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些細な日常

合わせ鏡は紫の夜明けまで

貴方に愛されて僕も貴方を愛する。互いに互いを照らし出す宇宙のような広大無辺の光の中で触れ合っているのか。眩しいほどに美しい。

僕は貴方に返すだろう、純然と世界の和らぎを。ならば離れて行って欲しかった。本当かどうかを確かめるために僕も貰い受けたんだ。

または知っていたのかしら、貴方としては。フラミンゴが片足立ちで佇めば何も見えなくなりそうな水辺だけど、やはり飛んでもないと恐縮するよりもありがとうと尊重したいと考えるべきだ。

貴方がいてくれて如何にも素晴らしかった。明るい気持ちで息を吸うのにも無理はない。まるで待ち望まれた居心地だ。生活へ申し分ないくらい適する。

  • ブログの投稿者: 結城永人
  • タイトル: 合わせ鏡は紫の夜明けまで
  • 最終更新: 

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