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些細な日常

Dusty diamondsの第一部|詩集

反省

大事な人を失った
それは貴方だ
一つも僕は偽りを書かない
全身全霊が活気付くような喜びを
燃え盛り
奮え立つという情熱をただただ見送る
この領域の静けさとほのかさとは何なんだろう?
分からなくたって良いさ

僕は花に水を遣り
魚に餌を与える
落ち着くんだ
そうしていると
まるで神と戯れるみたいに

Ready

僕に何ができるのか?
目の前で崩れ落ちて行く
貴方を見ながら

耳を塞いでいた手を差し出して
全ての音を聞いて
術もなく
慈しむのみで

天使のいない日
僕に笑顔は拾えず……
旅立とう

Hello, angel

悪戯が好きな貴方だからいつか必ず帰って来てくれるんだ
独りはすっかり慣れていたはずなのに取り乱すなんて信じたくないよ
想像もしない仕方で驚かすつもりなのか
一生
僕は覚えていてやるさ

やぁ
天使
薔薇の刺を抜いてくれるなんて優しいね
もう傷はないのに

It will be done

香水の瓶なら幾らでも買ってあげるのに
貴方はそれなら総てを欲しがる
まるで猫のようだね
不意に僕が柔和な顔付きになるのはプリズムが眩しい

妖精はこういう
何もいらないわ

犬と狼を味方に付けながら僕の瞳ばかりを狙ってる

もし何も見えなくなっても貴方はどこかへ導いてくれるのか?
重い沈黙の響きに続いて浮き上がるばかりの雲に隠れる天使
歌声が風に乗って耳をくすぐった
僕は叫び出す

今から会いに行く
拳銃を携えて
愛を告げるために

The answer

美しさは痛みを伴う
こういう書き方は大嫌いだけど
結局
僕は貴方を傷付けたいのさ

愛している
信じられないくらいに強く強く抱き締めてやろう
そして殺してしまうか……

神は二人を救わない
いつか天国で結ばれるとき
貴方の薔薇と共に僕の拳銃が地獄を飾れば良いな
それまで一つも忘れはしない

元気でいろ
幸せに暮らせ
あの日
何もしなかった慰めに僕は手紙を投げるよ
貴方にどうしても知って欲しくて

Mint exile

貴方は無防備に触れようとするから容赦なく傷を負わされる

なぜ優しいだけではいられないの?
耐えるべき痛みと戦いながら夜更けに翼を秤へと掛ける

僕は恋しくて純粋な気持ちを汚してしまうけど
もし裸になるのなら何だって素敵に感じるだろう

サファイア

僕は出会いに勇気付けられる

欲しいものは
全部
あげちゃおう

釘付けの感情だけは盗らせないなんて口走ると麗しく煌めき出すよ

薔薇の蕾が泣いたのか
真水の涙が咲いたのか

もし君がいなくなるとしても
きっと
何も変わらないだろう

とても良い気持ち
濃いブルー
今こそは楽しい気分に包まれながら外へと踏み出して行く

After beholding an angel tonight

もし好きなら危険を冒さなきゃならないだろう
だって悲しいのは分かり切ってるから
薔薇色の幸運も満天光の至福も恋なんて呼ばれるのは何だって一つ残らず

死ぬべき命を宿してる
情熱を燃やすか
活気を弾くか
どうしようもないほど恐がってしまう

神にさえも放り出されてしまう
とにかく勇敢を取るしかないよ
生きるために必要なのはそれだけなんだ

天使を抱いた夜に喜びは琥珀の中へ留まらないけど
僕は未来を新しく創造したくなる

Sensitive forever

君と林檎を味わいながら裸足で駆けよう
禁じられた遊びに二人は断たれてしまうけど
僕と翼を詠みながら楽園へ行こう

君と月桂樹を香りながら肩身で揺れよう
失われた乗りに二人は断たれてしまうけど
僕と翼を詠みながら楽園へ行こう

君と露を触りながら素顔で瞬こう
抑えられた騒ぎに二人は断たれてしまうけど
僕と翼を詠みながら楽園へ行こう

Metallic shock

何でも話して良いよ
好きなだけ喋って構わない
僕に聴かせて貰えないだろうか?

君だけの音楽を奏でてみて欲しい
滑らかでも粗くても忽ち直に逃げ出したりはしないで

きっと本当は分かってるはずなのに悪魔が告げてしまう
僕の瞳に映るのは今はそれだけだから
固く世界を閉ざして君の姿だけを明らかに想像しよう
魅惑的な声で躍り出すために総てを切り放しながら
安らかな夢を捧げるのさ

僕の中を無言の歌が速やかに駆け巡る
色付けするのが君の自由だなんて……

Spiral measure

呪われて病んで辿り着いた海岸では押し寄せる波も驚くほど良く引けて行く

剥き出されて晒された砂の一つ一つに太陽が光を注ぎ込むと風が冷たく流れるよ
どんどん海が意識から外れてまるで涙のように淀みなく隠れてしまう

鴎の群れが突き放されながら空に抱かれる

文房具は無用に……

つまり君と僕が大木に座ってる理由なのさ

雷が鳴り渡り
茨が見通され
貝殻が打ち上げられる

何て健やかなの!
舐めた飴の残り香に暗い旅愁を重ね合わせると森林のざわめきが収まって
絨毯の華やぎが浸かって霊感こそ冴えまくる

Shall we trance?

兎は行く
大地を蹴って跳ぶんだ!
この光に命が弾むよ

瞬間的な流れに今を重ねながら
僕は永遠と叫ぶのに
一抹の寂しさを被ってるなんて……

風が凍り付く
涙が落ちる
生が加速する

Shall we trance?

神が笑う

夜の息遣い

疲れたよ
ねむろう

何も上手く行えなくなって悪くなるだけなんだ

疲れたよ
ねむろう

やりたいことが余りにも多すぎて駄目なんだ

疲れたよ
ねむろう

本当は意識に執着して正面に考えられないんだ

疲れたよ
ねむろう

鋭敏な感覚で裏打ちされるのは良好な気分なんだ

疲れたよ
ねむろう

おやすみ

Happy days


やさしく
君と付き合う
Happy days

雨上がりの空に七色の虹の橋が架かり
二人
密かに言葉を交わす

Oh baby
見放されず
Oh baby
聞き捨てられず

きっと僕は愛を感じてるだろう

胸の中
あたたかく
満たされて……

君と触れ合う

Happy days

何も好きじゃなくなったら地の果てへ向かう

どれも良くなくなったら天の極みへ背く

おぉ
消えてしまう
街の様子
跡形もなく
去り

おぉ
現れてしまう
祭の飢餓
造形として
往く

なぜ僕は詩を告げるのか?

好きに良く受け取られながら……

まさか君が詩を告げるなんて!

いつかどこかで錯乱を覚えたらしい

どこかでいつか心魂を知るべきらしい

すぐに世界を庇おうとする

Spiritual echoes~不器用メッセージ~

上手くいえない
下手にやれない

何かを望むと何かが壊れる

(Gashaaaan)

純然に等しいはずの星と命が離れ離れになっちゃうって考えたら
器用なんて無理なのにSewingは正に大得意だから涙が出るほど笑うんだ

やわらかく
踏み付けられた
心の中に声が生まれる

うつくしく
張り付けられた
胸の奥に言葉が創られる

Yeah!
不器用メッセージ
Let it be simply
Even though
We can be sad
まるで蘭の花が咲き乱れるようだね

Yeah!
挫けないで行くよ
不器用メッセージ
Let it be nimbly
Even though
We can be fun
まるで蜂の虫が騒ぎ起てるようだね

(Tulututu……)

いつか分かるのか
どこか知れるのか

人生の流れのために本物の夢を手に入れる

  • ブログの投稿者: 結城永人
  • タイトル: Dusty diamondsの第一部|詩集
  • 最終更新: 

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