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スパイスリー(詩集)の第一部

パレードへ代えて

正直にいうと
驚かざるを得なかった
応じることもできず
さりとて
誘わなくてはならなかった
恋の響きを
実感している
心の準備もないまま
受け入れるのは
誠意が問われ兼ねない
悔しがれや
親身だったんだ
口を閉ざしてしまうよりぞ
言葉にすれば
通い合ったはずの
想いを
全部
打ち撒けるには展開が
考え及び切れず
遊園地どころか
アイススケートでさえも
踏んだり
蹴ったり
しない
風任せとかなんて
洒落たりも
せずに
信望しておきたかったんだ
自然体でいるにしろ
唐突もがな

純情も程々に

近寄られなければ愚かではなかった
ただ見ているだけで良かったんだ
生まれて初めて可愛いと感じながら余りに魅せられ過ぎたのだろうか
微笑ましさを受け取らなかったことは一瞬もなかったくらい喜びで溢れ返っていたという
どこか美術館に連れ去られて来たような気持ちにさせられるらしい
直ぐに目を反らしたり
背を向けて立ち去ってみたり
場当たりでは罵ったりもしてしまった
たぶん分かり合えたと認めるには馴染みが薄いんだ
偶然と受けた感情が言葉にならない
息を呑んでから少しずつ思って行くまで味わっていたが……
すなわち遠くで充分だったといわざるを得ない
賢くなくて反省点なのは好みだったのかどうか
忘れたようで知らないみたいなんだ

ときめきガチャン

並べて二日で充分だ
印象に残った出先を考えたい
小股に頭を預ける妖精たちは日にちを知らないにせよ
記憶へ留めておいてくれないか
もしも場末がチンプンカンプンならば打開しよう
難題は良く覚えている
いうと気障だけど
付いて来なよ
やはり貴方なんだ
いうと誠心なのに
放れ去るなよ
ついに貴方なんだ
妖精たちを押し退けてまで実現するべきではないから小股も説き伏せられなかった
忘れて良いさ
僕だってシヘドロヘモドロなんだ
考えても考えても惑わされてこそみてごらん
なんと際どくだろう
好運を祈るには渋過ぎて届かないようで
殆どの姿も姿で苦しくはなかったと
熱くない昔日が物語り得る黄昏を
まだ分かっても賢しい
偶さか発展しなかった想いのせいで
黙っていてね

夕月夜

驚かせて済まない
嬉しいのは一緒なのに
心が歪んでは
耳寄りの情報も
減し折られてしまい

僕たちの運命は
一艘のカヌーにでも
成り下がるか

歌わない
歌えなかった
歌いたくなくて
歌うな

済まないと戒めど
一緒なのが相楽しかった
歪まない心を
耳寄りな言葉で
減し折りやしないと

僕たちの永遠は
一枚のフォトにでも
成り果てたか

僕たちの運命は
一頭のポニーにでも
成り上がるか

歌いたい
歌いたいから
歌わないよりも
歌うな

僕たちの生活は
一篇のポエムにでも
成り変わるか

待たせて済まない
何もかもが一緒なのに
道も歪んでは
詳らかな情報を
抱え切れないくらい

僕たちの奇跡は
一個のケーキにでも
成り切ったか

歌えない
歌わないために
歌いたがらないで
歌うな

歌っても
歌いたかったと
歌ってはならない
歌うな

メルヘン

溝に捨てて来たようだ
何をかか
まるで君へ招かれている
意気地が満杯になる
運命だった
拾わなくてはならない
僕は痺れずにいない
慈しみ捲れよ

もしやアーチを渡って
カーブを通ろう
続き続けるケースならば

目が回ってしまう
頭もクラクラで
泣き出すと涙がドライに
幸せではなく
楽しくはなく
甲乙こそ付け難いながら
なぜか笑みをも
シャッキリとして
再会していた(二人分)

モーツァルトの
アラ・トルカが
調べて止みしも
打つ胸もがもな

僕は確立したかった
ボンクラにはならないと
熱低く君が撤退しては
よもやイッパシに
騒がざるを得ないらしい

ゆとり

思い出へ喜び終えて
忘れがちな気分を耽った
緩やかに寛ぎながら

神経を集中していた
毛穴という毛穴で
引き受けられる実物は
一粒の砂として
世の常を閉じてしまった

僕たちは転身するや
随所に覗く可愛らしさを
心裏へと収め続けた

射像された寝室に出る
薄汚れの幽霊が
冥王星へ帰還すれど
話し合いもないのだった
今暫く呻きを残し

感情を逆撫でられて
暴発しかけた頭が休まり
物狂おしくなくなる

プレリュード

感じ取れなくては
蟠りを解き解せずに
自己発見の記憶も薄れて
蒙昧とせざるを得ない
良さがあるんだ

だから来し方よりも
まるで若葉のような
つまり社会性だった

現下では歯痒く
思われるにも拘わらず
呑み込めやしないながら
山積な難題を抱えて
振り返ってみれど

しかし社会性なのか
かくも若葉みたいな
なので来し方という

呑み込めやしないながら
蒙昧とせざるを得ない
山積な難題を抱えて
感じ取れなくては
現下では歯痒く

まるで若葉のような
かくも若葉みたいな

良さがあるんだ
振り返ってみれど
蟠りを解き解せずに

しかし社会性なのか
なので来し方という
つまり社会性だった
まるで若葉のような

自己発見の記憶も薄れて

巷もがも

花は咲いたか
紅花の種を蒔いた
庭には二羽の鶏もいて
雛ではなくなってしまった
淋しさへ換えながら

最近とすれば
驚いても恐がりはしない
蛇の目が飛び回り
玄関先を一息で
突っ切ったわけだった
紋黄蝶でも相違わず
ヒラヒラと
飛び回り

好きなので
優しくした恋物語を
講じずにいないとまで
鰻も手に付かなかったんだ

気が済んでや
飼育する甲虫の
卵が孵らないくらい
夏の暮れは虚しいにせよ

今頃といって
嘆いている場合ではなくて
確定するべきなんだ
悔やまれていても
途方に暮れることだろう
裏切らすな

信頼感

願いたい
夢は素敵に
魅了するだろう

さながら
高根の花の
得難さみたいに

胸へ置いた
気持ちの全ては
人知れず
紺碧の海と
引き換えられて
裏寂しく
沈黙に付された

すればこそ
断トツな
ピカ一ともなる
想いのまま

麗しくも
心安らかな
暮らし向きだと

バッチリ

陽の楽しさ
覚えたてた
目高の稚魚の泳ぎ方
見付けておくれ
同じではない
幸せな一尾の
池の特色を

気持ちならば
面白いように
ややも生活は
続くのだから

嬉しい月も
受け取って欲しい
見えやしないか
水は暗くて
群れ集った
目高たち
岩場の陰へと
入ったきりで
闇も深まり

どんな不安に
迫られながら
言葉を失おう

待たれる朝が
なんと美しく
訪れて来ない
吟われそうで
ついぞ慌てた

夜明けは近い
遅れて少しわ

一入の憧れこそ

逃げ続けて発覚した
双子座へ託される
想いは壮麗だと

間違いない
恰も檸檬の如く
酸っぱさが喉元を抉って
永遠は示した

かつて弱く
感じ取れなかった
盛り上がりがあるのを
誰も蒸し返しやせず
翠玉が留めて

発光するのだった
絢爛そのものに

尚も希求を隠すくらい

煌めきは待望で

塗り潰された淋しさか
殆ども求め及ぼす
心の住処を考えさせられて
まるで雨中のような
退屈が凌げずに

足元を固めた状態の
痛快と受けるべき
語り草が思い浮かぶまで
踊りたくならなかった

たとえ鮒が泳いでも
小川の流れは知らない
身持ちへ成れ果てていた

歩み寄りをみせる
粋な計らいもないのだから
呟きが独り言になった
静けさの広がる冬枯れと

一番星を懸想に

貴方は美しい生活と過ごしているにも拘わらず
夜空は余りに素っ気がなさ過ぎる
たとえ恩着せがましい指摘だろうとも
薔薇色だったならば比較になり得ない
息付きを持たないのは紛れもない事実だから

今新たに胸へ染みて来ずにいなかった
慈しみが人恋しさを円かと掻き消すように
明かりを失った社会で一縷の望みも得なければ
やがて反復される不埒な振る舞い方で――

何もいいたくなくなってしまうかぎり
僕に彷彿と蘇る心象も無数ではないはずだ
つまり面白がりながら戯けていた独りの
根拠どころか恰幅でさえもなかった
言葉遣いの妙に快感的な触れ込みよりも
どんな顛末を豊かだと保つのかしら

回想録

君が感じ取る絆よりぞ
考えさせる僕は発奮した

絶対に素晴らしい世界こそ
自明だった時期を
辛抱してはならないと

早速で分かり得る
きっと要ったんだろう
容易くは尽きないか
愛惜と覚らざるを得ない
信憑性があるのだった

僕をスターダムへ
駆け上がらせた君が久しい
つもりだった人生を
誰よりも守り抜いていた

ただし何よりも
只一日の凍り付く
計らいは浮かせらせる
カチンコチンだった
済まなさ振りにも拘わらず
引き付けられて

接触しない国はなかった
交流しない城はなかった
会合しない庭はなかった

辛抱してはならないと
自明だった時期を

考え出す僕よりもか
君は上達したと感じられる
揺れる想いを認めながら

絶対に素晴らしい世界こそ

切り放されなければ
ノーマルエッセンスで
困りやしないまま
街も呼応すると美しく
教えずにいない

乙女座

僕が君の策略は余りに
危な過ぎる究極の選択だ
迫られて嬉しい反面が
考え捲らざるを得ないと
換言すれば伸びてよう
遅れた返事も貰わないか
悲壮に追い詰められて
踏み切った入魂の賭けへ

よりによって
好かれられが恋ではないぞ
十九歳の真冬日に
見上げた根性は
永福そのものだったんだ

たかがされど
愛でなければ好かなかろう
人生訓の三十年も
知力で物分かる
永福そのものだったんだ

乙女座が終着かしら
打って付けの川の流れへも
色めく偲ばしさを
放散するまま
緩やかに時を経ていた
穏やかな
移されてしまう
場所も
君と
僕に手繰らせやしない
引き払って

永福そのものなのだった

絆試した状態は

実際上の一生涯も

好ましくこそ恋しいがてら

またとないと

望遠鏡

君を心配しなかった
のは
君がカチューシャを
もう
卒業しているかぎり
かな

話したがらなかった
とは
留学先のアメリカで
そう
聞かれるも仲間内だ
けど
君は移り気ではない
まま

心配しなかった僕も
ただ
ストライクではなく
さも
錯綜な感情を味わう
にか
加えてはいなかった
だけ
僕も気が向かなくて
との
押し花に代えるんだ
ほら

して
ゴッホが描く名作の
なむ
夢路の群青な背景に
こそ
恰も恋愛模様の如く
かい
真っ黄が富んでいた

僕は執拗く問い質し
でも
寂しさが込み合った
ので
目を瞑らずにいない
かの
梅雨入りの一時期を
はあ
直ぐには察しないか
だと
魂も喜んでしまうや
――

すぱ
竹を割ってみた音が
いい
響き捲らせられると
ほお
ウォンバットもいて

覗き込んだ暗がりに
ある
思念たちは伝承した
もの
推測されると苦笑い
ほろ
君へ口に出したのも
まあ
納得できなくはない
ので
到底は似通いながら
いや
身内の域へ達しない
こと
スケートボードでは
ぷい
止まるのが難しいに
せよ

大好きだった一人も
さて
様変わりしているぞ
とも
滑子汁ではなかった
ゆえ
ショールを贈るべき
より
達者にと活かさない
なぜ

フィールライクボサノバ

たしか行わなければ
なるまいことがあった
なんで覚えてないか

取るに足りなくても
気がかりだったのだと
放ってはおけないで
苛けたりしていながら

構わなくなさげだった
よもや思わしそうな

たしか行わなければ
なるまいことがあった
なんで覚えてないか

構わないにも拘わらず
思わしくこそなって

かくは待ち惚けみたく

たしか行わなければ
なるまいことがあった
なんで覚えてないか

取るに足りないまま
気がかりだとかなんて
放ってもおけないや
苛けざるを得なかった

西日が当たる心遣い

取って置きの手間は要らず
カステラを口に入れながら
思案に耽る色彩もシアンで
するりと忽ちに翻したのは
身上を話すよりも美味しい
ギリシアへ涙を零していた

なんて感動する写真だろう
当地名はエーゲ海かどうか
良いというのは震えてこそ
出て来る出て来る出て来る
高校の文化祭は恒例行事だ

参加するも仕様がなくては
乾電池が切れたロボットだ
なんで膨張してしまうのか
水風船へ流れて行く意識を
まるで幻術師が扱うように
12345678910と
上手い空間の埋め方だった

ヒントは平日にも拘わらず
ちっとも成し遂げるならば
どんだけ荷物を下ろすまい
可笑しがらずにやいなくて

花水木とソックリな意匠の
紙撚りも切り抜けるらしい
ハンカチが胸へ響きながら
ぐっすりな眠気を誘われて
表情も詳らかになるにせよ
まさか黄金虫を驚き倦ねた

地図帳に遮られた真澄鏡で
現れるならば妖精だろうか
森の樹木の香が漂い溢れる

見えない聞けない触れない
斜め向きに部屋中を差して
ただ包み込まれるばかりだ
稍暗く醸され得る物憂さも
知ってか知らずかあるまま

流石にFの照り返し

ケーキを食べた
ボールで遊んだ
どっちもスポンジというか
食べたボールはケーキで
遊んだケーキはオヤツで
ゴムではないスポンジかな
ボムではないスポンジかな
オヤツのケーキも
ケーキのボールも
スポンジそのものだったか
ボールを投げたり
ボールを受けたり
ゴムでもボムでもないかな
オヤツがスポンジだった
ケーキがスポンジだった
もちろんボールというのか
ゴムなら食べまい
ボムなら遊ぶまい
スポンジではなかったかな
ボールがオヤツだ
ケーキがオヤツだ
スポンジもゴムでもなくか
スポンジもボムでもなくか
ボールで食べる
ケーキを遊んだ
スポンジそのものなのかな

ぽつん

味わい深い
型崩れを嘆じるまで
傷付いて来た
確かに引き擦らざるを
得なかった心情は
一溜まりもなく
儚過ぎる

型崩れを嘆じるまで
好よりも愛に
溺れてしまって
人生が台無しだったと
考え返せど

傷付いて来た
他言とは受け取らず
須くや否定されたまま
努めて励むんだ

確かに引き擦らざるを
訴えられたような
気もしながら

得なかった心情は
様々な局面を結集した

一溜まりもなく
追い付かないでいて
悲しみへ取り残される
生き方が良いのか
尤も難局では
不味そうだ

儚過ぎる

コメント

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