芸術的な陶酔|小説 結城永人 -2021年1月15日 (金) Yellow flowers by Johannes Plenio on Unsplash 善と悪の狭間を擦り抜ける言語は悲しみの内奥の喜びに現存する 第一部 ジグソーパズルのピースがたくさん散らばっていた。一つとして同じ形のピースはなかった。どのピースも形が異なっていた。僕はピースを二つ摘まんで(右手と左手に一つずつ摘まんだ)、それらを……。第二部僕は友人と一緒に競馬場へ行った。僕は馬券を買って観客席へ紛れ込んだ。大勢が観客席に集まっていた。馬が、数頭、トラックの幅に並んでいた。ゲートが開き、レースが始まった。僕は馬券を折り……。第三部彼女が知人を嫌っていることに変わりなかった。しかし僕はそのことを気にもせず、知人と会うことも続けていた。彼女は僕が知人と会っていたことを知るとやはり僕を罵倒し、また知人をも罵倒して……。 芸術的な陶酔:全一作 詩や小説などの文芸作品 コメント
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