぞか
ぞは
あるとしても
なかったみたいだ
たとえ
あるべく
ががのよよりも
はにならないまま
いたにしろ
いるのは
ぞぞで
ぞではないので
ぞはあったとすると
なくならずに
いない
溜め池へ漣が立つ
浮かぶ様相も魅了された
少しずつ揺れ運ばれて
並大抵ではない
内面を触発する景色なんだ
極めて官能性を受けた
ままか
でなくはないまま
なのか
ままだとすれど
こそだった
こそでなくては
ままのまま
となる
こそならば
ながらもだろう
ままではなく
こそながら
ままこそよりか
もしや
ながらにしたくて
するべく
喋りをでの確信
かつて
ペペロンチーノを置いた
テーブルは物寂しく
美しくも面白くもない
感じがするんだ
思えば
チーズやワインもあって
気を引かれたはずだ
たぶん極め付けだった
飾られずにいず
たとえ
夢が壊れないで来られる
心境になるとしても
考え方は相違しながら
活きないようで
いわば
日時や場面の移ろいこそ
著しく染み込むので
身持ちが弛まされよう
計なさを悟った
よもや
トランプでもしてそうな
セブンブリッジとか
長らいを受けるにせよ
透き通らないと
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