寛ぎを得ながら世界はとても静かだった 結城永人 - 2015年6月1日 (月) 帰り道の歩道橋から町外れの方角を眺めると森が遠くに目立つ。喧騒を離れるような感じがする。町の中心部に近い歩道橋で、一度、反対側を振り向けば直ぐに幾つもの商店や人々の行き交いを目にする。 静かな気分に包まれて詩的にも得るのは寛ぎとしか呼べない 今此処に自分一人だけが存在している。心の確かな手応えに味わわれる世界が好きだ。他に代え難い真実が全てに繰り広げられて行って生き方にも影響を及ぼす。 良い形で日々を知り、空に浮かべると思いは夕暮れの切なさに重なった。 生きる喜びだし、今此処が全てではないか。町並みを潜り抜けても変わらないように祈りたい。永遠と呼べるまで夢のように考えながら生きる喜びが有り難くては目の前の歩道橋の手摺りも優しい佇まいを隠しはしなかった。侘しいほどに引き付けられもしたはずだ。 コメント 新しい投稿 前の投稿
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