神隠し
行き場を失い
悲嘆に暮れる
僕は踊り疲れて行き先もなく
しかしながら生きて死ねば
一つの言の葉を
笑えるようで役に立たない後悔をしても
悲しさはないが
さらば必至に望みたいまま
行くべきだと
重視したのは
生意気な君へか
今更の祈りで
居る間を逸し
空疎に過ぎる
僕は演じ衰えて居る縁もなく
しかしながら笑って泣けば
一つの言の葉を
勇めるようで腑に落ちない逍遥をしても
疚しさはないが
さらば必至に願いたいまま
居るべきだと
直視したのは
依怙地な君へか
尚更の悟りで
浮き世を逃れ
憂悶に経れる
僕は競い潰れて浮き方もなく
しかしながら勇んで屈せば
一つの言の葉を
生きるようで型に合わない発奮をしても
哀しみはないが
さらば必至に誇りたいまま
浮くべきだと
注視したのは
素寒貧な君へか
殊更の誓いで
天命
待ち惚ける
生まれたのか
魂を入れて
負けないとも
考え初めた
焦りながら
笑えるのかと
畏れはした
詰まらなくて
堪えられず
眠り痩けた
泣かないかは
疎みたがり
出て来ないや
告げてくれ
善かったんだ
生まれても
嬉しいかぎり
勝てるので
活かされよう
全うできて
召されるなら
凄まじい霊
出て来そうな
戒めのまま
神頼み
追い詰められた
貴方が臨終する。
目的を果たせず
開いた口も黙り
海のように深い。
鰹は泳ぎながら
病んでると思う。
様々な形の夢だ
健康である限り
火は下降させろ、
溢れ落ちた時に
青く白く輝いた
まるで絵画展だ、
切り裂く空気を
虚無が走り抜け、
戻らない心根と
吹き飛ばされる。
どうか星として
美しさの余りも、
僕は夜空へ跪き
草臥れてしまう
押し付けられた
貴方が昇天する。
意向を遂げずに
緩んだ腹も呈し
山のように重い。
雉は鳴きながら
狂ってると想う。
種々な類の幻だ
正常である限り
風は転倒するな、
振り向ける所に
脆く弱く奏でた
まるで音楽会だ、
揺れ返す大地を
無下が崩れ去り、
長らえる渾身と
溶け合わされる。
どうか花として
麗しさの殆ども、
僕は野原へ掲げ
乾涸びてしまう
クラッカー
考え返せば失敗った
人生を棒に振るとは
成功したくなかった
方向へ動いてしまう
まさか……君も――
らしい……僕が――
もはや……君わ――
そうな……僕だ――
惜しまれる日々へと
行き去った言葉たち
骸骨も手を振るから
面喰わずにはいない
まさか……他も――
らしい……自が――
もはや……他わ――
そうな……自だ――
取り置けば苦労した
生活を煙に巻くとは
安楽したくなかった
位置へ知ってしまう
愛しまれる日々への
経ち及んだ言霊たち
肉体と息が巻くまで
叫ばれずにはいない
成し崩せば成功した
人生を皿に回すとは
失敗りたくなかった
方向へ赴いてしまう
まさか……僕も――
らしい……君が――
もはや……僕わ――
そうな……君だ――
憐れまれる日々へと
行き去った言葉たち
幽霊も首を回すから
面喰わずにはいない
まさか……自も――
らしい……他が――
もはや……自わ――
そうな……他だ――
遣り果せば安楽した
生活を堂に入るとは
苦労したくなかった
位置へ判ってしまう
恋しまれる日々への
経ち及んだ言霊たち
意識と力が入るまで
叫ばれずにはいない
時空での妖精
優雅な舞いを刻む
妖精は透けながら
学びながら時空を
越えて来たようだ
まるで抜け出して
荒野の近くに遇う
唸らない蝿よりも
けれど疑われなく
蝿よりか緩くない
さても感じられた
太陽光線で踊った
よもや忘却される
果てのない明るさ
時空と学びながら
透けながら妖精が
確かに視られたら
どんな投げキスも
吹き消せはしまい
親身な流れを圧す
妖精は遊びながら
澄みながら時空を
継いで行きそうだ
よもや貼り合わせ
星雲の濃くに遇う
呻かない蛭よりか
さても否まれなく
板よりも硬くない
けれど考えられた
森羅万象で笑んだ
まるで追憶される
限りのない細かさ
時空と澄みながら
遊びながら妖精が
必ずや聴かれたら
どんな振りハグも
取り去れはしまい
いまどきライフ
詩人は知らない世界で
天使へ聞く耳を持てた
うんとこどっこいしょ
坂道の転落する詩人に
どうも見えなかったが
追い越している天使と
ロマンがなりひびいた
詩人は思わない自然で
天使へ見る目を変えた
どっこらしょっこいな
雪中の潰走する詩人に
どうも匂わなかったが
飛び付いている天使と
ロマンがうつりはえた
詩人は感じない歴史で
天使へ匂う鼻を向けた
しょっぴんとっぽらん
山奥の埋没する詩人に
どうも食えなかったが
並び掛けている天使と
ロマンがゆれそよいだ
詩人は判らない社会で
天使へ食う口を添えた
んとっぽらかっきんこ
遺跡の廃退する詩人に
どうも触らなかったが
通り抜けている天使と
ロマンがながれとけた
詩人は考えない宇宙で
天使へ触る肌を示した
らかっちどんがらずん
星団の脱却する詩人に
どうも死ななかったが
帰り着いている天使と
ロマンがおりかさねた
詩人は悟らない本質で
天使へ死ぬ生を与えた
どんがらがっちゃんぽ
根底の破綻する詩人に
どうも聞けなかったが
払い切っている天使と
ロマンがひろげそめた
想像性
石鹸をあげる
芳香の石鹸だ
遊びたいなら水に溶かして
吹き飛ばそう
ただ言うだけなのだけれど
子犬よ
あげる薔薇を
薔薇だ
新鮮ならば戯れたい
掘らせて
土へ
飾り付けようただ言うだけ
けれど
なのだ
子犬よ宮殿をあげる
綺麗な宮殿だ
憩いたい
なら
天に透かして取り合わそう
ただ言うだけ
なのだけれど子犬よ
追悼~生涯という旅路~
フランスはパリの
セーヌ川へと身投げした
冷たく流れる水の中で
窒息しながら貴方は
無数の泡に絡まりもせず
停止する意識を
死んでしまって悲痛に想え
なぜ詩人が命を断つのか
生きることを考えて
差し置かずに過酷な歴史と
出会さなくてはならず
エッフェル塔も
ノートルダム寺院も
まるで神秘であるように
静寂を窮めた
どんな刑が下されるものか
僕に予測できない
坤儀を堅持しようとする
やはり快くはなく
萎縮しながら共振が
モンマルトル広場よりも
輪転した知覚を
受け入れて宿望なのだ
パウル・ツェラン
貴方は死んでしまった
天使風の名前か
堅持しようと宿望なので
パウル・ツェラン
生きることに静寂を窮め
天使風の名前か
予測できないセーヌ川へと
悲痛に想え
受け入れて
身投げした
快くはなく
神秘である
詩人が命を
下される
舞い上がるなら
すばらしいだろう
駆け上がるなら
すばらしいだろう
天賦の素性としても
貴方は
セーヌ川へと
死んでしまった
予測できない
いかにも無邪気なのか
彩りを添える
チュイルリー宮殿の
光景を目に
はなやかな首都だとはいえ
響きを交わす
シャンゼリゼ舗道の
楽音を耳に
もしかすると
自重しなくてはならない
僕にとって立ち向かう
善良そのものや
空虚である
蝶が来て
カルーセル橋の取り成した
命日を告げるか
天使と詩と
穏やかな
実勢
去り行くも柔らかい
片田舎
ごらん
農民が田畑を耕してるのを
いるね
小鳥の集団も土手を駈けて
はたと
飛び立つのは良好な天気へ
木々に囲まれた村里である
そうして清々しく過ごした
吹き来る風が真水のように
どんな気持ちも遮らず――
作物を考えてるのをごらん
農民は
小鳥の集団も散っているね
土手で
打ち込むのは天気へはたと
良好だ
村里に暮れる気持ちならば
もしかすると道程を安らぎ
徹さなくてはならなかった
考え方のようであろう――
ほら
家路を辿る農民も
ごらん
さあ
一羽の小鳥が掠め
いるね
そら
土手で現れ出した
はたと
まあ
本物の天気なのか
やはり
大都会は明るく
修飾される
まるで沖合いの
汐であった
夥しい
電灯が点描しながら
星並みよりも
緩やかなのだ
子午線を
ほら換えて
回転する
さあ地球と
片田舎で
そら心肺も
快調とは
まあ行くや
木々に包まれる田畑である
もしかすると土手を休まり
夥しい天気が能われながら
奇縁だったのかも知れない
天使が
ほら
中空に
さあ
神様も
そら
降臨か
まあ
今此処は厳しく
岳であった
険しい
安らかなのだ
ごらん
いるね
はたと
やはり
今此処は厳しく
険しい
ほら
さあ
そら
今此処
ごらん
ほら
いるね
さあ
はたと
そら
片田舎の正しい
象徴として
さらに僕自身を
表すべく
探求した
今此処
誰が何をしようとは
恣意的なので
朗らかである
ほらごらん
さあいるね
そらはたと
僕自身の正しく
生きられる
君は沈黙しようとも
朗らかなのだ
かくて
現実に持つべき目標ならば
きっと祈りを捧げた感情の
至福であるかも分からない
無防備
山彦も君だった
カフカは主要な作品を
ショパンは或傑作を
焼却させようと
友人へ遺言したのだが
僕は哀愁を受け取る
死んだ世間よりは
素敵な気持ちなのやも
ブロートが承認したら
フォンタナが許諾したら
不穏であって
友情も形無しとは
冷ややかな作家たち
まるで天才のように
僕を放逐させながら
感付いてしまう某か
カフカの肖像を
ショパンの肖像を
観ていると
思いも寄らない魂持ちへ
連れ込まれる
夢か現か幻か
僕は真実に生きたい
どんな仕方で粉飾されても
鍾愛が追い込む
さもないと君は意地悪だ
花束を渡せ
アメジスト
恩義を人へ
贈りたい
気構えなのだ
己の苦しい
生き身を
支えようとは
素晴らしいぞ
零れ出す
跡形もなく
懇意に助けて
貰えたら
親愛である
恍惚の内
ドリアンで祝賀しよう
実寸のフルーツで
軒昂的な日常にと感謝する
命知らずの放縦か
どうして優越できた?
虚構の国々へ
阿鼻叫喚の地獄絵図
打ち倒されども降参しない
たって来たんだ
御褒美を
パパイヤはさておき
粗野に味わう
よろしい
三度と思い違わないでくれ
宿痾ではなく
人々が戦禍で死に絶えた
居残りならば
マンドリンを弄る子猫よ
他言として挽歌も効かせて
いっそ無名が敬われた
実寸のフルーツで
虚構の国々へ
御褒美を
光り輝くね
高邁な理念を提唱する
魔法の杖によって
毎々が平静であるべきと
無茶苦茶か!
行き着いてしまったらしい
まさか小悪魔という
事実無根の性状に
目論みは標そうとはせず
捻り出すイメージが統べた
奔放な気持ちとなる
つとに極楽でないかぎり
汚れたのかも知れない
環礁へ体感される
近くて遠い不可抗力
うつくしい
斟酌するよりは堪忍しつつ
胸にとって占めたもの
ガーネットで装う冬場わ
根城なのに交わした誓約だ
やはり念頭は恭しい
事実無根の性状に
環礁へ体感される
魔法の杖によって
恋着さ
凡才
信じられる自分へ
道程は険しくとも
立ち向かえるはずさ
きっと忘れかけた
勇気があるのならば
思い描いてみる今
他人は託されない
自分を信じる術を
なくさないでいて
涙に拗けるよりか
繰り出すのが良い
たとえ未来も薄らぐ
悪魔が迫ろうと
どうにもならない
神経衰弱みたく
弱音を吐くとしても
託されない――
切り開いて行こう
未来が音発てて
崩れ落ちながら
今と引き換えに
愛されていたのさ
切り開いて行こう
心から笑うまで
縛られない自信へ
状態は苦しくとも
閉じ込めないはずさ
きっと覚えかけた
理性があるのならば
思い巡らせたい所
他力は肯うべきだ
自信を縛らない念
なくしてしまうな
欲に塗れるよりも
切り放すのが良い
たとえ過去も重たく
死神が潜もうと
どうにもできない
被害妄想みたく
嫌味を持つとしても
肯うべきだ……
推し進めてみよう
過去が形作って
動き出しながら
所と絡み合いに
攻めなかったのさ
推し進めてみよう
魂から励むまで
泣かす
今の所は
偽らず
念の術で
泣かす
だからなのさ
所は今か
求めた
術で念と
保てた
つまりなんだ
偽らず
雪の降ろうも
雨の落ちようも
風の吹こうも
空の荒れようも
勇気を愛する他人へ
世界が変わるなら
生きられなくなりもしも
亡骸のはず
攻められない理性かどうか
自分に向き合う
打ち考えつつ
優しい亡骸は恐ろしく
感受した心魂によって
ついに克服されそうな
神の加護と社会であれ
かりに匡弼としても
現在を廃棄してしまう
大魔王というのが脅威だ
向き合う混沌
緑青の縹渺的な社会で
何を願えようか
本懐
惹き付けた和音の自然さ
誰が長らえられよう
すさまじい
渾身は滅却して
神の加護に
積もる
雪や
溜まる雨わ
晒す
風や果てる
空わ
正義が恋した自分へ
たぶん信念があるなら
他力を蔑ろにしないとも
速やかな実情だろう
Hのセオリー!?
曖昧な文句なら口に出すまい
どうせ嫌気が差すだけなのだ
明確化してみたい事柄はある
もしか現状を指示したとして
質さなくてはならなかった
なぜ納得しないでいるのか
世間に干渉されない雑然で
いとも容易く抱き込むまま
まるで雲を掴むような話だった
届かなくて伝わらない雲という
よしや雲が願望する物象となり
知解されてしまうにも拘わらず
なんで緘黙するよりが無理か
邪魔するのも敵手と想われる
ひいては喜んではならなくて
端的と意外性を預けられども
風流
飲んで
可愛い
卵酒
作れば
婉美な
卵酒
コロッケ
よりも
B級
ではなく
肌理
かしら
卵酒
風邪に
用心
患うな
気宇へ
後生
猛るや
呂律
変わるぞ
卵酒
を
砂糖
が
入れた
も
白湯
は
煮立てた
で
1つ
よりは
時効
もしか
睦言
でないと
如何
卵酒
子猫との美学
また得よう
命令形ではないが
率直にいって
譲れない
気持ちがある
ただ正直に
口約束でもなく
乗じていた
真率に
赴きたい
さも構えば
進行形ではないも
果敢になって
担わない
身過ぎだろう
御法度でもなく
招いたら
げに快活と
附いているだけ
素直に
迷路
比喩形ではないぞ
奇想によって
捩れない
誘うの
宵待ち
縁故
鼻たち
記憶が重い
空気も
酸素も
酸素を吸う
かわりなく
空気を
かわりつつ
記憶も吸い、
調子に乗る
サーフィン(海景)
密度に撓む
マスカット(喫茶)
ヨットは揺れて
嗅げなくなって
しわしわ岸辺で
カップが留まり
匂わなくなるや
ぼつぼつ梅雨だ。
六月
吐く息がすんだ
いない――相手……
ドアを開けると
たえて行かれか
!?
走行する車のピチャと
水飛沫をかける花壇で
紫陽花は咲いてて脱帽
すう イメージ 魅力的な
魅力的な イメージ すう
イメージ すう 魅力的な
すう 魅力的な イメージ
まるで二人みたい
振り切れる
重たい気分を
かわれれば
恐らく
アイランド(眺望)かも
飛んでサイキックの
利かなくなかった、
思念はひまひまで。
自画像
想い詰めた表情を
マリーゴールドと
呼ばないで
甘やかしてしまった喉は
溺れさせるつもりもなく
傅こうとしてたのだった
なんで断念するべきか
羞恥心の限りを尽き
兼ね合いはしなかった
現物も封じられて
臍に察せられないながら
丸まりたくなってしまう
報じさせられないよりも
なんで実行するべきか
自尊心の以ても懸け
引き比べてるのならば
情勢が暴かれよう
詰め込んだ気配ぞ
シルバーウイード
生きられて
僕個人が迸っては
どうしようもない
虚栄心だと
魂は離脱した頃合いだ
瞬時に夢は消滅してて
取り返しが付かないや
移動しない万古の幻へ
どうしようもない
半透明なビジョンを抜け
退廃的なスピードを切れ
無軌道なパターンを消せ
考え出した容貌も
サザンクロスへは
纏わらない
精霊が和ましく包むのか
コメント