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レジリエンス(詩集)の第一部

パストラル

日出を拝む
ありがたい
子羊も鳴く
牧場だった

連れて来た一匹の和毛
むつまじく撫でていて
陽光は燦然としながら

思い当たる
無花果の葉
とはいえど
吝かであり

肩の荷を下ろせたのだ
どんな境遇なのかしら
語りかけるエピソード

おもしろい
人々だった

景色が途轍もなく香る

迫り来て
鬼である
闇の中で
屯しない

エピソードは徹夜した
眠れなくなってしまう
自我に根差せる情感へ

案じても
作為的だった
講じても
仮借的だった

とうに放射する陽光で
戦慄することはできず
全くの神々しい雰囲気

詰まらない
モットーだ

跡形もない音質が快く

希代や妻の恋時雨

言葉の絢が一枚だったら
良いのにと思えなくなる
かも知れない不安の弁舌
一枚だったら良いのにと
思えなくなる言葉の絢が
不安の弁舌かも知れない

観葉植物を窓辺へ置いて
思い浮かべる異国の夫は
フンコロガシになってて
大きな大きな自責の念を
放免されてしまうまでは
英雄でもないのだからと

いってもきかない恋時雨
奇代のありとあらゆるだ
このままで妻がうんざり

風車が回ったオランダで
チューリップを愛してる
あけすけにオレンジをも
本当にうそではないのか

いってもきけない屋形船
希代のおりとおるよれだ
このままで笊へぷっくり

自責の念が二股だったら
悪いけどと感じなくなる
かも解らない疑惑の心理
二股だったら悪いけどと
感じなくなる自責の念が
疑惑の心理かも解らない

愛玩動物を広場へ放して
感じ及ぼせる異例の夫は
ホットケーキになってて
速くも速くも忍耐の情を
免除されてしまうまでが
賢者ではないのだからと

いってもみれない恋時雨
奇代のありとあらゆるだ
そのままで妻がげんなり

穴蔵が震えるポイズンで
ジェノサイドを憎んでる
おぞましくウェポンをも
実際にはじでもないのか

いってはみれない人力車
希代のおりとおるよれだ
そのままで蓑へすっきり

忍耐の情が三日だったら
惨くてはと敵わなくなる
かも受けない危惧の論法
三日だったら惨くてはと
敵わなくなる忍耐の情が
危惧の論法かも受けない

形而上学を天井へ挙げて
敵い過ごせる異変の夫は
トポロジカルになってて
遥かな遥かな言葉の絢を
解消されてしまうまでも
偉人ではないのだからと

いってもいけない恋時雨
希代のありとあらゆるだ
あのままで妻がむっつり

心霊が歪んだスコープで
フェニックスを驚いてる
とめどなくサウルスをも
現実にきずではないのか

いってはいけない宇宙船
希代のおりとおるよれだ
あのままで∞へうっとり

ミニソナタ

季節は
ステンドグラス
味わい深い
祈りの

恋愛を
インスピレート
軽く痺れた
模様で

取り換えよう

僕が登り詰める
高山の青空は
病を心配する君と

換えてみよう

君も行き詰まる
世間で特別を
邪は危惧する僕さ

予言が
ワンダーランド
細く細かく
運命だ

みないものか

雀の囀り
春の陽射しの
麗らかさ

いくだろう

夏の地均しの
爽やかさ
蜂の働き

いくだろう

潮吹く鯨や
風を揺らす秋
華やかと

さるならば

清らかさ
蘭の開き
冬の水掛けの

いくだろう

人生も
ユニバース
延々と

現実で
スペクタクル
共々に

合わないか
結び付けた霊を
僕は合う

君が持つ
打ち解ける情も
持たないか

生活の
ファンダメント
命運へ

切々を
シンクロナイズ
所望だ

うねる走馬灯オペラ

劣悪な環境に身を委ねて
僕が流れ着いたのは神社だった
手を合わせると記憶が蘇る
部屋を
大層も
掃除しなかった
突如
巫女が寂廖というのを頷く
さもなければ面倒でも億劫でも同じだったかも知れない
本心を打ち明けるには信頼が不可欠だ
渋る賽銭を出そうとした僕を
巫女は押し戻しながら
まるで不憫のように
黙り込む
境内へ五円玉も
余裕がなかったのだった
突き当たる壁に跳ね返されるまま
僕は神託を請ける
古めかしい文化も去り
中座した巫女の模倣よりか
生きたいといって
祈願する

埠頭へも流れ着いた
醜怪な地方で
蝮が舌を振るわせて
威嚇する
横町に紛れ込み
僕は呟きかけたのだった
「墓参り」
放置された自転車が無残だ
幾年も疎かで錆び付いた
心境と重なり合う
先祖が顔を覗かせるように
まるで歪んだ車軸も思わしく
乗り遅れた時代の仕業なのだろう
僕の似ても似付かない足取りならば
もしも不遇が反り返るのである
墓地は半円に及んだ山陵も遠巻きながら
晒される豪雨で濡れそぼっていた
青銅と等しく御影石の碑名をくすませて
今度こそ僕は話さなくてはならない
開いた傘も長靴も泥濘の土砂も尻目にかける
「侘しさ」
どうするべきかは辛辣だった
立ち上がるのも腰が重くて痛烈であり
ただ生きるのみが真摯なのだ
僕は敬礼したい
永眠する星々の讃美歌へ
沈静しなくてはならない
聖域に
孤高の気持ちも
潔く
葬られ
安らかな告別を待ち受けた
絶景

霊魂が世間で
夥しい
知覚されずにいない
僕は出向いた
旅先を
第六感と瞑想するのだ
恋人よ
手の内も明かす
しよう
喜ぶべきと
ヒヨコ
歩いては人参へ行き当たり
胡麻に倒れて落ちる
なぜ産まれたのかを考えて
恋人よ
可笑しく
菓子は幼稚園でも
引き擦れ
野性味も付かなくはなく
来る
アンクレットを綺麗だ
かつて
邪悪な快楽としての
性分であった突拍子が
粉砕されつつ僕自身
天使と
呼び交わすよりも
ならざるを得ず
熱望しよう(胸中)
端々しい
天空ならば
緩める箍の外れで
閂や締めが解けた
だろう
散乱はポピーか心臓の脈々と冴え渡るべき月光だ
かりに真正な
直情も
息巻ける僕は愉快だった
そんなだのこんななんか
恋人よ
飛躍するのは早い
とても純朴である
こっちとかあっちなんて
跳梁するのも遅く
朴吶
あんなそっち
など
求愛した:恋人よ
らしい
スピードという
なども
僕は体得したのだ

雲は空を泳いでる
風に誘われて海へ来ていた
森林の騒めきで導かれ
火炎も小石と泣きながら
貴方を
馬車が駆けに駆ける
貴方へ
屋台が盛りも盛れる
貴方で
季節は廻りに廻れた
貴方と
毎日は栄えも栄えた
工場の吐き出す煙が上がり
涎を垂らす乳牛も突き進んだ
競技場は観客で埋め尽されて
真夜中へ聳えた神殿と凄い
僕は飛べなかった
苦しく噎べども
僕は潜れなかった
辛く啜れども
走れなかった僕が
嗄れるや痛い
揺れなかった僕が
咳くや恥ずかしい
醜悪な知識が除外したのか
まるで莢豌豆の芽のようだ
生まれ付きだった哀切こそ
再び実現されてはならない
貴方を必要
とする
僕も
肝心とする
貴方

重要となり
僕や厳重だった
貴方に僕の忠誠である

SF風のロンド

僕のために悲しむ君のせいで
悲しむ僕のために泣ける君の
さて泣ける僕のせいで喜んだ
君のために喜んだ僕のせいで

笑った君を愛した僕が笑った
君が愛した僕を笑えなかった
僕のために悲しむ君のせいで
憎んだ僕は好きな君へ怒った

僕のために悲しむ君のせいで
怒った僕へ嫌いな君は焦った
君も憎んだ僕は好かないので
僕も焦った君が涙を流すはず
ならば君へ涙を流すわけだと

モノローグ

卓上に蟻の行列を
真横で観察するような
知人の視角が気に留まる
まるで鼻息も荒く
上滑りする言葉たちを
追いかけられるのだ

たぶん
対重性かも知れない
無益であるならば
歴史の
格式に基づく
文学の固有名詞によって
根本的に細分化された
意味や価値を表し切れない
物事

地道に進む対象は
言語が崩壊する地点へ
知人は意識したかどうか
どんな前例もないわけではない
目を光らせると明白なんだ
今回はバターが厚くて
温度計にも添わない始末の
枯れ葉だった

厳めしく波立つ野芝で
チンパンジーが手を打つ
語彙的にいうと
抵触しても果実は熟れない

方解石

万一の望みを絶たれると自分を社会の
外側に位置付けなくてはならない

つまり虚無の現実的な条件であって
冥土への最も速い道筋といおう

僕が生存できるのは死を社会の内側に
必ず知覚したい限りなんだ

かくて願いも唱えないで消滅してしまう
悲哀とは残酷みたいな体験である

親密

互いに手を取り合うだろう
天使へ翔べっていいながら
僕は宇宙を遊泳したかった

綺麗な貴方がいるのならば
互いに手を取り合うだろう
どんな障害があるとしても
魅了するのは貴方の美徳だ

互いに手を取り合うだろう
頓挫どころか叫喚でさえも
僕は世界を探訪したかった

もしか貴方が素敵になって
出来したまま息を呑んだり

もしか貴方が可憐になって
仕方ないまま念を入れたり

考えようとしなかった僕だ
海の烈しい起伏の光景こそ
互いに手を取り合うだろう
求められはしなかった僕で
鮮烈な風が戦いだ彼岸花も

まるで膨大な星雲のような
金と銀とで綯い交ぜられる
畏ろしい神様の思し召しか
互いに手を取り合うだろう

精華な貴方がいるのならば
平和であるべき楽園として
僕は真理を吹聴したかった

凄絶な貴方がいたのならば
僕は理想を追究したいのだ

どんな困難も乗り越えよう

大聖堂

寝ても覚めても魂が朦朧と
付き纏う悪夢に魘されてた

川を流れ下りて行く
頭の天辺から足の爪先まで
脱力感に見舞われながら
かく息付くだけで

飛び去った妖怪は餓鬼だ
酸漿こそ催促したのか
一陣の風が楕円を取り成し
生半可な趣きを残した

どうも気は確かという
尊重しなくてはならない
人物の痕跡が揉み消されて
嗅いでいた二つの鼻孔に
天和の馨も寒々とするまま
裸身の女神へ悟りたい

土壇場で露呈できても不快
正念場で散漫できても非情
修羅場で変異できても無法

敢然として純真無垢な
生活なら必要不可欠だろう
規則的に遵守させられて
崇拝した心情が嬉しく

永世の社交界へ存命できる

誠実のアレゴリー

天啓を承けて御言葉を告げる
地獄へ墜ちるか天国へ昇れるか
黄泉は主体性として確立される
肉体が滅んでも身体が朽ちても
心魂そのものは存続できたわけだ
絶対的な神を無限に認識しながら
霊界を通過してしまった詩である
恐るべき閻魔と望むべき聖母
どうして別々に進んで行くのか
現世で経験した内情に基づく
各々の本性こそ切り放し得ず
目的となる方向が決定されるので
悪質な人間は許されない地獄へ
良質な人間は称えられる天国へ
なんと悲しい救霊というのか
仲良くなりたかったにも拘わらず
見聞しなくてはならなかった
来世で逸楽を味わいたければ
どんな命も粗末にしないだろう
知識とか物体なんかではない
有限な方法で真正と誤解するな
一切の対象は因果律で産出された
協調的に洞察する器量が宜しい
御言葉を返して天啓を励んだ

激励

どうするかは自信を付けろ
世間に蹂躙されるのならば
実績こそ益すべきであろう
もしや息を詰めなかったか
死神と悪魔が急迫するので
嵐だの稲妻なんかでもなく
皆は廃棄してしまった地平
苦難を乗り切れるかどうか
厳粛な気分で考えてみたい
如実に神様は喜ばしかった
感じる善意が清廉に野花で
誰かしら瞳を閉ざすはずと
まるで月面の風趣のように
恐らく抱懐できた何かしら
言霊へ闇は必ず照り映える
立ち上がって留めた慈愛だ
荒廃した社会が騒然となり
命が尽きても変わりはせず
やはり幸運よりも弱くない
星の光が顕現する美しさを

生の讃歌

味方も同士も持たない
のに
死ぬべきではなかった
どうしても無理である
人類の残虐な仕組みで
僕は社会を表象しない
再び
持ちたいと考えるのが
悲鳴を上げる全員とは
命を込めつつ思い知れ
けど

発揮されなかった力の
君も連帯できなかった

無数の櫂が漕いだ箱船
飛んで行く漆黒の夜空
芋虫は幾許か唸りつつ
平らな砂州へ漂着した
途端に痛切となる極致
訴えたい神聖の合理性
欺かれて騙された皆々
絶望してしまうのかな
滅相もない悪霊がいる
落伍せざるを得ないや
骨肉が支配した乱痴気
毒よりか失望しそうだ
精霊は降臨しない間際
破天荒の麦畑と玄武岩
黙殺された世間の塵埃
意識的な糞尿や閑古鳥
栄養を摂ろうとも虚言
内情も汚された弱体化

再び
与えたいと想えるのは
感謝を告げる味方でも
馬鹿にしたくなかった
だが
許さなくてはならない
知性は幕を引いたのだ
尤も
終焉した体系であれば
事例として嘯くだろう
惨劇を反復するべきと
だが
原理も黎明するならば
慮るのは仮象であろう
析出したがる弁証法で
尤も
意志は堰を切ったのだ
認めたくなるのだった
さて
阿呆にしてはならない
協調を行える同士とも
与えられなかった想い

日日草

僕が死んでも魂は
受け取らせるだろう
弱かった心に生を
純粋である君ならば

霊の熟慮されない
魔性は力を吸い込み
悲しませてしまう

覚めていられる君も
不実ではなかった
少なくとも感知しろ
安らかに眠りたい

頼もしい救世主へ
引き渡されたままで
僕は命を落とすか

ららら

僕たちは繋がる
今風の世の中で
適切に表現した
良識を持ち寄り

180°の地平線
地球上で身構える
0.4%の鳥瞰図
真夜中で身悶えた
√3の直径計算式
意識下で身動きし

幻惑した野原も
同胞と取り合う
潔白な日溜まり
待望の夏が来た

360°の地球
120%の夜
√7の意識
25の火

 *

西瓜を食べつつ
黙り込む君たちは
甘美な味わいで
作った想い出と
一生に渡る
付き合いも考えず

常識だろう
八月の海が暑い
体感したなら
記憶に留めて
匂う潮風も

山は鋭く切り立った
六頭の馬が急いで
生い茂る榛へと
勇壮的な夢物語を
間断なく引き起こす
将来像が鮮明だ
滲む血の二本の傷痕
賛成するべきか
罠の現実性を悟れ

瓜坊

山道に差しかかり
振り返った
背中を撫でた僕を
別れを惜しむような
円な瞳で
まるで不可思議だった
僕を視ている

さっき
突き進んで来て
気付かせられたのは
陳腐だった
急いでしまったが
いいそびれる
言葉へと

可愛い
涙が浮かぶ
解らせたかった
知るべきならば
腹に溜めないで
もしや考えようと
塞ぎ込むよりも
明るいだろう
訊いてなく
想う

心のリズム
情のテンポ
体のビート

嬉しさが気に入る
暫く送って行った
笑う僕へ向かい
歩みもしなくなる
崖の蔭は坂で
入らない僕だった

命取りよりは良いのではないか
どうせギターも爪弾けなかった
僕はパン切れへバターを塗ろう

馴れ馴れしくも分かりたがって
聞き入れるのが思い遣りならば
知らずに君は追い打ちをかけた
四片のフランスパンを頬張って
ジュースはグレープフルーツで

気さくに接するのも苦手ならば
寡黙でいるべきだったのだろう
どうも有頂天になってしまった

デイジーが幾らか咲くとしても
的外れの僕は一人で出て行った
風を切ってサイクリングだった
やはり胸に秘めた叙情を抱えて
君も長らく求めずにいなかった

プラチナ

少年は絶体絶命で
安息を取り繋いだ

だがしかし充分に
泣いてはならない

今ここで愛だけが
ただ生を喜ばせる

遊べる少年が良い
土地で走り回って

ポップ温泉

立ち昇る硫黄の匂いが鼻を打つ
能書きはせずに屁もこかないで
羊歯の蔓延した湿地帯は泡々と
蠢きながら煙も噴き出している

旅館は藁葺きの屋根の佇まいで
心と体を存分に休ませられるか
出迎えもない風情が嬉しかった
羽根を伸ばした鴇が翔び上がり
質素な家々の建ち並んだ九月の
変わり行く山岳の密生した緑へ
空中を広やかに滑り降りる初秋

畳の居間を転びはぐって開けた
窓の向こうには露天風呂がある
かつて地元の動物たちが挙って
傷を治そうと暇を取ろうとした
本能的な領分だったともいうが

なぜか疼く胸へ夜風が揺らした
木の実が流れて来ては回りつつ
立ち籠める湯気へ朧げに重なる

檜造りの建物に背を向けて
脱衣所を出た丸裸の清涼も
岩壁へ凭れて矢庭に寛いだ
思い付く死生観も浸かって
かくも幸いという気持ちの
中身こそ堪える入浴だった

納屋の一角で山羊が紙片を食う
暗い雑木林は微塵も倒壊しない

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